Top雑感2013年6月(21日〜30日)

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6月21日 メンタルヘルス
 厚生労働省が2012年に仕事上のストレスで精神疾患を発症し、労災認定された人数を発表。3年連続で過去最高を更新したと発表した。
労災認定の基準を2011年末に改めて、事例を明確にした事が影響したとも考えられている。年齢別では30代が最多で、40代、
20代と続いたようだ。ずっと精神疾患を引きずっているような状態の私には何となく分かる気がする。20代は仕事が始まった
ばかりで、環境の変化についていけずに精神を病む、40代はよく分からないが、30代については社内で明確な差が出始める事であり、
何故アイツが評価されて、自分は評価されないんだ?という悩みが出始める頃になるんだろう。優秀な後輩ができると、下からも
突き上げられて面倒な事になる。発症原因の最多は「仕事内容・量の大きな変化」というのに、私の推測した理由は含まれるのか
という疑問は残るが、選択性の場合はこれに入りそうな気がする。メンタルヘルスは企業の大きな課題になっているが、解決は
難しいだろうな、と思っている。なった人しかその気持ちが分からないからだ。・・・難しい・・・。

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6月22日 雑談力
 こんな力を提唱しているコミュニケーションの専門家がいる。親密なコミュニケーションまで持って行くには、その前に雑談をして
場を温める必要があるが、その雑談をする力が無い人が多いのだ、と。方法は色々とあるのだが、客の少ない時間帯のコンビニで
店員と雑談をする事を推奨しているようだ。まぁ、これはできない人にとっては凄く高いハードルだよな、と思うものの、やはり
雑談力が無い人の多いのも事実。一方的に自分の趣味の話をし続けたり、相手の話題に乗ってみるものの、結局は自分、もしくは
自分の知り合いの方がもっと凄いんだ、という結論に持っていく人というのも、話をしていて楽しいものではない。つい最近、
前者のような人の話を「興味ない」でバッサリと切り捨てるのを見たが、なかなか気持ちよかった。それでも挫けずに話し続けた
切られた人もなかなか凄いが。雑談力、欲しい・・・。話題性には事欠かないと思うのだが、沈黙していても平気なタイプなので
自分から話を始めるという意志が無いのだ。これは何という力なんだろうか・・・。

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6月23日 都議選の影響力
 なんだかんだで帰宅が23時頃になった。何か面白そうなテレビをやっていないかと点けてみると、東京都議選の開票速報を
やっていた。しかも公共放送で。確かに東京都で放送されるのは分かる。隣県でも放送してもいいかもしれない。だが、この
開票速報、どうやら全国放送されているようなのだ。北海道や沖縄で放送されても、どうしていいものやら、という感じでは
ないだろうか。確かに、夏に予定されている参議院選挙の前哨戦という位置づけかもしれないが、開票速報を見ても
仕方ないのではないだろうか。結果だけ分かればいいと思うのは私だけだろうか。そして、都議選は都議選だし、参院選は
参院選で別物と考えるべきなのでは?ところで、23時半頃には残り議席は2だった。相変わらずの開票作業のスピードは
目を見張るものがある。日本人、凄いよ。

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6月24日 喫煙の自由?
 あるリゾートグループでは喫煙者を採用していない旨を発表している。果たしてこれは法的に問題があるのかどうか。
一応、最高裁の判例で企業の経済活動の自由が認められており、喫煙の有無による採用拒否が違法とは考えられないという
のがあるそうだ。ただし、不当な目的があったり、程度が限度を超えていると違法となる可能性はあるのだとか。今回の場合、
理由として、作業効率の低下、喫煙スペースの確保、頻繁に休憩をとることで、非喫煙者との間に不公平感があるから、
というのが挙げられているが、この程度であれば問題無いと考えられるのだとか。喫煙者には喫煙者同士の強力なネットワークが
あり、ある種の連帯感も生まれているようだ。重要な案件が喫煙スペースで話されて決定されるという事もあるのだとか。
吸いたいとは思わないが、それで損をした経験もあるし、それ故に不公平だとは思う。喫煙者は採用しないというのは、
喫煙者が健康面以外で何かと得をする事があるからではないか、と訝っている。こういう閉め出しを、法律違反ではないから
という理由で是とするのは何となく間違っている気はするが、喫煙者と禁煙者では人間関係の深さが違うのは事実。
不公平感は消えないだろう。

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6月25日 体罰?
 最早これは体罰とは呼べないのではないだろうか?兵庫県の中学校のバレー部顧問の問題。レシーブ練習をしていた部員
4人が集中していないとして、球拾いをしていた別の部員に逆立ちを命令。約20分間、逆立ちを続けさせたのだという。
他にも色々と行っていたようだが、この逆立ちが特に問題だと思うので、他は詳しくは書かない。曰く、犠牲になる者を作れば
他の部員が真剣に練習するだろうと考えた、との事だ。自分の所為で他人が傷つくというのはなかなかに堪え難いものがある。
だが、これで犠牲になった人の気持ちを考えた上での行動なのだろうか?自分は何も悪くないのに、一方的に罰を与えられる
というのは、相当にキツイ筈だ。この顧問は27歳という事で、昔気質の根性論の人ではないと思うのだが、どうしてこうなって
しまったのかが分からない。1人を怒れば周りはそれに奮起して真面目にやる筈、という手法は確かにあったが、怒られる人の
同意や、その人へのフォローがあって成り立つものだし、今は通用しない古い手法。それでもそこから抜け出せない人もいる。
体罰も古い手法なのだが、どうしても無くならないし、今回のような間違えた使い方もされる。「相手の事を思って」というのは
言い訳でしかない。「相手がどう思うかを感じて」行動すべきなのではないだろうか。それができれば、理不尽な体罰なんて
起こらないと思うが、どうだろうか。

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6月26日 素材集っぽさ
 急遽、明日のプレゼンに使うらしいスライドを作る事になり、家に仕事を持ち帰る事となった。文字ばかりのスライドを
どうにかしてくれ、という依頼だったので、それっぽい写真を探すべく、Webのフリー素材集を眺めていたのだが、
そこに漂うのは何とも言えない「素材集っぽさ」だった。具体的に言葉にする事はできないのだが、人物は勿論、小物から
町の風景に至るまで、どことなく「素材集っぽい」空気が流れているのだ。フリーだからかもしれないが。安っぽいとか
そういう空気ではなく、まさに「素材集っぽい」としか表現できないのだ。フリーのものに文句を言っても仕方ないのだが、
ちょうどツボにはまるような、いい写真って意外と無いな、と。もうしばらく探してみるが、最後まで見つからなかったら
どうしよう・・・。自分でイラストを描く?ってか、どうしてこういう仕事が回ってくるようになった?

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6月27日 バスの運転台を覗く
 規制緩和でバス会社の競争が激化、結果、旅行会社が企画するバスツアー等での運転手の勤務が激化しているのだという。
旅行会社が無理な日程を詰め込む事もあるし、道路状況にもよるが、遅れていると添乗員が速度計を覗き込んでフレッシャーを
かけるのだとか。中には露骨にスピードを出すように言う人もいるのだとか。私は大型免許を持っているからだろうか、
バスの運転台を覗き込むのは結構好きだ。遅れたからどうこう言うわけではなく、どういう操作をしているのかに興味があるのだ。
高速バスでミラーを確認せずに進路変更して事故りそうになったのを運転台の後ろから見ていた事もある。ミラーを見ない人なので
危ないなぁと思っていた矢先だ。比較的混んだ道で発進の時にエンストしたのも見た時は、2種免許と言えどもミスはあるんだなと
安心したし、40 km/h制限だが見通しの良い直線をキッチリ制限速度で走っているのを見ると感心してしまう。狭い所にねじ込む
操作技術に感動してみたり。プレッシャーをかけるわけではないが、見られるのは嫌なものなのだろうか。少し考え直さないと
いけないかもしれないなと思った。

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6月28日 多分安い
 Suicaの利用データをJR東日本から購入し、利用者の世代、性別、駅周辺での滞在時間等の傾向や時間ごとの変化を分析し、
その情報を売るというサービスを大手メーカーが始める。利用者の氏名などの個人情報は含まれていないという。データは
月1回、10駅分で年間500万円。これってかなり安いんじゃないか?駅周辺に出店したい企業等に情報を売る事を狙っている
ようなのだが、そういう企業にとってこの情報料はかなり安いと思う。どんな客層がどこの駅に集まるのかが分かるのだから。
某レンタルビデオ屋から始まったポイントカードも爆発的な広がりを見せているが、あれもポイントカード利用者の足取りが
掴めることで、顧客に関する膨大な情報が得られるからだと言われている。それだけ情報は大事なのだ。確かにICカード
乗車券の情報を徹底的に集めれば、相当な情報が手に入るだろう。それを分析して提供してくれるという。このサービス、
凄いのだけど、情報化社会を象徴するようなものだと思う。

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6月29日 みずほ銀行のATM停止
 みずほ銀行とみずほCBが合併する。それに合わせたシステム作業の為、今日の午前0時から7月1日午前8時までATMとオンライン
サービスが休止されている。これを忘れていたという人、知らなかったという人が続出、予定の変更を余儀なくされた人もいるようだ。
中にはキャッシング枠を利用するという人もでていたようで、あちこちに影響が出ているようだ。でも、これ、みずほ銀行を
責めるわけにはいかないのではないか、と私は思う。様々な手段で告知はしていたし、全国ニュースでも取り上げられていた。
それだけの事をしていたにも関わらず、「忘れていた」というなら仕方ないかもしれないが「知らなかった」というのは
あまりにも世間の情報に疎くなっているのではないだろうか。昔は大型連休や年末年始にATMが止まるというのは毎年の好例行事
のようなものだったので、止まってもどうにかなるというのは経験的に分かる。ATMが止まる事が無いという生活に慣れた人たちは
意外と大変なのかもしれない。便利な生活に慣れると、元には戻れないという事なんだろう。

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6月30日 電気の値上げ
 沖縄電力を含めた電力10社が7月から電気料金の値上げをする。合わせて都市ガス大手4社も上げるそうだ。電力会社は火力発電への
依存が高まっており、燃料費が増大、電力コストが上がっている為に値上げをするという。原発の無い沖縄電力も上げるのだから、
本当に高くなっているのだろう。さて、7月というと、新しい原発の稼働基準が動き始める。早速審査を申請している原発もあるようだ。
今まで、原発はコストが安いとか、原発が停止した分だけ火力に依存したので燃料費がとか言ってきた電力会社。であれば、原発が
再稼働すれば電気料金の引き下げもあり得るという事なんだろうか?むしろ、そうでないと値上げしてきた理由の説明との
整合性が得られないと思う。東京電力は賠償費用が嵩んで真っ先に値上げしたし、今回も値上げ幅が最大になっている。多くの企業が
苦しい中でやりくりしているというのに、競争相手がいないのと、燃料費を「自動的に」料金に組み込めるシステムのお陰で
企業努力が見られない電力会社。このギャップは永遠に埋まらないのか?

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