Top雑感2013年7月(1日〜10日)

<<Prev. | Next>>

7月1日 軽トラ横転
 1日の深夜に兵庫県で起こった事故。軽トラックが横転し1人が死亡したというもの。問題はこの先、けが人が6人。運転手が1人、
なので残りの5人は荷台に乗っていた事になる。是認が居酒屋の従業員やアルバイトで、閉店後に全員で食事に行く途中だったという。
軽トラなので荷台に座席は無いので、自動車運転過失致死傷容疑の他に道路交通法違反(設備外乗車」の疑いもあるとしている。
さて、ここが法律の微妙な所だ。道路交通法第五十五条では「車両の運転者は、当該車両の乗車のために設備された場所以外の場所に
乗車させ、又は乗車若しくは積載のために設備された場所以外の場所に積載して車両を運転してはならない」としている。つまり
座席以外に座らせてはいけないし、荷台と座席以外に荷物を載せて走るなとしている。だが、ここで但し書きがある。「貨物を
積載しているものにあつては、当該貨物を看守するため必要な最小限度の人員をその荷台に乗車させて運転することができる」と
ある。つまり、荷物を見張るためであれば最低限の人数を荷台に乗せられるのだ。荷台には絶対に乗ってはいけないと思っている人が
多いのだが、微妙な抜け道があったりする。今回のケースが必要最低限かどうかという問題があり、乗り過ぎだとは思うのだが、
1人1人が風で飛びやすい発泡スチロールの箱を持っていたとしたら・・・。考え過ぎだな。乗り過ぎです。

▲Page Top

7月2日 誰が悪いのか
 滋賀県で起こった個人情報の流出事件。女性教諭が担任するクラスの教室に書類を置き忘れたのが発端。生徒がスマートフォンで
写真を撮影、LINEを通じて流した為に個人情報の流出となったのだ。書類の中身はクラスの個人面談の内容で、登校状況や家庭環境も
書かれていたという。さて、この情報流出の責任は誰にあるのか。書類を忘れた教諭に責任が無いとは言わないが、そこだけではないと
思っている。書類の忘れ方にもよるが、堂々と教卓の上に忘れたのであれば仕方ないが、多くの書類が並んでいる中に忘れたので
あれば、盗み見た生徒にも責任があるだろう。見えるようにしてある物は見られても仕方ないと私は考えている。机の引き出しの中とかは
見えない場所だが、机の上は見える場所。仮に見てしまったとして、それをLINEで流すという情報管理の何たるかを分かっていない
生徒にも問題があると思う。面白がって除法を流しただけかもしれないが、それがどんな結果を招くのか、想像力が足りないのでは
ないだろうか。そういう事を教えられる人が育たないままに、情報通信技術が圧倒的な進化を遂げた歪んだ現代の縮図かもしれない。
結局は教諭側が謝罪して回ったようだが、生徒側の責任はどうするんだろうか。お咎め無しでは今後も考えて良くないと思うのだ。

▲Page Top

7月3日 今度はワクチン不足
 風疹のワクチンが不足しそうなのだそうだ。厚生労働省は免疫を持っているかどうか、抗体検査をするように求めている。
元々、今年は大流行。マスコミでも頻繁に取り上げられ、ワクチンを接種するようにあちこちで呼びかけていた筈だ。だが、
ここにきて一転。今のペースで摂取が続けば来月にもワクチンが不足すると見られているのだ。風疹ワクチンの任意接種は
例年で30万人ほどだが、今年は5月、6月で70万人が摂取しているのだという。確かにそれなら足りなくなるな、というのは
分かる。だが、今になって「抗体検査を」と呼びかけてみた所で、既に遅いのではないだろうか。これまで受けた人は
抗体検査無しで受けていたのに、何故私は?という疑問にどう回答するのだろうか?抗体検査の方が半額くらいだから
無駄な出費をしなくていいとでも促すのだろうか。医療機関側にも厳しい要求を突きつけるようで、かなりの強硬策と
言っていいだろう。今更かもしれないが、風疹を押さえ込む方法ってないのだろうか?そして、風疹パニックはいつまで
続くのだろうか?

▲Page Top

7月4日 無投票は政治不信か否か
 先日、新聞で紹介されていた一言が印象的だった。曰く、選挙に行かないのは政治不信ではなく過信だ。誰がやっても生活が壊れない
と思っているのだから。折しも参議院議員選挙の公示日が今日。帰り道で掲示板にポスターが貼ってあるのを見て、その言葉を
思い出していた。私は比例代表以外では必ず白票を投じていた。党首でも無い限りはその人が当選しても意味が無いと考えているからだ。
比例代表は党の意見に賛同できれば党の名前を、どこも駄目だなと思えば白票を投じていた。で、この言葉を思い出して
政治関連のニュースをじっくりと見ていたのだが・・・結局は何処に投票していいのかが分からないままだった。
冒頭の言葉は確かに一理あると思う。だが、同時に、この人達に任せたら大丈夫と思える事が少ないのもまた事実。
誰がやっても一緒とでも言おうか。だったら自分が立候補すればいいと言われそうだが、そんなに簡単ではないのもまた事実
だったりするわけで。あと3週間弱あるからもうしばらく考えてみようと思う。冒頭の言葉を念頭に置いて。

▲Page Top

7月5日 原発最稼働に向けて
 原発の新しい安全基準が施行されるのが8日。そこに合わせて安全審査が申請されることが明らかになった。北海道電力、関西電力、
四国電力、九州電力の4電力会社、5つの原発、原子炉の数にして10となる。審査には半年程度かかると見られるので、最稼働は
年末〜年明けになると考えられている。各電力会社が原発を動かしたいのは分かる。立地自治体も収入が増えるので、動かしたい
というのも理解できる。ただ、こんなにあっさりとクリアできる安全基準で本当に安全なのか?というところに疑問が残る。
新しい基準が発表されたのがいつだったか忘れてしまったが、そんなに古い話ではなかったと思う。それからバタバタと対策をして
簡単に申請できるというのは、どうにもスッキリしない。無駄に基準を厳しくしても仕方ないのだが、そんなに簡単に新基準を
クリアできるなら、その前からやっておけよ、と。安全基準で求められていないからやらないというのは少し違うかなと思っているのだ。
やり過ぎは良くないのだが簡単にできる事であるなら・・・と。今後、審査が認められるかどうかに話の焦点が移っていくのだろうが、
自身があるから審査に出すわけで、認められるのだろう。電気代、下がらないかなぁ・・・。

▲Page Top

7月6日 節電で報奨金?
 今年は数値目標こそ無いものの、相変わらず節電を頑張って下さいというお願いは電力会社から出ている。どうなるかは今後の
気温と世間の動向次第なのだが、関西電力の実験で20%を超える節電効果を生み出した方法がある。実際には電気機器メーカーが
絡んでいたり、自治体が絡んでいたりする実験の結果だ。使用電力を可視化するだけでなく、ピーク時に節電要請をする、さらに
電気料金を上げるという事をしたグループで使用量が減ったそうだ。今年は他の自治体でピーク時の電気料金を上げ、節電した分だけ
報奨金を受け取れる仕組みでの実験もするようだ。結局のところ、お願いベースでは大した効果が見込めないという事だ。何らかの
インセンティブを与えなければ大きな効果が得られないという事例ではないだろうか。元々の電気料金を上げたので、節電してくれ
というのでは効果が小さいのだろう。電力会社が報奨金を払ってくれるとは思えないので、これからもお願いベースなのだろう。
電力会社が与えられるインセンティブは値下げだけなんだろうけど・・・現状を考えると難しいだろう。いつまでお願いベースで
賄っていけるのやら・・・。

▲Page Top

7月7日 スマートテレビ
 大手家電メーカーが販売しているスマートテレビ。テレビの映像を映すのと同時にWebサイトも表示させることができるらしい。
どうやら人の顔を認識してその人の好みに合わせた物を表示させる機能もあるようだ。リモコンも大きなトラックパッドのようで
音声認識をするためのマイクもついているようだ。テレビよりもWebをメインに表示させる事もできるようだ。これに反発したのが
テレビ業界。テレビでのCMを流さないという措置を取っている。メーカー側も仕方なくWeb限定CMとして公開しているようだ。
何というか、どうしてこうなった?という思いが強いのだが、何でもかんでもWebに接続すればいいってものじゃないぞ
というのはよく思う。テレビならテレビだけ見ていればいいし、テレビを見ながらWebってどっちも中途半端になりそうな気がする。
そんなに真面目に見るような番組が今は無いというのもあるが、それにしてもねぇ・・・。CMを流さないテレビ業界もどうかと
思うテレビ業界だって家電メーカーのテレビが売れてくれないと見てもらえないわけだから、仲良くやって欲しいものだ。そもそも
テレビにそんな機能が必要か?という点でも疑問が残るわけだけど。流行るのかなぁ・・・。

▲Page Top

7月8日 自助
 今の内閣官房長官が自身の出身高校で生徒に対して講演をした。その全文は分からないが、「他人は助けてくれない。自分で決断し、
悔いのない人生を送ってほしい」という内容を話したようだ。自身も何かと苦労の多い政治家生活をしていたらしく、その半生を
振り返っての言葉だと記事は綴っていた。確かに高校生くらいではその辺の事は分からないだろうなと思う。本当に厳しい時、
本当に辛い時には誰も手を差し伸べてくれないものだと私も思う。少なくとも自身の経験からそう思う。と同時に、どういう訳か
常に誰かが助けてくれるという星のもとに生まれたんじゃないか、と思える程に恵まれた人がいるのも事実。羨ましいとも
ズルイとも思ってしまう。では果たしてどちらが多いのか。何となくだが、後者、誰かがいつも助けてくれている人の方が多い
ような気がする。それを妬んでも仕方ないので、自分の手の届く範囲の人には助けの手を差し伸べよう、そう思って生活をしている
わけなんだけど・・・損な生活になるんだ、これが。

▲Page Top

7月9日 相づち
 ビジネスシーンでの感じのいい相づちの打ち方が書かれた記事を見た。詳しくは書かないが、その中のシーンとして紹介されていた、
相手の話が興に乗ってきた時の駄目な相づち、『「へえ〜、なるほどですねえ〜」 「ええ、ええ」「はい、はい」「うん、うん、うん」
(と相づちを連発)』というのがあった。これ、見事に実践している人が身近にいて笑いそうになった。「なるほど、なるほど」を
連発するのだ。もう心なんて籠っていないだろ、というくらいの勢いで連発。確かに物の本には、相手の話を促す相づちとして
「なるほど」というのが紹介されていたりする。確かに効果的だとは思う。だが、それを2回ワンセットで連発されると、逆に
おちょくってるのか?という気になるから不思議だ。絶対に「なるほど」とは思っていないだろう、という気になるのだ。そして、
営業の人によくある「なるほどですねぇ〜」というのも気持ち悪い。ですねってなんだ?と。ビジネスシーンではよく分からない言葉が
常套句として定着していたりする。どうにか打破したいと努力しているのだが、1人の力はどうにも弱くて・・・。

▲Page Top

7月10日 電話というもの
 かかってきた時刻は午後6時頃だっただろうか。実家からだった。滅多にかかってくる事がないので、緊急事態かと思い、仕事中
だったが出た。最初は季節の話からだった。そっちは暑いか?こっちは雨ばかりで寒い、と。聞いている時間が勿体なかったので
仕事中である旨を伝え、本題を促した。そして出てきた本題は、ビデオカメラを買おうと思ったらやたら高くて、しかも電気屋は
ほとんど値引きしなかったという内容だった。その時点で切ってやろうかと思った仕事を中断してまで聞く内容ではないからだ。
そう、電話というのは相手の都合を無視して鳴る。だから嫌いなのだ。今回の実家からの電話もこちらの都合を聞く一言はなかった。
時々かかってくるセールスの電話もそうだ。とりあえずセールスの内容を伝えるだけで、こちらの事情を聞く一言があった事はない。
どうしてこうなのかなぁ・・・。会社の内線は比較的その辺りが徹底されていると思うのだが。自分でも気をつけようと思っている。
で、あの電話は結局何だったのか?愚痴を聞いて欲しかっただけなのか、生存確認か。何にしろ、仕事を中断させられるほどの
内容ではなかったのは確かだ。

▲Page Top

<<Prev. | Next>>