Top雑感2013年1月(11日〜20日)

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1月11日 カレンダー記事
 いや、もういいよ、こんな記事。そう思うのだが、どうにも物事の切れ目でこの手の記事を目にする。東日本大震災から1年10ヶ月
だという記事が出ていた。ハンパだ。もう少しで2年なんだから、それまで放っておけばいいのに、どうしても毎月11日には
この手の記事を書かないといけないような雰囲気になっていたりするのが許せない。これは一体いつまで続くのだろうか。
阪神大震災でどれくらい続いたかは全く思い出せないが。亡くなった方を悼む気持ちは分かるが、そろそろ前を向いても
いい時期ではないのだろうか。いつまでも後ろばかり振り返っていても仕方ないだろう。もっとも、その為には復興が進まないと
いけないのだろうが、復興の進み具合の実態は・・・。やっぱり太平洋ベルトの中に入っていない都市について、首都圏は
興味がないのか?

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1月12日 首相官邸のメルマガ
 何となくの惰性で登録解除をしていないのでいまだに届くのだが、全く読んでいない。現政権になって首相官邸がFacebookに
ページを設置。そこに首相がコメントを書き込んでいるのだが、その本文がメールマガジンに載って届くという形になっている
みたいだ。いやぁ、別にそんなの要らないから・・・と思ってしまうのだが。Facebookをやっていない私は更新情報を
手に入れる事はできないのだが、大した内容の無い更新であれば別に要らないし、どうせ当たりのいい事しか書き込まれないだろうし。
首相官邸のメールマガジンが始まったのは小泉内閣だったか。あの頃の勢いは既にメールマガジンにはなく、ましてや
今回のFacebookとの連動で読む所も無くなってしまった。そろそろ継続について考え直す時期に来ているのではないだろうか。
登録者数ではなく、本当に読んでいるかどうかの数を調べてみるべきでは?

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1月13日 高学歴プア
 名だたる大学の大学院を出ても、非正規雇用や無職となる人達が続出しているのだそうだ。大学に残るとしても非常勤などの
任期付きで給料も安い。1〜3年の任期中に次が見つからないと、次に続かないという状態。特に文系の修士や博士で多いらしい。
原因は大学院重点化政策。大学院生を増やしたものの、その後の就職の受け口が無かった事が原因。大学にいると分かるのだが、
大学の教員になれるかどうかは、そのタイミングでポストに空きがあるか、という運の要素が強い。理系修士であれば、企業の
研究職の道があるが、それ以外では学部卒と同じで就労経験が無い、理系博士の場合は研究スタイルが出来上がっているので
企業が望むような人に育てにくいという理由で敬遠される傾向が強い。政府の見通しの甘さの結果と言えるかもしれない。
特に文系については、文系の修士・博士を持っている人を採用したいと思うような企業が無いだろうから、溢れるのは見えていた
と思うのだが・・・。その辺り、イマイチ選挙なのでも話題にならないのだが、どう考えているのかが気になる。私は
運良く就職できたからいい、なんて考えは持っていないわけで。会社なんていつ潰れるか分からないし、実際に研究所を
廃止する会社もいっぱいあるわけで。明日は我が身。

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1月14日 PC故障を予知
 大手家電メーカーが、HDDの故障を最大3ヶ月前に予知する技術を開発した。ユーザーの同意を得て集めた166万台分のHDDの
稼働データを元にして、読み込み速度の変化やエラーの回数など43項目を調べて可能性をはじき出すのだそうだ。故障を予知
できればバックアップを取るなどの対策が事前にできるわけだ。13年度中に企業向けのサービスを始めるとしている。ところで、
この試み、決して新しいものではない。今のHDDでは多くの場合S.M.A.R.T.というシステムに対応している。Self-Monitoring, Analysis
and Reporting Technologyの略で自己診断して数字を弾き出すものだ。出てくる情報は複雑で読み解くには慣れが必要なのだが
今になって家電大手がサービスを始めるようなものではないと思う。勿論、全てのHDDが対応しているわけではないのだが、
これだけのデータを集めているのであればS.M.A.R.T.と同じ物、もしくはその情報を使っているのではないか、という気がする。
何よりも先に、HDDは消耗品だという認識を広める方が先のような気もするが。

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1月15日 進化し過ぎたウォークマン
 ウォークマンというのは商標なので何処のメーカーなのかは書かなくても分かると思うが、あのメーカーが新機種を発表した。
防水の本体はヘッドホンの左右の耳の部分にあり、大きさは従来の30%小型化、重さは29 g。パソコンからケーブルで音楽データを
移して使うのだそうだ。うん、ここまでは確かに凄い。頑張ったと思う。ただ、この商品の使い方の提案に問題がある。「水泳中でも
使えます」というのだ。まぁ確かに、私は遠泳をやらないので分からないのだが、結構危ないんじゃないか?そして、泳ぎながら
そんなに余裕なんてあるのか?私自身は走りながら音楽を聞いていた事もあったが、何かと危ないので止めてしまった。水泳の方が
危険は少なさそうだが、外れた時のリスクが大きすぎる気がする。プールなら拾えるだろうが、オープンウォーターだったら・・・。
「ジョギング中でも使えて、丸洗いできます」くらいの方が良かったのでは?

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1月16日 やっと復旧
 月曜日に大雪になった首都圏だが、雪に対する弱さが見事に露呈した。特に、首都高の問題点が浮き彫りにされた形だ。月曜日から
通行止めになって今朝まで続いていた。いつ解消されたかは分からないが、今日の夜には開通していた。何が問題なのか。
まず大半が高架しているので凍り易いという事。そして、スリップなどをして事故車がでて渋滞した場合、レッカー車などの
緊急車両が通る為の路肩が無いという点。結果、対策を打てないままで状況だけが悪化していくという現象が。通行止めに
なると、多くの車が迂回するので一気に渋滞が悪化するという事も。元々が東京オリンピックに合わせて、急いで作った物。
そろそろ老朽化も進んでいる事だし、分かり易く作り直してもいいのではないだろうか。土地の購入は難しそうだから
結局高架になって、やっぱり凍って・・・だと駄目だから、何か対策を。とりあえず、迷路のように入り組んだ路線を
整理するだけでも渋滞は減るのではないだろうか。

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1月17日 1万円の給付?
 今の所、これは検討されているだけのようだが、消費税が8%に引き上げられる際に、軽減税率の導入が間に合わないので、
年収が一定以下の人を対象に、1人当たり年間1万円超を現金給付するという案があるようだ。3%上がるので、33万円分の
買い物分の増税した消費税分に相当する訳だ。もし、本当にパッと1万円を渡されて他に使わなかったとすれば、の話だが。
線引きとなる年収の具体的な数字については明らかになっていないが、年間の買い物って33万円で収まるのだろうか?
まぁ、普通にスーパーで食材だけを買っているだけなら、節約すればどうにかなるような気がする。1ヶ月1万円なんて生活を
テレビで紹介したりするくらいだから。問題は、それを1年中継続する事、他にお金を使えない事にある。消費税が上がれば、
電気料金、ガス料金も上がるだろうし、公共交通機関だって値上げするだろう。どこかに旅行するとなると、宿泊代も上がる筈。
借家の場合は家賃にだって跳ね返ってくるだろうし。さて、これらまで考えて本当に33万円で収まるだろうか・・・。
検討のままで終わってくれる事を願いたいところだ。国の税収を考えたら、1万円支給の方が増えるだろうけど。

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1月18日 OTC薬のネット販売
 どうもOTCという言葉は医薬関係者にしか広まっていないようだ。医師の処方箋無しで薬局で買える薬の事だ。インターネットでの
通信販売を原則禁止としていた厚生労働省令が無効だという判決が最高裁で出たのは数日前。OTCのネット通販を規制するものが
無くなったので、これで一気に通信販売が広まるな、と思ったのだが、いきなり自民党の議員連盟が新たな規制を検討する
方針を打ち出した。議員立法で薬事法を改正する事も視野に入れているのだそうだ。私も薬剤師の一員、確かに副作用を始めとする
薬害を恐れるのは分かる。だが、このやり方は薬剤師の既得権益を意地でも死守しようとしているようにしか見えない。
利便性を考えればネット通販は当然の流れ。薬害については、所詮OTCだから副作用なんて大した事はない、とは言わない。
が、薬剤師として考えるべきは、どうやったら通販でも安全性を確保できるか、ではないだろうか。対面販売以外で安全性を
確保できないなんて考えは捨てるべきでは?対案が無いのであまり大きな事は書けないが・・・。新たに規制を作り直す
という姿は見苦しい・・・。

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1月19日 今年の不具合は?
 最早、内容よりも、毎年これだけを楽しみにしているのではないか、という噂さえ出そうだ。大学入試センター試験、英語のリスニング
での機械の不良品の割合だ。今年は52万9436人が受験し、プレイヤーの不具合を申し出るなどして再開テストを受けた人が76人。
この人数全てがプレイヤーの不具合だとした場合、0.015%。きっと書いているだろうなと思って、過去のセンター試験の頃の
雑感を引っ掻き回したところ、2011年が0.020%、その前は受験者数は分からないが、不具合を申し出た人の人数が2011年の
約2倍。受験者数は大体一定なのでおそらく割合も2倍くらいだろう。今年は微妙に減った事になる。因に、昨年については
プレイヤーが届いていないという、初期不良率を吹っ飛ばすような事が起こっていた。不良品の割合としてはこの辺りで
下げ止まりかなという印象を受ける。なるべく公平にしたいという事で、ゼロにはしてもらいたいのだが、限界かな、という感じだ。
そもそも、公平と言っても、会場によって違いはあるし、交通機関の乱れで開始時間が影響を受ける事もある。場所によって
室温も違うし、突発的な騒音が発生する事もある。だからこそ、人の手でどうにか出来る部分は頑張って欲しいという意見も
ありそうだが、やはりそれにも限界が。ま、仕方ないかな、と。

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1月20日 ここまで来たか・・・
 センター試験で問題用紙を持ち出すという事件が起こった。社会科の時なので昨日になるのだが、試験開始後30分で退出を
申し出て認められた受験生が、地理歴史、公民の問題冊子を会場となった大学の正門付近で塾講師に渡したというもの。
塾側は模範解答作成の為に依頼とし、金銭的なやりとり、不正流出の意図は無いとしている。が、あまりにも信じられない。
この手の模範解答の発表は、発表元は勿論だが、ある程度早いうちに出すに越した事は無い。そうなると、受験生に頼むのが
一番確実。しかも今回持ち出したのは19際で既卒。もう塾講師に頼まれて、問題冊子を回収する為に受験したと思われても
仕方ないだろう。模範解答を作るにあたり、少しでも時間がある方が有利だからだ。試験中に冊子が持ち出されたのは
初めてという事だ。センター試験も毎年色んな事があるなぁと思うばかりだ。とうとうこんな事件が起こるまでに
なってしまった。次は何が起こるのか・・・。

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