Top雑感2013年2月(21日〜28日)

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2月21日 どういう趣味だ?
 大手化粧品メーカーの子会社に勤務していた女性が、研修会に参加した際、販売ノルマが未達成だったことから、上司から
コスチュームが入った箱を選ばされ着用、しかもその写真を他の研修会で無許可で公開されたそうだ。精神的苦痛を受けたとして
訴訟を起こし、損害賠償の支払い命令が出た。内容自体も凄い事になっているが、この用意された衣装というのが凄い。
ウサギの耳の形をしたヘアバンドと易者の服装だったそうだ。その組み合わせってのはどんな趣味なんだ?と。そしてこの
服装をさせられたのが60代の女性。いよいよもって分からん。60代だというのに何も言えない環境というのもどうかと思う。
年長者だから威張れと言うつもりはないが、分別もあるだろうから、何かしらの方法で回避できそうなものなのに・・・。
パワハラになるのだろうか。契約社員だったようで、正社員よりも下に見る傾向があったのかもしれない。そんなの関係無いのに
と思うのだが・・・。勤務形態よりも仕事ができるかどうかの方が大事だし。日本だから安い賠償で済んだのかもしれない。

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2月22日 SNEP
 フリーターでもニートでもない、新しい概念として提唱されたもの。Solitary Non-Employed Personsとのことで、孤立無業者。
なんでも20才以上59才以下で家族以外との関わりが一切無い無職未婚者の事なのだそうだ。イマイチ流行らなそうなのが
寂しいところだ。因に、ニートはnot in education, employment or trainingで、日本だけの言葉ではなく、世界各地で
使われているようだ。ただし、日本の場合は定義が若干異なるようだが。語源が何だったのかが知られないくらいに
ニートという言葉が定着したのは凄いと思う。同じようにSNIEPが定着するのかどうかは難しいところだ。言葉としての
インパクトがイマイチ弱い気がするし、ニートと概念こそ違うものの、別にニートと同じような状態である事に違いは無く、
敢えて言葉を分ける必要性が薄い気がするのだ。わざわざ言葉を作ったからには何らかの意図があるのだろうが、
その意図が伝わらない限り、言葉としては定着しないのではないだろうか。

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2月23日 CDが売れた?
 この動きの本当に意味するところが分からない。日本レコード協会が発表した2012年の売り上げだ。携帯電話向けの
有料音楽配信は全体では25%減。パソコン向けは43%増だが携帯電話向けが40%減という事でこの結果だ。iTunes Store
の日本人アーティストの拡充とスマートフォンの普及がその理由だろうと推測されているが、おそらくそれは間違いないだろう。
分からないのがCDなどのオーディオレコードの生産額。これが14年振りに前年比増で、音楽ソフトの生産額と有料音楽
配信の売り上げの合計が5年振りにプラスになったというのだ。何故?音楽業界に何か特別魅力的なコンテンツが増えたとも
考えにくいのだが。実際、1年だけ見ても仕方なくて、長い目で見ればずっとマイナスなわけなのだけど。もし、今回の
プラスに何かの意味があるのだとすれば、その理由を解明すれば今後の音楽業界の成長に繋がるかもしれない。
多分、明確な理由なんて無いだろうけど。

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2月24日 二人っ子政策へ?
 中国での一人っ子政策が限界を迎え、緩和しようとする動きが出ている。若い働き手が減り、高齢者が増え続けている事から、
これまでは一部で認められていた第2子の出産の対象を広げようというもの。2015年までに転換する案が有力視されている
と記事は伝えていた。色々と無理じゃないかと叫ばれていたし、策定された30年前の罰金の基準がそのままなので、今となっては
罰金は大した事が無いので普通に二人目を産むとか、色々な噂は聞くのだが、とうとうその限界を認めてしまった形だ。
経済の発展やら少子高齢化やらが日本を上回る速度で進んでいる中国。今回の決定ですっかり日本を追い越したような感じが
する。これから中国がとる対策は、同時にこれからの日本の未来を暗示していると冷静に見守るべきなのかもしれない。

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2月25日 感覚の世界
 WBCの審判の判定で日本が苦労しているようだ。前回、前々回も審判の判定とボールの違いで色々と苦労していたようであり、
今回もその流れ。審判団がアメリカの大リーグ機構所属の審判員が中心であるため、日本のストライクゾーンよりも外に広いと
されている。他にも際どいコースの時に、人によってストライクとしたりしなかったりがあるようだ。この審判のあいまいさに
ついては色々と意見が出ているようだ。何故アメリカが中心になっているのかとかいう意見もあり、サッカーのように利害関係のない
国籍の審判が行うべきだという意見も。こんなにも野球の判定が曖昧なのは、他の競技のように遠くから見て明確にストライクと
ボールを判別できないからだ。結局は近くのアンパイアの感覚頼りなのだ。完全に機械化できるという話も聞いた事があるが、
まぁやらないだろう。他の競技の場合、ほとんどは遠くから見ても判別ができるのだ。結局、野球のアンパイアの感覚に
頼っている以上は、人によって違いがあるとか文句を言ってはいけないと思う。利害関係のある国に有利な判定をする・・・
なんて事をされたらキツイのは確かだが。WBCは、結局のところアメリカが勝ちたいだけの大会だからなぁ・・・。

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2月26日 世界は繋がっていて・・・
 事の発端はイタリアの議会選挙だと言われている。安定政権が見込めないということでニューヨーク株式市場で株価の下落。
ユーロが売られた関係で円高に振れて、それが円/ドルの相場にも影響して円高に傾いた。夜が明けて日本の株式市場が動き出すと
やっぱり暴落。この影響は何日世界を回り続けるだろうか、そしてそれを止める出来事は何だろうか・・・。正解の無い
質問を投げかけても仕方ないのだが、こうやって世界の経済は繋がっていて、互いに互いへ影響を与えているんだなというのが
何となく見えた出来事だった。念のため断っておくが、この手の市場の動きの正確な理由は分からないというのが実際。
ちょうどその時にあった出来事と値動きが論理的に結びつけられるというだけである。本当のところは分からない。
ただ、やっぱり世界の経済は繋がっているっぽい事はよく分かる値動きだった。日本だけで経済対策を頑張っても
仕方ないという事か?

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2月27日 未払い70億円
 東京電力が企業向けの電気料金を値上げしたのは昨年の4月だった。はるか昔の事のように思えたが、意外と最近だった。
一方的に値上げの通知を突きつけた事でニュースになったが、その値上げに同意せずに料金を支払っていない顧客が
1100件程度ある事が判明した。事実上、無契約となるので電気を止める事ができるが、世間の反発を考えてとりあえず
電気を使える状態にしているそうだ。電気代は70億円になるのだとか。いくら企業の電気契約は自由化されているとは言え、
発電量などの問題でほぼ東京電力一択。それで一方的に値上げを突きつけられたのでは不服とする気持ちも分かる。
当時、東京電力の高コスト構造が毎日のようにニュースになっていた事も理由の1つだろう。東京電力側としては
説明を尽くすとしているが、何故契約してもらえないのか、その理由を突き詰める方がいいのではないだろうか。
そこを理解した上でその理由を解消し、説明をするべきではないだろうか。順番が違うんだよなぁ・・・。

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2月28日 今度は本土で
 配備の際にあれだけ問題になり、実際の訓練も事前の協定通りではないという噂が出ているオスプレイ。3月に岩国基地
周辺で訓練飛行を行うのだそうだ。本土での訓練移転は沖縄県が強く求めてきたものであり、政府の発表も沖縄の負担を
減らすという説明だ。こう言っては何だか、結局は好き勝手やられているんだなという感じだ。政府がアメリカ軍の
代わりに国民を説得しているような構図が奇妙に見えるのだが、アメリカ軍の言いなりになるしかない状況だと考えると
かなり合点の行くものとなる。色々と騒がれている割には、今のところ事故が起こっていないのは、幸運なんだろうか。
重力に逆らって空を飛んでいるわけだから、墜落の可能性をゼロにする事はできないが、果たして本当に事故の多い
機体なんだろうかと思ってしまう。他の機体と比べると、ではなく、実際に何回のうち1回の事故なのか、どういう状況なのか
詳しい分析が必要な頃になっているのかもしれない。感情論だけで反発しても仕方ないだろう。

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