Top雑感2013年12月(21日〜31日)

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12月21日 新幹線の自販機
 JR東海が発表したもの。東海道新幹線車内の自動販売機を全廃するというものだ。現在、N700系では2台、700系では6台の自販機
が設置されているのだが、1回の運行で10本程度しか売れていないので設置の意義がないという事なのだろう。撤廃した後の
スペースには無線でインターネット接続できる機器を設置する予定だという。仕事の関係で、一時的によく新幹線に乗っていたのだが
確かに自販機で買った事はないし、買っている人も見た事がない。設置台数が決して多くはないので、買いに行くのも不便。
結果としてホームのキオスクで買ったり、車内販売で買ったりして済ませるというのが実際だろう。そう考えると撤廃も
止むなしといったところか。全車両にあるくらいの設置数なら売り上げも伸びたのかもしれないけど・・・。まぁ必要が無いなら
撤廃していいのではないだろうか。影響は小さいだろうし。鉄道マニアが騒ぐとも思えないし。

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12月22日 戦力になるのか?
 東京電力は、原発事故当時50歳以上だった役職社員を、原則として全員、福島県内での復興事業に投入する方向で検討している
のだそうだ。福島に転勤して、賠償や除染、廃炉などのさぎょうを担当するという。本人の同意の上で役職を解いて4月からの
実施を目指しているのだとか。年間150人程度が対象になると見込んでいるようだ。やっと東京電力が重い腰をあげたか
という気がしないわけでもないのだが、とりあえず実施るようだ。問題はその人選にある。当時で50歳以上の役職者院だ。
確かにあの手の作業にはある程度のベテランの存在は不可欠だろう。ただ、そのベテランがキッチリと現場の作業を
確認できる者で無ければ意味がないと思うのだ。今回、積極的に復興に関わろうという姿勢は評価すべきものだと思うのだが
人選の点でやや疑問が。これで異動させられる人がちょっと可哀相だ。

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12月23日 書店で電子書籍
 国内の書店や電子書店、取次業者など出版関係の13社が共同で電子書籍の販売に乗り出すことにした。書店だけで買える
電子書籍も用意する方針なのだとか。店頭に作品のカードを並べ店頭で決済。購入した人はそのカードに書いてある番号を元に
ダウンロードして読むという仕組みを目指しているのだとか。日本での電子書籍の市場は紙の本の4%ほどだとかで、品揃えが
少ないことが課題になっている。これで本当に普及するのか、やや疑問が残る。新刊は電子書籍で購入してもいいのかもしれないが
自宅にある蔵書はどうやっても減らない。これが解消されるのであれば電子書籍に全部置き換えたいくらいなのだが、なかなか
電子化されないのが実状。文章を検索できる形にならない限りは自炊する気にもなれないし、私が読むような本の新刊は電子版が
出るわけでもない。結局、電子書籍を売り出すのであれば、ほぼ全ての本を電子化すること、値段を相当に低く設定することの
2つが重要なのではないだろうか。紙媒体と同じ〜高い値段設定では誰も買わないと思うのだけど・・・。日本の場合、イマイチ
本気度が感じられないのだ。

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12月24日 チキン
 高知県のスーパーで販売していたクリスマス用のチキンに縫い針が混入していた。総菜売場のチキンで、客がパックに詰めるタイプで
むき出しの状態で陳列されていたという。他のチキンからは見つかっていないそうで、店頭で混入された可能性もあるとして捜査を
行っているようだ。・・・いつからクリスマスにはチキンという風習になったんだ?何だその「クリスマス用チキン」ってのは?
日本人のクリスマス観が分からなくなる。おそらく、チキンは某ファーストフードのCMの影響で、何となくクリスマスには
チキンという刷り込みがなされた結果だろう。何かおかしくないか?別にクリスマスに限るものではないし、そこに結びつける
何かが潜んでいるわけでもない。業界に踊らされた結果の1つがクリスマスチキンなんだろう。パッと思い浮かばないが、
きっと探せば他にも出てくる筈、こういうよく分からない風習。まぁ、クリスマスそのものもそうだけど、バレンタイン、ホワイトデー、
ハロウィン等々、色々と業界に踊らされる日本人。もう少し冷静になってもいいのではないだろうか?

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12月25日 柏崎刈羽 再稼働か
 東京電力が2016年度までに柏崎刈羽原発の全7基を再稼働させる方針を示した。収益を改善させて毎年1500億円程度の経常黒字を
確保するとしている。7基全てを動かした場合は電気料金を下げるし、4基のみ再稼働の場合は電気料金の値下げをしないという
方針らしい。2016年度中に社債の発行を再開して資金繰りを安定させる事も視野に入れているようだ。これ、本当に実現できるのか?
という疑問がどうしても晴れない。福島の現状を見ていると、しょっちゅう汚染水の漏洩が報道されている。そればかり報道されるので
作業が進んでいるのかどうかに疑問を持ちかねない程だが、次々と漏れているのは事実。そんな状況を見て、柏崎の地元住民は
再稼働に納得するのだろうか?という事だ。確かに補助金が入るし、雇用も生まれるだろうが、それらは事故の際のリスクを
補って余りあるほどの物なのかが分からないのだ。リスクは発生した時の被害の大きさと発生確率で議論すべきなのだが、
発生確率は低いが、そのリスクの大きさが計り知れないので難しい。絶対安全と言われていたがそうではない事が明らかになった
ので、今度どうなるのか。結局、東京電力がどうやって地元を説得するのか、そして世論の反発をどうやってかわすのか、
そこにかかっていそうだ。

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12月26日 評価はどうする?
 結構前に話題にあがったものの、そのまま放置されていた気がしていたのだが、今回はどうやら本気のようだ。小中学校で道徳を
教科に格上げしようというものだ。教科になった場合は検定教科書が必要になるほか、評価をする必要もでてくる。実施時期は
2015年度。さすがに一斉に実施とはいかないようで、一部実施を検討しているようだ。教科担任制のある中学校でも学級担任が
授業を行うことを原則とするようだ。中学校では道徳の時間なんて無かった気がするのだが、まぁそこは時代が違うので。だとしても
道徳で点数をつけるというのは難しくないだろうか?教える方も難しいだろうし、評価する側も、大きな問題が無い限りは
最も高い評価をつけるしかないのでは?道徳なんて必ずしも正解があるものではないし、どちらかというと考えるキッカケを与えて
あとはそれぞれが答えを導くものではないだろうか。そのあたりをどうやってテストを作って評価するのか、この後も波乱が
起こりそうだ。本当に教科にできるのだろうか・・・。

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12月27日 プラズマテレビ 普及せず
 日本で唯一、プラズマテレビのパネルを生産していた工場が閉鎖されることになった。工場の社員250人は、転職活動を
することになるようだ。プラズマテレビは売れなかったもんなぁ・・・という思いが頭をよぎる。先日、有機ELテレビの
開発を共同で行っていた2社が共同での事業を中止するという発表があった。有機ELも液晶の次のテレビとして注目を
集めたけど全く流行らなかったもんなぁ・・・と。結局は液晶が一人勝ちだったわけで、その液晶テレビも日本国内企業は
やや怪しい状態になっていたりする。テレビとかって日本の得意分野だった気がするのだけど、いつからこうなってしまったのか。
今は何となく4Kテレビにシフトしようとしている空気を感じるのだが、あれも流行らないだろうなぁ・・・。世間では
もうすでに高画質化を望んでいるとは思えないのだが、どうだろうか。そもそも、番組が面白くないから見たいと思わない
というのもあるのだが。ところでオリンピック特需はあるだろうか?

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12月28日 予想できたのでは?
 京都府八幡市の教育委員会が中学校の学習教材としてニンテンドーDSを導入したが、1〜2年で使わなくなり、今や600台が
ロッカーに眠っているという。文科省の指定を受けて学習指導要領に縛られない研究開発学校としての交付金を受けての購入だが
英単語を書く時に文字を正しく認識しない、生徒同士がチャットを始めるとか、自分のソフトを持ち込んで遊ぶなどの事態が増えたので
すぐに使わなくなったのだという。英単語を正しく認識してくれないのは、ある程度は仕方ないと思うが、チャットや自分のソフトを
持ち込むのはどうだろうかと。というか、教育委員会は、市販の物をそのまま使ったという事なのだろうけど、そこが問題だったのでは?
チャットはDSの本体のみでできるものだし、他のどんなソフトでも動くというのはそういう事なんだろう。それらの機能を
絞らずにそのままの状態で中学生に渡したのだろうから、それは遊ぶだろう。言って聞かせて素直に従うとも思えないので、
もっと根本的な対策が必要なのではないだろうか。今後どうするのかは分からないが。

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12月29日 リニア着工へ
 来年10月の予定なので、まだ先の話ではあるのだが、国交省から認可が得られればその頃に着工の予定なのだそうだ。
2027年に開業予定なので13年にわたる工事となる。それに合わせて、山梨県の実験線で一般向けの乗車体験も始めるという。
かつては無料で行っていたものだが、今回は有料で行い、最高時速500キロを1.5分体験できる見通しだという。東京オリンピックでは
外国人訪問客にも乗ってもらい、高速性と安全性を世界にアピールしたいとしている。確かに、日本の高速鉄道の技術は凄い。
外国のように騒音を出すわけにもいかない環境で高速走行を可能にし、驚く程に正確な時間で運行している。だからって
売れるか?という気がする。車体の問題ではなく、運行システムに依存している部分が多いと思うのだ。車体だけ輸出しても
意味が無い気がする。日本のリニアの規格を国際規格にしようという動きもあるようだが、日本は何かと規格の争いで負ける傾向が
強い。最初だから、という理由では規格としてくれないのが実状。他国が開発した時に有利に立てる材料があるというのだろうか?
将来構想で夢を語るのはいいが、キチンと考えた上でのものなのかどうか、そこが大事だと思う。

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12月30日 新しい個人認証
 ネットの世界では本人確認の方法が常につきまとっている。パスワードでどうにかしているのは今もそうだが、少し前の携帯電話から
指紋認証が入り始め、最新のiPhoneでも導入されている。それを超える個人認証をアイルランドのベンチャーが開発した。Facebook
などのソーシャルメディアの投稿ログから本人の特徴を解析するというものだ。日々増えていく投稿のログを使おうというものだ。
う〜ん・・・考え方としては面白い気もするが、日々の投稿内容を本人が覚えているのかという問題があるし、その手のソーシャル
メディアを使っていない人は個人認証に使えない事になる。そういう点では不十分と考えられるだろう。個人認証はここが難しいのだ。
誰もが利用できる事、他人のなりすまし、複製が困難であり、本人である確率が極めて高い事が要求される。なかなかこれを満足する
認証方法が無いのが実状なのだ。パスワードも複数のサイトで同じ物を使っていると危険だとか言われているが、パスワードだけで
何種類も覚えないといけないというのは正直言って厳しい。指紋や静脈認証は専用の装置が必要なので、なかなか全てに適用する
こともできず・・・。個人認証は意外と難しいのだ。

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12月31日 PCでの色塗り
 今年もなんだかんだで時間がなくて、年賀状の絵は模写に落ち着いた。スケッチブックに鉛筆描きで線画を仕上げて、色鉛筆で
色塗りをしていた。元が水彩画なので完全に再現はできないのだけど、まぁそれなりの仕上がりに。実は今回、線画の時点で
一度スキャンしてPCで色を塗ろうという試みもしてみた。だが、これが実に難しい。全体的にベタッと均一な色を塗るのは
簡単なのだが、微妙な陰影をつけるのが難しい。そう思ってから世間によくあるデジタルで描かれた絵を見てみると、
陰影はカッチリした線で区切られて付いているのがほとんどである事に気付く。どうやら私だけでなく、世間的にそういうもので
あるらしいのだ。滑らかな陰影を付けている人がいるのだけど、そういう人は高い技術を持っていると思われるわけで・・・。
アナログでもギリギリの技量しかない私には難しいようだ。紅白でも見ながら陰影をつける練習でもしてみようかな、と。

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