Top雑感2013年8月(21日〜31日)

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8月21日 原因が判明した
 九州から関東にかけての34都府県に震度4以上の地震が襲うという緊急地震速報の誤報があったのは今月8日。盛大な空振りに
終わったわけだが、その原因が判明し発表された。てっきりもうニュースにはならないだろうと思っていたので、ちょっと
驚いた。原因は海底の地震計ではなく、陸上中継局にあったようだ。それ以上の細かい情報は記事になっていないし、
いざ書かれても分からないだろうから追求はしないが、そういう事だったようだ。原因が分かって何よりだ。原因を
取り除く為か、改修作業を行うようだ。まぁこの手の装置はあちこちを中継すればしただけ不具合が出る可能性が高くなって
いくものだ。そして経路が複雑になればなるほど原因の特定が難しくなる。今回の中継局も5か所の海底地震計のデータを
処理しているようだ。そうなると、他の中継局では同じトラブルは起こらないのかが気になる。例によって詳しい事は分からない
のだけど・・・。いずれにしても、これで緊急地震速報の精度が上がるなら問題ないだろう。

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8月22日 関西電力で逼迫
 関西電力、中部電力、中国電力、四国電力で電力需要が今シーズン最大に達した。特に関西電力は電力需要が想定よりも
高く推移しているとして他の電力会社に電力融通を要請したようだ。一応、関西電力のWebページで使用実績を見ると
14時台に最大の96%という数字を出している。この時が他社へ融通を求めた時間帯なのだろう。さて、この実績を見ると、
ピーク時供給力が2,931万kW、最大電力が2,840万kWとなっていたようだ。その差、91万kW。さて、関西電力と言えば
現在国内で稼働している原発2つを両方とも有しているが、9月2日、15日から定期検査に入る。その2基の供給力は
合計で236万kW。もしも、今日、この2基が動いていなかったら全く足りていなかった事になる。結局はこれからの
気温の推移の問題になるのだろうが、9月に入ってからも暑いままの場合、大規模停電も起こりうる、という事を示している
のだろうか?単純な引き算ではそうなるのだが・・・。さて、どうなる?

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8月23日 タスポ
 本当は未成年者の喫煙を防止する手段として導入されたもの。自販機でタバコを購入する際にはタスポをかざす必要がある。
ところが、中高生へのアンケートの結果、アンケート直前の1ヶ月にタバコを吸った中高生のうち、約半数がタスポで購入した
という結果が出た。タスポの入手先は家族以外と家族からという回答が多かったようだ。一応、タスポは貸し借りが禁じられている。
他人が使わないようになのか、顔写真もついているのだが、自販機で買う場合には何の意味もなさない。所詮はその程度の効果しか
望めないものだったのだろう。対面での年齢確認が厳しくなった関係で、むしろタスポを利用する中高生が増えたのではないだろうか。
そして、何よりも問題なのは、タスポを貸している人に家族が含まれているという点だ。家族だろ?未成年って分かっているんだろ?
まぁキチンと貸したのか、置いてあったのをこっそり持ち出したのかは分からないのだが。未成年者の喫煙対策は今回のアンケートの
結果を考慮して考え直す必要があるのではないだろうか。

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8月24日 本物の人魚姫「像」
 東京スカイツリータウンにあるすみだ水族館で行われたイベント。デンマークの人魚姫の像の誕生100年を祝うイベントで
上半身にボディペイントをしたモデルが扮する人魚姫像が現れるというもの。スカンジナビア政府観光局が開催した
という事だ。記事を見る限りでは結構な数の人が集まっているようだ。本物の人魚姫の像はと言えば、世界三大ガッカリに
数えられるようなもの。そんな風に有名になったのに観光客が絶えないというのは一体何故なのかが気になるほどだ。
どうもこのイベント、世界各国で開かれているようで、日本だけでなく世界中から観光客が集まるというのを
よく分かっているようだ。何となく、最近は水族館に行っていないなぁなんて思っていたので、妙に旅情をそそられた。
スカイツリータウンなんてまだまだ混んでいるだろうから行く気になれないのだけど・・・。そろそろ各地の水族館の
イベントを探してみようかという気になった。因に、世界的にはパリのエッフェル塔の前、ローマのコロッセオの前など
水とは縁もゆかりもないも無いところで行われていたようだ。日本はその辺、よく考えたというべきか、日差しが強いから
屋内にしたのか。

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8月25日 手紙が書けない?
 手紙やハガキの書き方が分からない子供増えているのだそうだ。危機感を覚えた日本郵便が教材や指導書を作ってサポート
してきているようだ。その対象が小学生のみから中学生にまで拡大されたというからなかなか深刻なようだ。年に1回は
書くであろう年賀状も、表書きまでプリンタで行うということで、宛名を書くところが難関であるようだ。これも時代の流れ
と諦めるのも1つだろうけど、小学生までが年賀状でプリンタを使って印刷している事に驚いた。プリントゴッコはあったが、
使わせてもらえなかったし、表も裏も手書きだった。小学生でプリンタで全部印刷というのは甘やかし過ぎではないだろうか。
電子メールの普及で存亡が怪しくなりつつある日本郵便が必死になるのも分かる。しかし、今もって郵便でやりとりする事は
多いわけで。書けないという意味が分からないのだけど・・・。文字さえ書ければどうにでもなるだろう、というのは甘い
のだろうか。わざわざ教える程の物でもないと思うのだけど。現代っ子ってのは分からん。

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8月26日 約50日振り
 秋雨前線が南下している。そのせいで大雨となった地域もあり、土砂災害に注意という発表もされているようだ。秋雨前線の
北側には冷たい空気があるので、前線が南下すると日本全国で見ると気温が下がる。今日、全国での最高気温は33.7 ℃となり
35 ℃以上の猛暑日となった地点が存在しなかった。実に7月4日以来、約50日振りとなるそうだ。実際、今日は外に出てみても
過ごしやすいなという印象を受けた。それでも最高気温は30 ℃近くあったわけで、十分に暑い筈なのに。もうすっかり感覚が
おかしくなってきているなと感じる。地球温暖化なんて安易にくくるつもりはないが、気候が変わってきているのは間違い無い
だろう。気候区分が変わるほどではないものの、天気予報で言うところの「平年」は考え直してもいいのかもしれない。30年前では
気候が違い過ぎるのではないだろうか?

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8月27日 打ち上げ中止
 日本の新型ロケットの打ち上げが予定されていた。ちょうど夏休みという事、種子島ではなく鹿児島県本土からの打ち上げという
事が相まって、見学者が1万人ほど集まったようだ。中には前日からキャンプをして待機している人もいたようだ。が、結局のところ
打ち上げは中止。JAXAの発表では19秒前に姿勢の異常で中止となったが、展望台などではゼロまでカウントダウンがされた
ようで、落胆する人の映像がよく流れていた。分かる人には10秒前でも点火した様子が無いことで分かっていたようだ。何かと
期待されていた今回のイプシロンロケットだが、かなり残念な結果に。最短で3日後には打ち上げ可能とも言われているが、
果たしてどうなるのやら。しかも、姿勢の異常というのも機械の通信のエラーによるもので、実際に測定してみると問題なかった事も
明らかになっている。点検をコンピューターに頼った結果なのかもしれない。まぁ新しい技術ってのは往々にしてこういう物であって。
静かに見守ろうではないか。

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8月28日 こけ女
 「こけじょ」と読むらしい。まぁ記事で勝手につけた名前だろうから、定着しているか、今後定着に向かうのかは分からない。
なんでも「こけし」に魅せられた若い女性の事をそう呼ぶらしい。これまでにも歴史好きの「歴女」、鉄道好きの「鉄子」、
カメラを愛する「カメ子」、飛行機好きの「空美ちゃん」等々、枚挙にいとまがない程に色々と出てきたが、とうとう電動芸能にも
その範囲が広がってきたようだ。・・・だが、ちょっと待て。これら、全て男性の場合には「マニア」とひとくくりにされて
独特の世界を持った、どことなく近づきにくい存在であり、ごく一部の場合を除いてマスコミで扱う事がタブー視されているくらいの
風潮すらあった筈だ。それが女性になった途端にこの扱い。これは差別じゃないのか?差別ではないとしても、同じ趣味を持つ
男性達に失礼ではないだろうか。ところで、そもそもこけしって本当にブームなのか?あまり聞かないけど・・・。

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8月29日 リニア試験走行
 JR東海がリニア中央新幹線の実験線を延長し、営業車両の原型となる車両で本格的な試験走行を始めた。最初は車輪で走行し、
時速140キロから浮上走行に。そのまま時速500キロまで加速したという。車両内はシートベルトもなく、時速500キロで走行中も
通路を歩けたという。一方、外はというと、突風のような衝撃と会話ができないくらいの騒音があったという。予定されているルートの
大半はトンネルなのだが、地上部分も騒音対策として壁で覆うという話もでてきているようだ。私が子供の頃からリニアモーターカーの
話は出ていた。速度は勿論だが、空中に浮いているので音も静かだ、とされていた。だが、実際はこんな有様だ。時速500キロで
空気の壁を切り開いて進むのだ。どうしたって突風は出るだろうし、音だって出るだろう。今になって思えば当然なのだけど、
当時はそこまで考えていなかったな、と。問題はさらにある。トンネルドンとも呼ばれる現象だ。今は新幹線の速度での対策が
とられているが、同じでは時速500キロには対応できない筈。速度を出すポテンシャルがある事は分かった。あとは騒音対策など
周りへの配慮の課題だ。これをクリアしないと実現はできないんだろう。折角のリニアも車窓から風景はずっとトンネルと
コンクリートの壁では寂し過ぎる。

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8月30日 妙にリニア好きは多い
 昨日の試験走行でにわかにニュースになったリニアモーターカー。会社での雑談が異常なほどにその話題だった。イプシロン
ロケットの話は全くと言っていいほど出なかったのに、リニアモーターカーは妙に出た。そして皆一様に多くの情報を持っていた
というのには驚いた。ただし、時速500キロが音速に近い、もしくは超えていると思っている人が多かったのにも驚いた。
音速は秒速340 mくらいなので時速にすると1200キロ程度となる。時速500キロでは半分にも満たないのだが・・・・。
どうも人は速い物になると音速と比べたがる傾向がある。その割に音速が忘れられがちなのに驚くのだが。今日の場合、
音速が時速340キロだと思っている人がいて、リニアモーターカーが音速を超えたと思っている人さえいた。音速がそれだと
秒速95メートル弱。さすがにそれは遅過ぎるだろう・・・。数字だけを覚えてその意味を考えないと、そういう誤解も生まれるのだろう。
で、リニアモーターカーは本当に実現するの?

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8月31日 関東大震災にかける思い
 明日まで含めてここ最近、地震関連の特番が散見される。9月1日が関東大震災のあった日で防災の日とされているからなのだろうけど、
ちょっとやり過ぎじゃないか、くらいの感覚がある。東日本大震災以降、いつ地震が起こってもおかしくないと言われているが
危機意識を煽るのもいい加減にした方がいいのでは?という感覚になっている。かなり危険な状態になっているのは間違いないだろうし、
恐れる事そのものが悪いとは言わないが、無闇に怖がっても仕方ないと思うのだ。東日本大震災直後の日本全体がまさに
その状態だったわけで、何年以内に何処でマグニチュードいくつの地震が起こる確率が●%というのがやたらと紙面を賑わせた
時期があった。最近ではめっきり見なくなったので、あれも一時期の祭みたいなものだったわけだ。正しく恐れるという言葉が
当時は使われたが、まさにその状態を作り出さないといけない。関東大震災の特番を見ても、当時の被害がどれだけ凄かったか
という点が強調されている気がした。危機意識を煽っても仕方ないと思うのだが、どうだろうか。

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