Top雑感2012年5月(1日〜10日)

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5月1日 考える事は一緒
 大型連休の谷間に当たる日。本来であれば会社は普通にある日だし、実際、朝に外の様子を見てみたら、小学生は登校していたし、
バスを待つ社会人も結構な人数がいた。が、私の会社は今日は休み。有給休暇を取得して休みにしてしまう会社員も多い事だろう。
そんな事を思いつつも、わざわざ休みをくっつけた日に献血に行く人はいないだろうと高をくくって献血ルームへ。比較的早い時間に
着いたのだが、予想以上の盛況っぷり。少ないだろうからのんびりできると思った私が甘かったようで、同じように考える人が
結構いたようだ。その人数たるや、普段行く日曜日よりも多いほど。比較的大きな献血ルームに行ったのだが、それでも待ち時間が
発生していた。午前中だけで50人以上が来ていたようだ。何だ?あの盛況っぷりは。何が悲しくてあんなにも人が集まるんだ?
看護師に話を聞くと、確かに多いようだ。今住んでいる県では、平日に献血をすると通常のポイントカードとは別の物にも
ポイントが溜まる。それが目当てで・・・という人がどれくらいいるのかは分からないが、私と同じように、空いているだろうという
読みで来た人がほとんどではないだろうか。みんな考える事は一緒のようだ。

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5月2日 要らんシミュレーション
 大型連休なので、普通ならできない、時間がかかる事をやろうと思い、3DCGソフトを使って流体のシミュレーションをやっていた。
どこまで行ってもシミュレーションであって、決して精度は高くないのだが、何となくでも可視化できれば面白いかなと思っての事。
機械を使ってガリガリと撹拌される様をシミュレートしていたのだが、その撹拌部分の機械が、機械的な強度に耐えられず、
どこかに吹っ飛んでいく事がしばしば。その度に「いや、そんなところまで再現しなくていいから・・・」とげんなりしてしまった。
それでもどうにか調整して、一応はできるようになった。問題はレンダリングした後にどうなっているのか、という事。レンダリング
には時間がかかるので、その間にこの文章を書いているわけだ。どうなるかは数時間後に出る筈だ・・・。要らない部分の
シミュレーションを無くすには・・・やっぱり値が張るソフトを使わないと駄目なんだろうな。

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5月3日 パラメーターの問題
 昨日のシミュレーションの結果、そして今日、ちょっと形を変えての流体シミュレーションを再び行った。レンダリング時間は
9時間〜10時間だったからなかなか凄い事になっている。今日行った方のシミュレーションでは、頭で考えたもの、実際に似た装置で
流体を撹拌した時の動きと比較しても異なるものになっていたのだ。おそらくはパラメーターの組み合わせの問題だと思うのだが、
設定できるパラメーターが多すぎて、どこから手をつけたらいいのかが分からない。シミュレーションは難しい。あまりにも
やり易いパラメーターを設定してしまうと、現実からは離れてしまうし、だからって細かくしていくと計算量が膨大になってしまう。
この折り合いをつけるのが技術者なのだろうが、イマイチその落とし所が見えていない。どうしたらいいものやら。完全にフリーな連休は
まだ数日あるけど・・・。

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5月4日 時間帯別料金試行
 明日には国内で稼働している原子力発電所が全て止まる。政府が色々と恐れていた事態が遂に起こってしまうわけだ。そんな中、
消費者へ節電を促すと言われている電気料金の時間別料金の実証試験を九州電力が始める。13時〜16時のピーク時の料金を
2.5倍に、22時〜翌日8時を6割引とするもの。緊急時にはピーク時は6倍とし、それ以外の時間帯の割引幅を拡充するという
オプション付きだ。おそらく、一定の地域の電気メーターを所謂スマートメーターに変更して行うのだろう。私のような
一人暮らしで、昼間は会社にいるような人にとってはこれほど有り難い料金システムはない。ピーク時にはほとんど家にいないので
電気を使う事が無いからだ。別に導入してもらっても構わない、というのが私としての見解だが、気になるのはトータルとして
電気料金は上がるのかどうか、という点。つまり、このシステムで節電が促進された結果、電力会社の収入が増えるのか減るのか
という事。きっとトータルでは増えるように設定しているんだろうなという気はするが。どっちにしろ、この夏から導入というのは
難しいだろうな・・・。

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5月5日 新東名の実力や如何に
 大型連休もそろそろ終わり。そうなると毎年ニュースになるのがUターンラッシュ。特に高速道路。今年は新東名高速が通り
並走している区間での渋滞がどうなるのかが注目だった。特に今日もずっと見ていたわけではないが、チラチラと観察していた
結果としては、並走している区間での渋滞はほとんど無し。時々SA付近で渋滞を示す表示がされる程度でしかなかった。
が、問題は東名と新東名の合流前後。JCT付近から合流後までで渋滞がずっと起こっていたようだ。そう考えると新東名の
渋滞緩和への貢献度は大きいようだが、全線が開通するまでは同じように渋滞が発生すると考えられる。他にはいつものように
小仏トンネル、大和トンネル、花園IC付近、東京湾アクアラインと、いつも通りのところがいつも通り渋滞していた。
こうなってしまうといつも通りだな、という感じ。とりあえず、新東名の真の実力が発揮される日を待とうと思う。東名から
渋滞が消える日は来るのか?大和トンネル付近を作り直したら早いんじゃないか?という気もしないわけではない。

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5月6日 嵐の情報
 今日の夜のニュースではどこでも放送されていたであろう北関東の突風と落雷、竜巻。何やら雲行きが怪しいなという感覚は
私も持っていた。さすがにあそこまでの被害だとは思わなかったが。問題はその情報の入手先。とりあえずいつものように
高速道路の渋滞情報をチェックしていたのだが、北関東高速道路で何の脈絡も無い規制情報が。調べてみると雨で速度規制という
情報が。そこから東京都下水道局が運営する雨の情報のサイトを見に行くと、極めて局地的で強い雨が降っている事が
示されていた。いかにも発達した積乱雲という降り方で、高速道路が速度規制される程のもの・・・これは怪しい、となるわけだ。
一応、その後で気象庁の降雨レーダーなんかもチェックして、やっぱり激しく降っているんだな、という事を確認。
・・・何故、本来は真っ先にチェックすべき気象庁のサイトが確認なんだ?高速道路情報から無駄な情報まで吸い上げていないか?
どうしてこんな風になってしまったのか、自分でも分からないが、必要以上の情報を本来あり得ない所から得ているようだ。

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5月7日 政権交代
 フランスの大統領選挙が、日本時間の昨日から行われ、今日の未明には現職の敗北が明らかになった。そしてギリシア議会の
総選挙でも連立与党が過半数割れとなり、反緊縮派が勝った。今日だけで2つの国での政権交代のニュースが飛び込んで来た事になる。
数年前、日本でも政権交代が起こった。その時の熱狂ぶりや、何かが変わるかもしれないという期待に満ちあふれた雰囲気は
今でも記憶に新しい。結果は今の日本の状態を見れば分かるだろう。果たして今回の2つの政権交代で国は変わるのだろうか。
市場は敏感に反応して日経平均が大きく下がったり、円高が進んだりしている。だが、本当に何かが変わるのだろうか。日本を
見ていると、結局何も変わらないのではないか、という気がしないわけでもない。今、2つの国では国民が期待に満ちあふれている
のだろうか。2つの国で共通していたのは緊縮策を訴えていた側が負けたという事。そりゃまぁ、国民には受け入れられないよな。
これからどう変わるのか、遠くから見守っていようと思う。

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5月8日 これが正式?
 今年の夏の電力の見通しについて、政府の有識者会議「需給検証委員会」が試算を事務局案として発表した。ニュースを見ていると
話題の関西電力の事しか取り上げられないが、沖縄電力以外の9の電力会社それぞれについてPDFの形で公表されている。昨年は
使用制限がかけられた東京電力では、結局4.5%の余裕があるという発表になっていた。供給力は5771万kW。需要の想定が
5520万kW。ただしここには定着したとされる節電が610万kWほど入っている。2010年ベースであり、夏のピークの電力が
6000万kWだった頃だ。つまり、今年も10%くらいの節電が見込まれているという事だ。去年の節電はやり過ぎだという話がある中、
やっぱり同じくらいの節電を要求されているという訳だ。一応、今回の見込みは有識者なのでそれなりに信頼できると思うのだが、
なんだかなぁ・・・という気がしてしまう。東京がどうにかなってしまえば、地方を切り捨てる可能性さえ考えられる。今年の夏の
節電策について、全くニュースにならないのがその兆候の1つだろう。どうなってしまうのやら。

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5月9日 私だけではなかった
 会社でも休み時間の話題はこの夏の電気だったりする。そんな時に、昨日書いた内容を話してみた。つまり、東京さえ良ければ
関西電力で電気が足りなくても意外とニュースにはならない、という事だ。実際、昨年、東京電力管内では節電の為にコンビニや
街灯の消灯が実施されていたが、何故か中部電力管内でも電気が消されていたのだそうだ。関係ないのに。。。そして、仮に今年
関西電力館内で同じように消灯するような事態が起こったとしても、東京ではきっとそこまでの節電はしないだろう、と。
私も多いに同意するところだし、容易に想像できる。思う所は同じのようだ。結局どうなるのか、それは夏にならないと
分からないわけで。何にしろ、東京中心に物事が進み、東京さえどうにかなれば、他の地域はどうなっても構わないという風潮がある。
震災被災地の復興が進まないのも、1つの象徴だろう。国会で議論している人にとっては、どうでもいい事でしかないのだ。
なんとかならないかなぁ・・・。

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5月10日 瞬電の影響
 首都圏を襲った春の嵐。実は昨日も予報ではそうだったのだが、私のいる辺りは何も無かった。やっぱり積乱雲は範囲が狭いんだな
なんて思っていた。今日も同じように大気が不安定なんて天気予報で言っていたが、関係ないだろうと高をくくっていた。が、昼過ぎから
急に雨が降り出し、あぁ、遠くで雷が鳴っているななんて思ったらいきなり瞬電した。瞬停、瞬断とも。とにかく、一瞬電気が消えたのだ。
1秒程度で電気は戻ったものの、電気機器は全滅。自動的に再起動するもの以外は全部立ち上げ直し。私はまさに実験中で、電気が止まり
排気装置が停止した。通電後も動かず、結構困った。その他、デスクトップパソコンで動かしていた機器については、PCが落ちた
事でトラブル多発。ノートPCはバッテリーで大丈夫だったようだ。そんなすったもんだが会社であり、無駄に疲れて帰宅。家の電気が
点灯していた。一瞬焦ったが、シーリングライトは停電から復旧すると点灯する仕組みだった事を思い出した。PCはACタップのスイッチで
完全に遮断しているので問題無し。ただ、妙にインターネットへの接続の調子が悪い。手元の終端装置は正常に動いていそうなのだが
その先でどうやらトラブルが起こっているらしい。一瞬繋がってもすぐに落ちる。ネットワーク関連機器が近くにあったようだ。
電気が一瞬止まっただけであちこちでトラブルが起こる。安定供給は大事だ、やっぱり。原発を推進するつもりはないけど。

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