Top雑感2012年6月(21日〜30日)

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6月21日 観客を意識したスポーツ
 今度のロンドンオリンピックから、フィールドホッケーのフィールドの色が変わる。今は緑一色だが、内側が青、外がピンクになる。
併せてボールも黄色になる。観客から見易く、テレビ映りもいいからという理由が大きいらしい。見ていると結構面白いので、テレビで
中継があると見ていたりするのだが、別に緑一色で困ったと思った事はない。そんなに細かい所まで見えないからだ。ホッケーが
マイナーなのはテレビで放送されないからで、放送されないのは分かりにくいからとでも考えているのだろうか。ホッケーに限らず
柔道などでもそうなのだが、観客を意識した変更が度々行われる。何故そんなルールの変更をしないといけないのかが分からない。
実際、女子サッカーと女子バドのミニスカート義務化はやり過ぎだとして却下されたわけだが、私にしてみれば、訳の分からない
ルール変更が多すぎる。意図した通りの結果が出なくても、そのままルールの変更だけは残ったりするわけだし、テレビ映りが良ければ
人気が出るというわけでもないし、ルールが分かっている人が見ればキッチリ分かるのでわざわざ見易くする必要は無いし。
新しい人を呼び込めないのは、見ていて分かりにくいからではなく、スポーツそのものの魅力だと思うのだけど・・・・。

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6月22日 独占禁止法
 公正取引委員会がとうとう動いた。東京電力の値上げ騒動に関して、要請が一方的で独占禁止法違反に繋がる恐れがあるとして
東京電力に文書で注意したものだ。ただ、今回は違反を認定したものだとか、疑いがある場合の警告とは違うという。本当は
公表もされないのだが、公益性、社会的関心を踏まえて公表したのだそうだ。「ついに動いたか」というのが大方の予想だろう。
ただし、地域独占が許されている電力会社なので、堂々と「独占禁止法違反」とは切り込めないようだ。だからと言って、
電力会社が特別動きを見せるわけでもなく、いつも通り上辺だけの謝罪をしていたようだ。今回の違反の恐れというのは
優越的地位の乱用になるのだが、これまでやってきた事は優越的地位の乱用ではないのだろうか・・・と思ってしまう。
遡っての処罰はできないのだが、この件についてはちょっと考えて欲しいなぁと。もうすぐ7月。節電要請期間が始まる・・・。

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6月23日 本州でも
 北海道に住んでいると、毎年数回、自動車や列車とクマやシカの衝突事故の報道を耳にする。確かに道東を車で走っていて
キツネやらシカやらを見た事があるので、何かの拍子に道路や線路に飛び出して衝突する事もあるんだろうとは思う。
流石北海道だなぁなんて思っていたのだが、本州でも見事に起こった。秋田新幹線がクマと衝突したというのだ。親子連れの
3頭と衝突、2頭をはね、子グマ1頭を車体に巻き込んだのだとか。分からない人も多いだろうから、補足すると、秋田新幹線は
東北新幹線から分岐した後は在来線の線路と同じ所を走る。勿論、スピードは特急列車並みまでしか出さない。衝突した場所は
秋田県内なので、在来線区間である事は間違い無い。そんな場所でクマと衝突したのだそうだ。まだまだ本州の自然も
捨てたものではないと思うか、秋田がいかに田舎かと残念に思うかは個人に任せるが、秋田県出身の私からしてみれば、あの辺なら
クマが出ても不思議じゃないなという感じの所。事故は残念だが、動物との衝突事故は日本全国で無数に起こっているので
今更声を荒げるのもおかしな話だろう。車体がどれくらいの損傷があったのか、それだけが気になる。

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6月24日 警報の発報
 先日、警報が出てから記者会見で発表するまでに10時間以上かかり、あちこちから批判を受けた大飯原発。その反省からか
今回は最初の警報から2時間半近くで発表したようだ。23日深夜から24日午前にかけて、50万ボルトの送電設備に関しての
警報が26回出たそうだ。監視システムの通信回路の電波が大気の状態で乱れたのが原因で、実際の送電線に異常はない
という事だ。こんな警報の結果まで発表するという事は、自分たちの立ち位置が分かってきたという証拠だろう。世間の注目を
どれだけ集めているか、自覚しているという事だろう。その事そのものは悪くないのだが、ちょっと可哀想な気すらしてしまうが、
仕方ないと言えば仕方ない。いくら実際には異常が無かったとは言っても26回というのは多すぎないだろうか?通信システムを
もう少し堅牢性のあるものにしようとは思わないのだろうか。大気の乱れで警報が出るくらいであれば、これまでも度々警報が
出ていたのでは?と疑ってしまうのはやり過ぎだろうか。

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6月25日 青色光
 どうにも情報だけが先走りしている気がする。最近話題になっているもので、パソコンやスマートフォンで液晶画面を見つめる
機会が増え、その中に含まれる青色の光を長期間浴びる結果、網膜の損傷だとか眼精疲労だとかが起こるという噂が出ている。
まだまだ研究段階であり、明確な因果関係が明らかになっているものではない。にも関わらず、液晶画面から出ている青い光が
悪いらしいという情報が先走り、その光を遮る事を売りにしている眼鏡が売れているのだそうだ。最初は度無しだったのだが、
度付きは勿論、子供用のレンズも開発されているのだとか。こういう「●●が悪影響を与える」という情報は伝わるのが早い。
そこに明確な因果関係が明らかになっていない場合にも、その情報だけが先走って伝わるというのはよくある事だ。それだけに
こういう情報を発する側は注意して欲しいものだ。今の時代は、ブログやらtwitterやらで、情報の伝達速度は爆発的に上がっている。
その事を肝に銘じて発表してほしいものだ。私は・・・普通に浴びてます。

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6月26日 予定調和
 あぁ、消費税の増税法案が衆議院を通ってしまった。まぁこれまでの政治の流れを見ていると、予定調和と言っても問題無いだろう。
通るべくして通ったといったところだろう。ところで気になったのが、政権交代を果たして2009年の衆議院議員選挙のマニフェスト。
当時、民主党は衆議院の任期が切れる4年間は増税の議論すらしませんと宣言していたと思う。そう、思うだけなのだ。今になって
民主党のWebページから当時のマニフェストをダウンロードして穴があく程見てみたのだが、どこにもその文言が無いのだ。
どうやら記者会見で話しただけで、文書としては残っていないようなのだ。う〜ん、「増税しない」と書いてあれば大手を振って
文句が言えるのだが、書かれていないとなると反論は難しい。「あなたの解釈はそうかもしれませんが、私はそういうつもりで
言ったのではない」という究極の逃げ技があるだけに。まぁ、こうなる事は分かっていたわけで。これからどうなってしまうんだろう。
大きな買い物は早めに。。。。

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6月27日 でんき予報
 節電の夏がやってきた。今年は去年と違い、東京電力以外でも需給状況が逼迫しそうだ。それに合わせて、あちこちの電力会社で
でんき予報を行う。とりあえず9電力会社の状況を見てみた。現時点で稼働しているのは、東京電力と九州電力、関西電力、
北海道電力だ。関西電力はハッキリとでんき予報とは表記されていないが、見る事ができる。東北電力はページが残っているものの
メンテナンス中である旨が書かれたページが表示される。出ているページを見てみても、さすがに1年近く続けている東京電力が
一歩抜き出ている感じだ。東京電力は車のスピードメーターのような表記でパーセンテージを表示するのに対し、他は大体電池。
携帯電話の電池残量のようなものと書けば分かり易いだろう。4目盛りなのが携帯電話との違いか。これからあと1週間くらいで
あちこちの電力会社で始まる事だろう。今はどこも同じようなフォーマットになっているが、本格稼働の頃には工夫を凝らした
予報を出してくる会社はないだろうか。ある意味で楽しみだ。

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6月28日 上蔟
 最早読む事さえできない。こんな文字があって、ましてやPCで普通に出てくる事にさえ驚いてしまった。「じょうぞく」と読む。
皇后さまが行ったもので、皇居内の御養蚕所でカイコに繭を作らせるための「簇(まぶし)」という器具に移す作業なのだそうだ。
養蚕所にまで「御」を付ける辺りが流石皇族という感じだが、いちいちこんな作業にまで立派な名前をつけないといけないのだろうか。
7月初旬には繭を取り出す「初繭掻き」という行事もあるのだそうだ。もうここまできたらそっとしておいてあげようよとさえ
思ってしまう。それが皇族というものだと言われるとそうなのかもしれないが、誰の目も気にすることなく、のんびりとしたい時だって
あるのではないだろうか。静養の時期もあるにはあるようだが、それだけで大丈夫なのか?と心配にさえなる。国民に課されている
勤労の義務以上に厳しいのではないだろうか。

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6月29日 ま、そんなもんだろ
 Facebookが振るわない。来月にはNasdaqに上場してから初めての四半期決算を発表するわけだけど、その数字が市場予測を15%ほど
下回りそうだという分析結果が出ているのだそうだ。7−9月期にはさらに予想を裏切る状況が待っていそうだという分析もされている
ようだ。上場直後のあの熱気は何だったのか・・・。そもそも、Facebookは上場する際に必要な書類の中に、5年後はどうなっているか
分からないという内容の事が書かれていたとか。それが1年目から出てきたというだけの話だ。スマートフォンやタブレットでログイン
する人が増える中で、Facebookがどうやって利益を出すのかが不透明という声も聞かれる。多くは広告収入なのだろうが、小さな画面では
広告を入れるといよいよ表示範囲が狭くなるので、広告の効果が薄いという事なんだろうか。Facebookのアカウントさえ持っていない
私にはよく分からない。必要性を感じないからだ。所詮はSNS、あれだけ騒がれたのが異常で、株価が高く付き過ぎただけのこと。
ま、そういう事なんだろうと思って見ている。いつまで上場を維持できるかな?消えるときはひっそりと消えるんだろうけど。

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6月30日 高校入試の新制度
 大阪市長が大阪府内の公立高校の入試について新しい提言をした。中1、中2の成績を現行の内申書制度ではなくテストで評価しよう
というものだ。中1、中2で大阪府内での統一テストを行い、その成績も合否の材料にするというもの。内申書はクラブ活動や
学級活動、生活態度などの評価に使えばいいというものだ。まぁ一介の市長が発言する内容ではないなとは思う。内容については
一発勝負でいいじゃないか、と私は思う。何なら内申書すら無くてもいいのではないか、と。どうせその先、大学入試から就職活動まで
すべてが一発勝負と言ってもいい。本人が実力をその日に最大に発揮できるようにコンディションを作っていくという能力も必要だ。
高校入試に限って、「ずっと頑張ってきたんだから」という言い訳を残す事に疑問を感じる。私が通っていた高校は内申書無しの
一発勝負とさえ言われていた。それでいいじゃないか、と思うのだが。ゆとり教育は撤廃された筈なのだが、こんな制度に「ゆとり」
のような物を残そうとするのは何故なんだろうか・・・。

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