Top雑感2012年2月(21日〜29日)

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2月21日 リアルタイム放射線情報
 文部科学省が福島県内の約2700カ所で計測した空間放射線量の公表を始めた。しかも10分ごとの線量をリアルタイムでだ。
太陽電池で動き、内蔵の携帯電話端末でデータを自動的に文部科学省のサーバーに送り、情報が更新されるというシステムだそうだ。
色々とあって、当初の予定より4ヶ月遅れて稼働にこぎ着けたのだそうだ。で、気になるのは、10分毎に更新しないといけないほど
めまぐるしく線量が変わるのか?という事。早速いくつかの計測点でのトレンドを見てみたのだが、今日から公開という事で、
午前9時までと午後10時以降は調整中でデータが無くなっていたが、それ以外の点は、ほとんど誤差程度のブレしかないのが実状。
わざわざ10分毎に公開する意味はイマイチ感じられない。何故こうなってしまったのか、よく分からない。

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2月22日 良かれと思って
 某居酒屋チェーンの新入社員が2008年6月に入社2ヶ月で自殺、労災認定されたというニュースに関して、主に内部の情報が色々と
出てきた。休日に研修という名のボランティアに参加しレポートの作成をさせる、毎月社長のビデオレターが送られてきて
それに毎回感想を書く等々。真偽は内部に入り込まないと確かめられないが、あながち冗談ではないだろう。「社長」とはあの人の
事だろうが、社長だって良かれと思ってやっている事なのだ。だが、同じような人が会社にもいるので分かるのだが、決して
他の人にとって「良い事」とは限らないのだ。見ているとある程度の年齢以上の人に見られるようだが、自分が良いと思った事は
他の人も当然のように良いと思ってくれる筈、という思い込みで行動している人がいる。その行動に疑問を呈する人を見ると
「あんなに良い事なのにどうして分かってくれないんだろう」と疑問を口にしたりもする。若いなら若気の至りで済まされ、
周りも気にしないのだが、困った事に、それなりに年齢が上なので、会社内でも社会的にもそれなりの地位にある事が多く
周囲が反発できない状態になっている事が多い。時々耳にする「経営者が何を考えているのか分からない」「上司の出す指示の
意味が分からない」というのはこの例だろう。どういう育ち方をするとそうなってしまうのかは分からないのだが、傍から見ていて
そういう人は可哀想にすら見える。他人に自分が良かれと思っている事を強要していないか、常に意識する必要があるだろう。

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2月23日 義務教育の留年
 朝、会社の人に言われてこのニュースを知り、帰宅後に詳しく調べてみた。簡単に内容を書くと、小学校、中学校でも目標の
学力レベルに達しない場合は留年させるべきだとするもの。今、あちこちでお騒がせのあの人の提言である。義務教育で必要なのは
目標レベルに達するまで面倒を見る事だとし、留年は子供のためと指摘しているのだそうだ。世間的には賛否両論のようだ。
賛成する気持ちも分からないではない。年齢と学年を横並びにする必要はどこにもない。大きな問題は、自分の手落ちとはいえ、
1つ下の学年の人と、いきなりクラスメートになるという事実に、小学生や中学生の精神が耐えられるか?という事。子供とは言え、
というか、子供ならではのプライドを持っているのも事実。いきなり留年させられたら、その人は不登校になりかねないし、いじめだって
発生しかねない。もし実施するのであれば、年齢と学年が横並びではない状態を普通にしなくてはいけないという事。留年だけでなく
飛び級だって認めるべきだ。力のある人は上に、そうでない人はしっかりと力を付けるように下に、というのが普通になってこそだろう。
それだけの覚悟があって実施するなら文句は言うまい。ただ単に留年だってアリと主張するなら反対だ。

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2月24日 使わないからだと思う
 偏った統計ではない事を願うばかりだ。日本数学会が実施した大学生数学基本調査の結果がなかなか衝撃的だ。国公立大学から
私立大学まで、48大学、主に入学直後の学生5934人を対称に行った、主に小中学校で習う内容を中心にした問題の調査結果だ。
とりあえず問題を見てみた。線分の3等分の方法は少し考えたが、そこまで難しいものではない。記事の内容で気になったのが
「平均」についての記述。問題は100人の身長の平均が163.5 cmの時、「165.3 cmより高い人と低い人が50人ずついる」
「100人の身長の合計が16350 cm」「身長を10 cmごとに区切ると160 cm以上170 cm未満が最も多い」それぞれの正誤を
判定するというもの。1つ目を正とする人が多かったのだそうだ。高校あたりになると定期テストで、クラス毎の平均点が
先生から発表されて、それよりも上か下かで一喜一憂していた人が多いと思う。しかし、実態はそんなもんなのだ。分かっていないのだ。
大学で統計学を学べば別の物である事は分かるだろうし、それなりの母数が多い場合、分布は正規分布になるだろうから、平均値の
上と下はほぼ同数となるであろうから、感覚としては分からないでもない。しかし、結局のところ、自分で計算する事もないだろうし、
常に上から降ってくる数字という認識なのだろう。それが何を意味するのかではなく、それより上か下かしか気にしなかった、
という事だろう。大学生が悪いのか、役に立たない事をとりあえず教えるという教育が悪いのか、判別は難しいかも。

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2月25日 むくみ
 先日、すでに履き始めて数年経過している靴で、いきなり靴擦れをした。しかも足の指の付け根というレアな部分を。靴が所謂
安全靴で、つま先の保護具がその位置に当たるのが原因だろう。そう言えば、その他の時に履いているスニーカーも妙にキツイし、
今日になって履いたスポーツ用の靴に至っては、そのままでは履けず、紐を緩めたほど。これらの情報を総合して考えると
どうやら足がむくんでいるらしいのだ。こんなになったのは初めてかもしれない。何をしてこうなってしまったのか、というか、
思い当たる原因としては3、4日ほどジョギングをしなかった事なのだけど・・・。歩いたり走ったり、足の筋肉を動かす事で
血液が下半身から上半身に送られるわけだけど、それをしなかったのでむくんでしまった・・・と考えているわけだ。実際、ジョギング
していると途中で靴ひもが緩くなる事があるくらいだ。ほんの数日で?というのが疑問だし、こんな事は今までなかったので
よく分からない。とりあえず、時間を見つけて走るか・・・。

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2月26日 続・むくみ
 やはり昨日からの続報を書いておかねばなるまい。とりあえず、一晩寝て治ったかというと治らなかった。特に足を高くして
寝たというわけでもなく、普通に寝ただけである。もうその程度では治らず、朝一でスニーカーを履いて出かける用事の時には
相変わらずキツかった。その用事から帰ってきた後、午前11時過ぎからジョギングに出た。距離にして20 km。時間だと2時間を
僅かに切るくらい。走っている途中で靴ひもが緩くなるのが分かるほどだった。その後、再び出かける用事があったのでスニーカーを
履いて出たのだが、足が軽く泳ぐくらい余裕があった。確かに朝一とは靴下の厚さが違ったとは言え、それほど大きな違いはないだろう。
足のサイズとして0.5 cmは違うんじゃないか、というくらい。自分でも驚いた。という事で、無事解決・・・でいいのだろうか。
それにしても、こんなにも極端に差が出たのは初めてだ。ジョギングもずっと続けているわけではなく、一時的に走り、その後しばらく
走らない期間があったりするが、こんなになった事はない・・・。一体何故。年齢的な問題で体質が変わってきているのだろうか。
だとしたら色々と考えなくてはいけないのかもしれない。

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2月27日 音声での操作
 NTTドコモが3月1日から始めるサービス。携帯電話に向かって調べたい事や使いたい機能について話しかけると自動で検索したり
機能を呼び出せたりするそうだ。iPhoneが英語、ドイツ語、フランス語で対応しているSiriの日本語版といったところだ。これ、
覚えている人がどれくらいいるか分からないが、かつてパソコンに搭載された。音声で文章を入力できた他、メールの送信や
その他の色々な機能を音声だけでできるようにしたものだ。しかし、程なくして廃れた。私も実際に試してみたことがあるのだが、
その時の経験から理由を推測すると、音声認識の認識力が意外と低いのだ。精度を上げる為に、長い文章を読まされたりするが
それでも結構厳しい感じであった。だったら手で操作する方が早いというのが結論だった。それが今になって復活。おそらく携帯電話の
電話回線を使って巨大なデータベースにアクセスし音声情報を処理する事で認識の精度を上げているのだろう。普及するかどうかは
この認識精度がどの程度のものなのか、どれだけ直感的な指令に的確に応えてくれるのかという点にあると思う。果たして5年後にも
残っている機能だろうか・・・。

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2月28日 事故というもの
 福島第一原発の事故に関して、民間の事故調査委員会がまとめた報告書。その中身は見ていないのだが、夜のニュースで特集が
組まれていたのでそれを見ていた。その中で、ある政治家が言っていた一言が印象的だった。同じ事故は起こらないのだから、
事故対策のマニュアルはある程度の幅を持ったものにしなくてはいけない、というのがその主旨。首相の発言ではない事を
付け加えておく。そう、事故とは往々にしてそういうものだ。何かが起こって、それに対してマニュアルを作っても意味が無い。
全く同じ事故は本当に起こらないからだ。そして、悲しい事に多くの場合は、思いもしない操作やトラブルから事故が起こる。
マニュアルを作ることにどれだけの意味があるのか、個人的には疑問に思ってしまうほどだ。大事なのは、何が起こっているのかを
把握する力と、それへの適切な対処を導き出せる正しい知識と柔軟な発想だ。それをマニュアル化することはできないだろうから
事故対策は難しいのだ。ま、それを理由に原発事故を容認するつもりはないのだけど、事故とはそういうものだ、という認識は
必要なのではないだろうか。

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2月29日 いまだに起こる
 閏日の今日、シャープのブルーレイディスクレコーダーなどで、予約しようとするとエラーが出るというバグが発生していたそうだ。
「HDDの容量が足りない」といったエラーメッセージが出たようだ。実際はそのまま予約されていて録画もされるそうだ。
次回以降の閏日には動揺のバグは起こらないと発表している。どうしてこんなバグが起こってしまったのだろうか?グレゴリオ暦での
閏年の判定は決して難しいものではない。それに、例外がある西暦での下2桁00の年でもないというのに。出てくるメッセージから
考えて、録画予約の終了時刻を正確に認識できず、4年後の2月29日までの予約として計算しているのではないか、という予想が
立つ。実際にどうなってしまうのか、私が使っているのも対象機器だったので試してみたのだが、何のエラーも出なかった。
ソフトウエアのアップデートが行われたのか何なのか・・・。それにしても、いまだにこんなトラブルが起こるのかと驚いてしまう。
閏秒は仕方ないとしても、閏年や予約の時間の計算に一体どんなアルゴリズムを使っているのか・・・。いや、プログラムを組むと
思わぬ所にトラブルが潜んでいるのは事実であり、実際に動かしてみて初めて気付くものだ。しかし、次回以降は起こらないと
されているし、多分、4年前も起こっていない。何故今年だけ?不気味だ。

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