Top雑感2012年2月(11日〜20日)

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2月11日 補助学習費
 学習塾や家庭教師に使う費用を指してこう呼ぶそうだ。文部科学省が行った調査で、この補助学習費について興味深い結果が出た。
年収と子供の学年ごとに補助学習費を調査したところ、小学校と高校での補助学習費の年収による開きが大きく、中学校は比較的
小さいのだそうだ。つまり、家計が苦しくとも中学校に行ったら塾に行くか家庭教師をつけて高校受験に備えようという傾向が
見て取れるのだ。確かに小学校のうちは塾に行っても仕方ないという気はするし、高校に行ったら問題集や参考書は山のように
出ている上に先生を徹底的に利用すればいいという思いはあるので、分からなくはないのだが、本当にそんなに補助学習が必要
なのだろうか。講師としてアルバイトをした以外は特にお世話になっていないし、それで困った事もないので、イマイチその
必要性が分かっていないのだが・・・。塾に行く前に自分でやれるだけの事をやってみるという発想が、今は無くなっている
のではないだろうか。塾に行くのが当然・・・もしそうだとすると、学校の存在意義は?学校の先生にも奮起して貰いたいものだ。

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2月12日 2回目は慣れる
 以前、箱根駅伝の復路を完歩しようとした時に、最終的に低血糖で倒れそうになった。実際に血糖値を測ったわけではないが
出ていた症状と、症状が緩和した行動を考えるとほぼ間違いないだろう。で、今日、再び低血糖状態に陥った。いつも通り
朝食を抜いたままで10時頃から20キロのジョギングをし、戻ってからシャワーを浴びて食材の買い物に出かけた時である。
考えてみれば当然の事なのだが、圧倒的に栄養が足りていない。で、倒れるところまではいかなかったが、症状が出てきたのだ。
さすがに2回目ともなると予想がつくもので、すぐに自販機で飲み物を買って糖分を補給したのだった。こう考えると、
本で得た知識よりも、実体験を伴ったものの方が分かり易いし身に付くものであるようだ。もっとも、何回経験しても
低血糖症状は気持ちいいものではないので、あまり嬉しくはないのだが・・・。さすがに全てを体感することはできないだろうが、
色々な経験をさせた方がいい、というのは紛れも無い事実のようだ。教育という点で。

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2月13日 報道が偏っていて分からん
 実は、昨日の夜あたりから、福島第一原子力発電所2号機の温度変化のニュースをずっと追いかけている。徐々に高い温度を示した
という報道が流れ、昨日の夜の時点で80 ℃を超えていた。今日になって90 ℃を超えたというニュースが流れ、今日の点検後に
400 ℃を超える数字が出たので、ほぼ故障で間違いないだろうという結論になっていた。問題はここから先。「温度計は炉心溶融で
高温にさらされた後、湿度の高い環境に置かれていた」ために故障したという報道があったのだ。これが新聞社が書いたものなのか
東京電力の発表なのかが分からない。温度を測っている熱電対の説明が何となくされているが、熱電対は知っているので、回路が
どう壊れたのか、断線したなら温度が低く出る筈なので、何故高温が出たのか、その辺りの説明をして欲しいのだが出て来ない。
報道内容が温度そのものについてだけであり、より詳しい現象論まで発展していないのが気になるのだ。報道規制なのか
無意味に不安を煽る事を恐れているのか。夜のニュースを見ても詳しく報道されない。正確な情報が一般市民に入らないように
しているような気がしてならない。もっと情報を!

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2月14日 マイナンバー
 かつては「国民総背番号制」なんて呼ばれ、全員に番号を付ける事に対して抵抗のある人から反発が出たのも懐かしい話。
それが「マイナンバー」と名前を変えて国会に提出された。住基ネットの番号を利用することで番号を振ろうというのだ。
背番号制と呼ばれた頃と同じような内容に加え、個人情報の流出について懸念する声が聞こえてきている。どうなるのかが
よく分からないのだが、個人的には賛成。所得の全てを把握されているサラリーマンとしては、あの手この手で所得を隠している
自営業者や農家、国会議員などにどうにも納得がいかないからだ。一般的に10・5・3・1などと揶揄されるあれだ。
もし、キッチリと番号が振られ、それで収入を完全に把握できるようになったとすれば、格差は是正されるのではないだろうか。
今の所、番号を記憶するわけではなく、ICカードの配布を考えているようなので、番号なんて覚えられないと嘆く必要は無い。
勿論、メリットとして出てくるであろう、転入・転出などの役所関連の手続きが圧倒的に楽になるであろう事も挙げておく。
やると分かるのだが、引っ越しの時の手続きは相当に面倒くさい。まぁ、それが最大のメリットになるのだろうが。目標は
2015年1月からのスタートなのだが、法案、通るかな・・・。

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2月15日 コンセントが変わる?
 ソニーが新しい形のコンセントを開発したと発表した。50年以上変わっていないコンセントの形が変わるかもしれないとしている。
電源プラグにICチップを、コンセント側にはデータの読み取り機を組み込んで、誰がどれだけ使ったかを追跡できるようにした
らしい。公共の場に設けた電気自動車の充電スタンド等に活用できるのではないか、とされている。家庭でも電気製品の使用状況を
チェックしたりできるそうだ。技術的には機器へのワイヤレスでの給電も可能なのだとか。記事には写真も掲載されており、
今よりも大きな円柱のプラグと2つの丸い穴の空いたコンセントが設置されているアクリル板が出ていた。これが見た目なのだろう。
ところで、そんな機能要るか?節電ブームだったかもしれないが、どことなくその意識は薄れてきているし、特に家庭の中で
わざわざ使用者を特定する必要なんてあるのか?まぁ充電スタンドは必要かもしれないが、そこだけでいいんじゃないか?
コンセントの形状と電圧は世界各国で異なっているので、全世界で統一した形、電圧にする方が先じゃないか?イマイチ利点が
分からないコンセントだ。

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2月16日 サラリーマン川柳
 今年もこの季節が来た。サラリーマン川柳の100句が公開された。この中から投票によってベストが選ばれる。で、今回も
眺めてみた。時代を反映する物が多いので、震災関連のものが数句、今年ブレイクした有名子役や、大ヒットドラマをネタに
したものが数句、韓流関連のものも数句、twitterをネタにしたものもチラホラと。省エネや節電、なでしこジャパンというのも
見受けられた。あとは時代に流されずに、いつの時代でも通用しそうなもの。まぁいつも通りと言えばいつも通りなのだが、
気になったものを数句。「今やります どれだけ待ったら 今になる?」「エコ給与 ハイブリッドな 仕事量」
「忙しい それでも集まる 喫煙所」「管理職 仕事ふやすの 得意です」。まぁ、なんと言うか、それなりの大きさ以上の
会社に勤めている人であれば分かる事だらけだろう。こうやって挙げてみると、どうやら私は流行ものというのが、あまり好きでは
ないらしい。毎年の事ながら、上手く詠むよなぁ、と感心してしまう。誰もが思い当たる事をネタにしているのが長続きの秘訣
なのだろう。最優秀作の発表を待つことにする。

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2月17日 snail mail
 どうやら英語圏で使われ始めている言葉のようだ。snailはカタツムリの事。送信後、世界中どこであっても即座に届く
電子メールに対して、昔ながらの紙に書いた手紙の事をこう呼ぶそうだ。名前の由来は想像の通り、ゆっくりと届くからだ。
どのくらい使われているのか大手検索エンジンで検索してみると800万件以上がヒットする。英語のWikipediaさえヒットする
というのだからなかなかのもの。検索候補には「とは」や「意味」が付いたものが出てくる事から、一般に使われていて、
それを目にした日本人が意味が分からず検索エンジンで調べている事が想像できる。確かに今や電子メールが普通に使われ
情報のやりとりが瞬時に行われるようになってしまっている。果たして本当にそんな即時性が求められているのだろうか?
携帯電話を開いて見る事なんて、1日に数回、それ以外は目につかないところに放置している私だが、それでも特に困った事は
起こらない。snail mailという言葉には「遅い」という事を暗に批判しているような雰囲気を感じるわけだが、それでも十分
なのではないか?と思っている。本当に即時性が重要な情報なんて、1割も無いと思うのだが・・・。

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2月18日 避難訓練
 横浜市営地下鉄で避難訓練が行われた。地下22メートルで直下型地震が発生、列車を急停止させたが、その後大津波警報が
発報されたという想定。乗客を列車内からトンネルへと誘導、そのまま600メートルほど歩いて避難するというもの。
さすがに営業中はできないので、営業終了後の深夜、交通局の職員が乗客役になっての実施。これまでは津波用のマニュアルが
無いという事で今回の訓練に至ったようだ。参加者のコメントにもあるのだが、いつ津波が来るかどうか分からない状態で
閉じ込められ、その後トンネル内を避難するというのは、なかなかに恐ろしい物だろう。今回は訓練だが、実際の場合は
より多くの人を避難誘導する事になる。果たして乗客は冷静でいられるだろうか。誰かがパニックになった場合、
そのパニックが伝染してしまう事もあるわけだし・・・。そんな事まで想定してはいられないだろうからいいのだが、
これもまた訓練の為の訓練で終わらない事を願う。震災の時に多くの場所の避難訓練がそうであった事が露呈し、
あちこちで改善策が模索された。そろそろ記憶が風化しつつあるこの頃、本当に役に立つマニュアルを作れるかが課題だろう。

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2月19日 ケーブルテレビ
 住んでいるアパートのオーナーさんの好意により、全戸にケーブルテレビが導入された。その宅内工事が今日あった。工事と
言っても、壁にある端子を確認し、セットトップボックスを設置、テレビやレコーダーとの配線を行い、チャンネル等の
設定をするというものでしかないが。色々と説明を受けてパンフレットも置いていってくれたのだが、これが実に困った。
今までは地上波だけだったのだが、それがBSとCSも含めて一気にチャンネルが増えたのだ。結果として、どうしていいのか
分からない状態になっている。テレビのような番組表があるわけでもないので、見なければ見なくてもいいか・・・という
いい加減な感じになってしまっている。今までは無くても困らなかったのだから・・・。そのうち何かを見てみようとは
思っているがどこから手を付けていいものやら。じっくりと時間をかけて開発しようと思っている。

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2月20日 オール電化
 東京電力管内ではオール電化の導入に関するキャンペーンを全く見なくなった。そんな中、住宅生産振興財団住宅展示場協議会という
舌を噛みそうな名前の協議会が、総合住宅展示場の来場者を対象にアンケートを実施し、震災による住宅計画意識の変化を調べた。
それによると、オール電化住宅への導入意欲が強くなったという人が31.9%、変わらないが40.9%、弱くなったが27.2%と大きく
分かれた形になったそうだ。よく分からないのが、強くなったという人。勿論、どこの地域の人なのかは分からないが、計画停電で
痛い目にあった人であれば分かると思うが、ライフラインが1つに絞られた場合、想定外の事態には圧倒的に弱くなる。オール電化の
場合、停電になると一気に何もできなくなるのだ。ガスが通っていれば料理くらいはできるが、それすらもできない。お湯を沸かす事
さえできないのだ。何故オール電化にしよう思うのだろうか・・・。記事ではそこまで伝えていないので分からないが、この理由を
是非とも聞いてみたい。

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