Top雑感2012年12月(11日〜20日)

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12月11日 立場の違い
 昨日発表されて、ネタにもした原発の真下を通る断層の話。一晩明けて新聞を見ると、あちこちでの反応が出ているのだが、その中で
立地している敦賀市長の言葉が印象的だ。「可能性があるとか、否定できないという話だ」として再稼働の可能性を模索している。
「明確にクロだと証明されない限りは『疑わしきは罰せず』だ」としている。立地自治体としては基幹産業であり、多くの雇用を
生み出しているので、止まってもらっては困るという事だろう。よく分かる。まさに立場によって意見が変わるというものだろう。
全国の原発の安全の責任を取るという立場では、確実に安全ではない限りは許可できないとなるし、地元の人の雇用や産業を
任される立場としては疑わしきは罰せずという意見になるだろう。判断は難しい。そこをバシッと決めるのが政治家の役割
なのだろうが・・・。今は選挙に一生懸命。

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12月12日 踊らされたな
 昨日までの報道では、北朝鮮が発射すると宣言していたミサイルだかロケットだかは、技術的なトラブルから発射予告期間を延期、
昨日の時点では解体が始まっているとさえ伝えられていた。が、今日になって発射された。この辺りの情報、ほとんどが韓国の
報道機関からもたらされたもののようだ。その韓国はというと、アメリカの衛星画像や通信の傍受の情報から得られたもののようだ。
どうやら情報に踊らされたようだ。この情報操作、北朝鮮が行ったものなのか、アメリカの発表によるものなのか定かではないが、
日本も韓国も、ひょっとしたらアメリカも情報に踊らされる形になった。どうもアメリカの動きを見ると北朝鮮が情報操作をしたようだ。
そう考えると、ある意味で北朝鮮は凄いと思う。発射自体は許されるものではないが。ところで、着弾点はどこだったんだ?本当に
大気圏外に衛星を投入したなんてことは無いんだろうな・・・。

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12月13日 特別多い気がする
 先日の天井崩落で全国のトンネルの緊急点検が行われている。そんな中、事故が起こった笹子トンネル、その事故が起こらなかった
下り側で不具合が670か所見つかったのだそうだ。ボルトが抜けたり、腐食していたりといったもの。全1万2002か所のうち、ボルトの
不具合が642か所、土台の損傷やコンクリートのヒビで合計670か所。吊り天井を撤去して対面通行で復旧させようとしているのだが、
これがマイナスに働かなければいいのだが・・・。ところで、他のトンネルでも実際に不具合は見つかっている。金具が変形していたり
断裂していたり。だが、1つのトンネルでこの数は他と比べて圧倒的に多く、異常とも言える。全体が吊り天井になっていないので
ボルトの母数が違うという話もありそうだが、それにしたって5.5%というのは多いのではないだろうか。逆に、何故笹子トンネルで
多いのか、その理由が分かれば対策を立てられるのではないだろうか。危ないとか、とんでもない事だで終わらせるのではなく、
何らかの情報を取り出して次に生かして欲しいと思う。

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12月14日 流星を撮る
 昨日の夜がふたご座流星群のピーク。しかも新月という事で、月明かりもなく観測に最適。そして関東地方は雲も無く
まさに絶好の観測日和。と言う事で、ふたご座が天頂付近まで上がるのを待って、カメラと三脚を持って比較的空が暗い
近くの公園へ出かけた。空を見ていると、大体1分に1個くらいだろうか、流れ星が流れた。流星群のピークとは言っても
こんなもんらしい。で、写真だがさらに難しい。長時間露光をするわけだが、普通の星はそれで写るが、一瞬の流れ星は
明るさが足りずに写らないのだ。だからってシャッタースピードを上げると、流れ星が流れる瞬間に開いている可能性が
低くなる。という事の葛藤。結局、約1時間、50枚ほど撮ったが、流れ星を撮影できたのは、たった2枚。厳しい。世間で
見られる流れ星の写真が、明るさを無理矢理持ち上げたザラッとした写真だったり、テレビの撮影に高感度カメラを
使ったりしている理由が分かった気がする。また1つ勉強した。

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12月15日 イルミネーション
 今年も全国各地でイルミネーションが実施されている。今年はまだ行っていないが、去年は何カ所か撮影に行ったりもした。
今年の様子もテレビのニュース等で目にする。「昔の電球と違い、今はLEDを使っているので省電力で・・・」なんて話も
よく耳にするし、どこを見ても流行のように青色LEDを使っている。で、撮影する側からして思う。青色LEDは写真映えが
しない。そもそもの電球1つ1つの光量が小さいので撮影が大変な上に、全体的にどうしても暗く写ってしまうのだ。
その点、ピンク色のLEDを使って桜並木を再現したものはまだ写真映えがした。流行のように青色LEDを使っているわけだけど
イマイチその良さが分からない人の1人なのだ。寒い時期に寒色系のイルミネーションをやってどうするのか、と。子供の頃の
クリスマスツリーの電飾は赤やオレンジといった暖色系が多かったと思うのだけれど・・・。で、今年だけど、どこにも撮りに
行かないかも。写真映えがしないのと、意外と入場料が高いのと・・・。

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12月16日 アナログ電波時計
 そう呼んでいいのかどうか分からないが、世の中にはそんな物がある。電波時計は基本的にデジタルなのだが、そのデジタルの
時刻を受けて針の位置を調整、クオーツを使って時間を刻んで針を進めるというもの。目覚まし時計から腕時計までその方式は
普通にある。さて、そんな時計の電池が切れかかった時、何が起こるのか?実は私が使っている目覚まし時計がその方式で
まさに電池が切れかかっていた。起こる事の結論としては「針だけが遅れる」というものだった。デジタル部分は正常な時刻を
刻み続けるのでアラームが鳴る時刻などは正常なのだが、針の位置は変な所を指し示しているという状態。実は、最初は
壊れたのかと思った。5、6年は使っていて、毎朝のように私から激しく叩かれているので、そんな事があってもおかしくは
ないかな、と。電波を受信する度に針の位置を調整し直すと思っていたので、遅れ幅がどんどん大きくなっていく原因は故障かと。
で、電池を入れ替えてみたら正常に動くようになったのだ。針の調整はそれほど頻繁には行われていないらしい。

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12月17日 一夜明けて
 昨日が衆議院議員の総選挙。結果はまぁいいとして、会社での話題が面白い。色々な人が色々な見方で選挙の結果や
選挙特番を見ているのだ。色々な人間関係を調べて、誰それの一派は全国的に負けているなんて分析をしている人もいれば
特番をザッピングして見ている人、まるっきり気にせず、自分の選挙区で誰が当選したかも知らない人などなど。
例を挙げればキリがない感じ。色々とあるものだなぁ、と。で、投票率が戦後最低だったそうだ。これ、まぁ色々な理由が
あるのだろうが、手っ取り早く上げる1つの方法は電子投票ではないだろうか。コンビニで投票できるようにすればいい
と言っていた人もいたが、そこまでやらないでも、全国民にIDを配布して電子投票を可能にすればいいのだ。むしろ
何故やらないのか・・・。公職選挙法の改正から手をつけるべきでは?

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12月18日 やっとか・・・
 交通系ICカードの相互利用が来年3月末から始まる。Suica、TOICA、ICOCA、SUGOCA、PASMO等々合計10種類のカードで
相互利用が可能になるのだそうだ。今の所、JRグループ間や同じ地域内に限られているが、これを全国に拡大するのだそうだ。
ニュースサイトでの情報だけなのでハッキリしていないのが、地域を跨いでの利用がどうなるかだ。そして、いまだにICカードが
導入されていない東北地方などに導入する予定があるのかといった点もイマイチ分からない。だが、この相互利用は喜ばしい事
だと思う。むしろ、何故今までバラバラだったのか、という方が問題になりそうだ。利用者の利便性を考えずに制度だけが
ひた走った結果と言えるかもしれない。次は全国にICカードを広める事だな。

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12月19日 強い調子に
 かれこれ2週間くらい前になる。7日に津波警報まで出た地震の際に、NHKが強い調子で避難を呼びかけた事が話題になっている。
その中で「東日本大震災を思い出して下さい」という表現が議論を呼んでいる。当時を思い出して辛いという声もあれば、命を守る
事を最優先にしているのが伝わったと肯定的な意見もあるようだ。実際、あの時、地震があった時は会社にいたのだが、帰宅後も
津波警報は出たままで、NHKでは画面に赤地に白で「津波!避難!!」だったか、そんな感じの簡潔で強いメッセージが大きく出ていた
のをよく覚えている。他にも色々と強い表現はあったようだ。個人的な意見としては肯定的だ。忘れかけている今だからこそ
逆に強く響くのではないか、という気もする。それに、当時と比較して揺れが弱かっただけに、大した事はない、と判断する
人がいてもおかしくない。いざ津波が来たら、そんな甘い状態ではなく、圧倒的な破壊力を見せつけられているだけに効果が
あるのではないか、と。いつまでも地震の悲しみだけを引きずっていては駄目なんじゃないか?

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12月20日 表現が微妙
 青森県の東通原発の敷地内にある断層が活断層だという判断が下された。原子力規制委員会が外部の専門家4人を交えた評価
会合でそのような決定を下した。耐震安全性の見直しを迫られ、再稼働は当面厳しい事になりそうだ。ただ、例によって
その表現が直接敵ではない。「活断層ではないという(東北電力の)主張は到底受け入れ難いというのが委員の共通認識」
というものであるようだ。なんだかなぁ・・・と。どうしても「活断層だ」と断定はしないようなのだ。いや、分からないではない。
科学の分野ではそんな事はよくある事だから。ただ、今回のような国家規模での強い権限を持った委員会が、解釈に微妙な余地を
残すような表現で良いのだろうか、という気がするのだ。誰がどう読んでも他に解釈の方法が無いような表現をすべきではないか、と。
で、活断層の再調査は今の所2分の2で活断層だとされているわけだけど、他の原発はどうなの?

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