Top雑感2012年8月(21日〜31日)

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8月21日 結局電気は・・・
 まだまだ残暑は厳しいのだが、夏の電力需要のピークは過ぎたと考えられている。気になるのは果たして電気はどうだったのか、
という事。7月と8月19日までのピーク時電力と供給できる最大電力を比較したグラフが発表された。その結果、全ての電力会社で
足りてしまったいた。関西電力は大飯原発再稼働前では数字上は足りていないのだが、周辺の電力会社からの融通で賄えた
とする意見もある。そういう事だったのだ。結局、なんだかんだで、節電は市民に定着してしまったようで、足りてしまったのだ。
私個人的には、節電の定着分はそれほど大きくないと読んでいたのだが、見事に外れた。東京電力管内での7月の電力販売量は、
前年比、つまりあれだけ節電が叫ばれた昨年よりも6.5%も減っているのだそうだ。家庭向けに至っては14.5%。こんなにも
減るとは思いもしなかった。これでまた、原発の議論は新たな局面を迎える事になるだろう。

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8月22日 会談の結果は?
 毎週金曜日に首相官邸前で原発再稼働反対の運動を続けている市民団体と首相が会談した。まぁ予想通りだが、平行線のままで
終わったようだ。しかもその時間はたった30分だとか。官房長官はその後の記者会見で、市民団体とはこれ以上の会談はしない
とも取れる発言をしている。短すぎないか?これでは「とりあえず場を作っただけ」と取られても文句は言えないのではないだろうか。
そして相変わらず、相手の意見を聞いた上で参考にするとか、改めて考えるとかではなく、自分の言いたい事を言って終わるという
形をとったようだ。これまでと同様に「キチンと説明したので理解してもらえたと思う」と発言しているのと変わっていない。
改めて書くまでもなく、議論になっていないのだ。言いたい事を言わせて、自分が言いたい事を言って終了。そこに討論だとか
議論というものは全く無いのだ。まぁ、国のトップの方針がフラフラしていては駄目だと思うが、あまりにも乱暴ではないか。
必要なのであれば、必要だとする根拠を示さないと誰も納得してくれないのだ。そこが欠けているというのに・・・。
支持率は回復しないままに解散かな?

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8月23日 子供のケンカか?
 日本の首相が韓国の大統領に送った親書が、受け取られずに返送された。それを持ってきた韓国大使館職員が、今度は日本の外務省が
正門からの立ち入りを認めず、結局敷地に入る事さえできないままに引き返したのだそうだ。送り返す方も送り返す方だが、
日本の外務省もひどいものだ。板挟みにされた大使館職員が可哀想にさえ思われる。どうしたらいいの?という感じだろう。
帰りがけに郵便局に寄って、速達書留で送ろうとするくらいの事を見せてくれたら面白かったのだろうが、そのまま大使館に
帰ったようだ。この日本と韓国の態度、お互い大人になろうよ・・・と言いたくなってしまう。こういう事には毅然とした態度で
臨むのが相応しいのかもしれないが、あまりにも子供っぽい。いや、本当にどっちもどっちだと思う。このまま歩み寄れない状態で
しばらくいくんだろうなと。妥協したら負け、そんな雰囲気が漂っている。

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8月24日 どうもうまくいかない
 色々あって、早めに仕事を切り上げて退社した。空を見上げると、雲が地平線付近の低い所に見えるくらいで、天頂部付近は
スッキリと晴れていた。時間も時間だから、そこから車を飛ばせば、丁度いいくらいの時間に星見のスポットに着けると思い、
早速向かってみた。ちょっとした山の上なのだが、近づくに連れて、空には雲が出てきて、次第に霧も。おそらくは
低い雲の中に入ったのだと思う・・・。ちょっと降りてみたのだけど、一面の霧でかなり怖い状態。全く見えないのでそのまま
帰宅する事にした。実は、少し前にも同じような事があったのだ。行ってみたけど全く駄目で帰宅というもの。何とか
ならないものだろうか。自然を相手にしているとは言っても、ついていなさすぎる。今狙っているスポット、諦めた方がいいのかな・・・。

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8月25日 終わって2週間
 個人的にはもうそんなに経ったのか、という感じだが、ロンドンオリンピックが終わってそれくらい経ったらしい。そんな中で
とある記事で、「もうこれ以上オリンピック選手がテレビでいじられる姿を見たくない」という主旨の記事を見た。テレビで
される質問も何を聞きたいのか分からないし、答える側も苦笑い。訳の分からないアンケートを町中で取って、その結果の発表。
何がしたいのか?という内容だった。確かにもういいだろうという気がする。だが、同時に思うのは、今回のオリンピックのような
注目を集める場で活躍し、有名になると、あちこちから利用される事になる、という事。分かり易いテレビの例では視聴率を稼ぐため。
先日、メダリストが都心のど真ん中でパレードをしたが、それは東京オリンピックの招致活動に向けて、都民の意識を向ける為。
これからCMに起用されたり、本業ではないところでメディアに露出する事になるだろう。何らかの形で利用されてしまう運命を
同時に負ってしまったのだろう。人気者は辛いとか言えるかもしれないが、成績が悪くなると一気に見向きもされなくなる。
そういう使い潰しが無ければいい事だとは思うんだけど・・・。

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8月26日 ベビーカーに賛否
 電車内のベビーカーについて賛否両論が出ている。キッカケは鉄道会社や東京都が利用に対して理解を求めるポスターを出した事。
乗り降りに注意が必要、周りの方の心遣いをお願い、車内ではストッパーをかけて、といった内容で、子供を育てやすい環境を作る
のが目的だとしている。が、他の利用者からは通路を塞ぐ、車内でぶつけられた、ベビーカーを畳もうというポスターも作ってという
声が出ているのだそうだ。地方では車移動が当然なので問題にならないが、都心では電車移動が主になるので問題になるようだ。
私としては、別に車内でベビーカーを使うのは問題無いと思うのだ。そうしないといけない事情だってあるだろうし。ただ、
使う側も気を遣って欲しいという事だ。混んでいる時間帯はなるべく避ける、通路を塞がないようにするなど、周りに迷惑をかけない
ようにする、といった風に。子供を連れているんだから、ベビーカーは当然でしょ?という顔をする人がいるから問題になるのだ。
お互いに気を遣えば問題は回避できると思うのだけど・・・。一部の心ない人が原因で多くの人が迷惑を被っているのだろう。
利用者も周りの人もお互いに気を遣いましょうよ。

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8月27日 結局、何も分からず
 夜の公共放送の番組に総理大臣が出演して、司会の人との対談を行っていた。面白そうだったので見ていたのだが、何と言うか、
相変わらずだったな、という感想。解散の時期を言えないのは分かるが、その他、何1つとして決定的な発言は無かったと思う。
提言型世論調査の結果も、「積極的に意見を表明しようとする人の意見」と切って捨て、「参考にした上で政府が判断する」という
発言にとどめた。重く受け止めるとか、そういう発言ではない以上、完全に無視しても問題無いわけだ。そして、街頭インタビューでは
社会保障を何もやっていないという発言に対しては強く反発、キッチリと法案を通したとの事。確かに法案は通った。だが、世間の
認識はそこにない、法案の中身はどうなのか、具体的にどうなったのか、そこが国民に見えていないという事が伝わっていないようなのだ。
見えないものはやっていない事と同じだ。実際に通った法律も何も決まっていないようなものなのだが・・・。結局、30分の
番組の後に残ったのは「結局何が言いたかったんだ?」という思いだけだった。

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8月28日 見切りを付けたか?
 電気系の大手メーカー。昨年あたりから給与の削減などのきな臭い動きが出ていたが、とうとう人員削減に乗り出した。希望退職者を
2000人募集したところ、2393人の応募があったのだそうだ。追加の人員削減費用として29億円を特別損失に計上するそうだ。
グループ社員10万9000人が約半数になるようだ・・・。果たしてこの数字は何を意味しているのか。どんな人が希望退職に
応募したのかが分からないので何とも判断し辛いところではあるが、このままこの会社に残ってもジリ貧、だったら上積みされた
退職金を貰って退職した方がいい、そういう事なのか、元々会社の処遇や方針に不満があったのか、その両方か。とにかく、
この状況を経営陣はどう見ているのか。グループの人員が半分になって再建はできるのか。色々と頭が痛い問題になりそうだ。
今の時代、どこの会社も同じ事になりそうなので、明日は我が身かもしれないので、しばらく動向を見守ろうと思う。

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8月29日 南海トラフ
 南海トラフ沿いで起こるとされる巨大地震について、国の有識者会議が被害想定を発表した。被害の範囲が広すぎるので
九州・四国・近畿・東海のそれぞれで大きな被害が出た場合についてそれぞれ想定されたもの。死者の想定は、四国が大きく
被災した場合のもので22万6000人。東海で大きな被害が出た場合は最も多く、32万3000人が死亡すると想定されている。
いずれの場合も230万棟以上の建物が被災すると想定されている。勿論、適切な避難行動や対策がとれれば、死者は5分の1
にまで減らせるとも想定されている。何とも恐ろしい数字を出してきたものだ、と。別にこれで国民の不安を煽ろうという
ものではないと思うが、凄い数字が出てきたものだ。日本は太平洋側に巨大な地震の震源地を持っているにも関わらず、
人口にしろ、大都市にしろ、工業地帯にしろ、全てが太平洋側に偏っているから、こうなってしまうのだ。太平洋ベルト
なんて呼ばれるあれだ。人口と都市の分布について、考え直す時期が来ているのかもしれない。

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8月30日 本当に必要か、と
 これは何回でも繰り返す。世界の流れに反していようが何だろうが、何回でも繰り返す。本当にスマートフォンが必要か、と。
世界の携帯電話の出荷予測では2013年にはスマートフォンの出荷台数が従来型のフィーチャーフォンを上回るらしい。
全体の54%がスマートフォンになる、と。元々は2015年だったのだが、今回の予測で2年早くなった事になる。いや、だから
本当に必要か、と。スマートフォンなりタブレット型端末なりは、本当に必要なのか、と。確かに持っている人は周りにも多くいる。
多くの人が「パソコンを起動しなくなった」とも言っている。そりゃまぁ、メールとネットサーフィンしかしないのであれば
それでいけるかもしれない。画面が小さい事さえ耐えられれば。そんな事しかしない人は、所謂「ネットブック」でも十分だった
わけだから、そうなるかもしれない。だが、本当に機能を使いこなしている人がそんなにいるのか、と。実際、フィーチャーフォンの
新機種が出てこないので、「仕方なく」スマートフォンに乗り換える人もいるだろう。だが、フィーチャーフォンの機能で十分という
人だっているはずなのだ。作られたブーム・・・そんな言葉が脳裏をよぎる。

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8月31日 部品交換
 国際宇宙ステーションに滞在中の日本人宇宙飛行士が船外活動を実施。宇宙ステーション本体の電源切り替え装置の交換を試みた
のだそうだ。結果は、取り付けのボルトが締まらず新しい装置は設置できずに終了。ステーション側のボルト接続部が損傷している
可能性があるという。これでステーションの4分の1の電源が使用できなくなったらしい。まぁ、とりあえず、言いたい事は色々あるのだが、
何よりも、8時間以上の船外活動お疲れ様でした、と。次いで部品が損傷しても何となく交換できるという地上にいる喜びを
改めて味わっておきたい。そして、何よりも言いたいのは、ステーションの設計者に対してだが、何故そんな重要そうな部品を、
内部から交換できるようにしないんだ?と。ひょっとした、設置場所の関係上、やむを得ないのかもしれないが、記事の情報では
電源の切り替え装置。電気周りなのだから、多少の電気のロスを覚悟してでも、電線を延ばして、船内から交換できるように
しなければいけなかったのではないだろうか。まさか壊れるとは思っていなかった、という事はないと信じたい・・・。宇宙ステーション
という性質上、なるべく外に出なくて済む設計をしていると思うのだが・・・。私の創造が及ばないような、どうしようもない理由が
あったのだろうか・・・。

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