Top雑感2012年4月(11日〜20日)

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4月11日 悪いのはどっちだ
 最近、会社の組織の中で口を酸っぱくして言われており、個人的にはどうにも違和感が残る事だ。会議の時に部屋の半分から
後ろの席には座るな、というものだ。念のために断っておくが、だからと言って、常に出席人数の倍の人数を収容できる会議室が使われる
わけではない・・・。出席が義務づけられた会議だとまぁ全員揃うのでそれなりに席が埋まる。問題は「積極的に参加」とされた場合。
この時に出てくるのが「後ろに座るくらいなら会議に出席しない方がいい」という理論だ。この理論がどうにも納得できないのだ。
何らかの知見を得るため、他のプロジェクトの状況を知るために会議に出る事が、自分の仕事に没頭して会議に出ない事よりもいい
とされるのがどうにもおかしい。部全体の動きとしては一部の管理職だけが把握していれば良いという事なのか?という気になる。
同じ人物から会議で発言しないなら出席しなくてもいいという言葉を聞いた事もある。そんなもん、偉い人も出席する会議で若手が
発言できるわけがないというのに・・・。一度、抗議してみたのだが、聞く耳を持ってくれなかった。さて、会議に出て発言しないor
部屋の後ろの方に座る事と、そもそも出席しない事、悪いのはどっちだ?まぁどっちも印象は悪いのだが・・・。

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4月12日 ある程度予想通り
 大口利用者の契約期間の関係で、4月1日から新しい電気料金が適用される予定だった5万件のうち、値上げに合意している顧客は
1万4700件、割合にして3割未満。残り7割は契約が切れているので実質「未契約」のままで電気を使っている事になっているそうだ。
新料金に応じない場合は電気を止める事もあると発表していたが、政府から釘を刺されて止める事態には至っていないようだ。
気になるのはこの3割の契約者がキッチリと合意したのかどうかという点。合意しない場合は電気が止められる可能性があったので
仕方なく・・・という顧客がどれくらいいたのか、という事。発表された直後は未契約の場合は50日ほどで電気を止めると
宣言していたからだ。今の所、東京電力管内のこの夏の電力の見通しは公表されていない。もしも去年よりも厳しい制限例が
出されたとすると・・・うちの会社は厳しいだろうな。電気を巡る問題、まだまだ続きそうだ。

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4月13日 想定されるシナリオは?
 ちょっと今日は、いつも以上に完全な私見を書こうと思う。今日、政府は大飯原発の再稼働を「妥当」と判断し、明日にも地元に行き
説明、要請をすると発表した。さて、今後どうなるのか、という事だ。どうも色々なニュースを見ていると、福井県知事は反対、
立地している大飯町長は賛成であるようだ。その他、大阪や滋賀、京都などの首長も反対しているようだ。そして政府は再稼働したい
らしい。これらの条件から考えられるシナリオは、立地している大飯町長の理解が得られたので、政府として関西電力に再稼働を
「要請」するというもの。他の全てから反対されたとしても「地元の理解が得られた」という事で再稼働にまでもっていくという事。
多くの人から反対があるだろうが、気にしないんだろうな、と。どうも見ていると、動かしたいのは政府と関西電力、大飯町長の
ようなので、材料としては十分なんだろう。これからどう動くのか、期待だ。

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4月14日 新東名高速
 今日の午後、新東名高速道路が開通した。どんな物なのか走っていないので何とも言えなが、大半が高架とトンネルであるらしい。
とまぁ、この辺までが通常の高速道路マニアの興味だろうか。私が気になったのが、道路交通情報センターが公開している全国の
渋滞情報の地図がどのように書き換えられるのか、ということ。高速道路のみとは言え、比較的タイトな図になっていたサイトの図が
どのようになったのかが気になっていた。色々と事情があり、みえれたのは夜になってからだったのだが、予想以上に違和感なく
書き込まれていたのには感心してしまった。いや、凄いなと。見たのが夜だったので、すでに渋滞の情報は無くなっていたのだが
おそらくはキッチリと情報が公開されているのだろう。恐るべし、道路交通情報センター。

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4月15日 渋滞観察結果
 今日は午後から家にいたので、昼〜夕方にかけて、新東名高速道路まわりの渋滞情報をチェックしていた。午後1時頃に
チェックした時には御殿場JCTで早速事故が起こり、近辺で渋滞。その他に東名では目立った渋滞は無し。新東名の方は、散発的に
上下線で渋滞が起こっていたが、場所を調べてみると、どうやらサービスエリアの場所らしく、サービスエリアに寄る為の車列が
できていたと考えられる。その後、夕方になると、上り線で御殿場JCTから東京方面へ渋滞が伸びていた。ちょうど週末の夕方には
いつも混む場所だ。結局のところ、この渋滞の緩和には全く繋がらなかったようだ。もっとも、その渋滞の激しい地域には
新東名が並走していないので緩和できなくても仕方ないのだが・・・。サービスエリア渋滞はほとぼりが冷めるまで、しばらつ
続きそうな気がする。SAに寄れないのであれば、走る意味はないかな・・・なんて思ったりもする。

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4月16日 ぐうたら度テスト
 何やらネットでそんなテストがあったのでやってみた。たった5つの質問でどれだけ正しい診断ができるのかは疑問だが、とりあえず
面白そうという理由でやってみた。診断結果は「たまにぐうたら 健康的なライフスタイル」というもの。「ぐうたらすることに、
罪の意識を感じやすい」という記述まであった。確かに休日1日を何もせずに過ごすと「勿体ない」という意識に苛まれる。
これは、大学院生時代に、土日を含めてほとんど休みが無かった事に起因している。やっと手に入れた休みなんだから・・・という
意識が働くのだ。結果として献血をするようになるという、間違った方向に進んでしまったのだが。何と言うか、ぼんやりと
休日を過ごすのは勿体ないとは思わないのだろうか?「昼まで寝てた」なんて話を聞くと、勿体ないなぁと他人事ながら
思ってしまうのだが。そんなわけで、体の休まらない日が続いているのも事実なのだが。

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4月17日 それでも通すか?
 気付いたら2015年に開業予定になっていた北海道新幹線。そう言えば新幹線に対応した新函館駅というのができたなぁとは
思っていた。現在通っている新青森から新函館までの建設費が4670億円から5548億円に増える見通しである事が判明した。
青函トンネルを作った頃には想定されていなかった電気設備の増設に280億円、雪害対策に76億円の他、材料費の高騰もあるとか。
そもそも、青函トンネル自体が新幹線を見越して作られた物なのだが、これほど遅くなる事自体が想定外だったのではないだろうか。
そして、建設費の高騰。そこまでして新幹線を通さないといけないのだろうか。私が北海道にいた頃から「悲願」とされていた。
この費用のうち、3分の2が国、残りを青森県と北海道が負担なのだが、それだけの費用をかけてでも通すメリットがあるのだろうか。
イマイチ感じられないのだが・・・。それでも2015年の開業に向けて話は進んでいく。

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4月18日 学力調査テスト
 昨日行われた全国学力調査。その小学生向けの問題が今朝の新聞に載っていたので見てみた。今年の注目は何と言っても、今年から
導入された理科だろう。思いがけず実施し損ねた学校もあったようだが・・・。理科の問題で目についたのが、実験の結果から
現象を考えさせる問題。問題の登場人物が仮説を立て、実験し、結果からどうなっているのかを答えさせるというもの。理科離れが
声高に叫ばれ、実験をしても結果がどうなるのかを先生に聞くという話も聞いた事がある。まさにそれに対抗するような問題。
まぁ、実験してそこから得られた結果から考察するのが理科という科目なので、問題そのものは理科の本質を突いていると言っても
いいかもしれない。そして数学。正確には算数だが、買い物をしておつりを500円にして硬貨の数を減らす事が問題にされていた
のが衝撃的だった。別にそんなのどうでもいいじゃんと思っているだけに、なかなかの衝撃。そんな事を考える小学生が出てくるのか
と思うと、色々と考えさせられた。

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4月19日 地元の範囲は?
 何かとホットな話題を提供してくれている福井県の大飯原発。その再稼働にあたり、「地元」の理解が必要とされているが、その地元が
どこまでなのか、NHKが世論調査を行った。おおい町と周辺自治体、大阪市の3つの地域で行ったもので、「おおい町と福井県」という
回答がおおい町でも22%程度、離れるに従ってその割合は減っていくという傾向が見られた。他にもいくつか質問があったが、
興味深いのはその問。どこの地域でも多かったのは30キロ圏内、もしくは30キロ圏内と消費地というもの。このあたりの回答から
見えてくるのは、やはり立地自治体では原発が雇用を生み出しているので再稼働させたいという一方で、事故が起こった時の
事を考えると、立地自治体だけでは収まらないという懸念もあるという事。そして遠くの地域では雇用に関係が薄い割に事故の影響を
受けるので「地元」に加えて欲しいという思惑。少ないデータから深読みし過ぎかもしれないが、心情を考えるとそんな風に
読み取れる。さて、大飯原発はどうなるんだろうか。

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4月20日 専門用語
 日本遺伝学会が、遺伝学の専門用語の一部の改訂を進めているそうだ。「優性/劣性」という言葉を「顕性/不顕性」という感じに。
曰く、語感から「その特徴が劣っている」という誤解を与えかねないというのだ。他にも突然変異を変異、対立遺伝子をアレル、
減数分裂を還元分裂といった風に。遺伝子治療や遺伝子診断が注目されるなかで偏見を生みかねないという懸念があるようだ。
そもそも、この手の用語の多くは英語を無理に日本語に直した結果だ。調べてみると、優性はdominate、劣性はrecessive。
なかなかこの言葉から優性/劣性という訳にはならないが、だからと言って顕性/不顕性という訳もどうかと思う。英語の
recessiveだって退行という意味があったりするので、なかなかのマイナスイメージだと思うのだが・・・。専門用語は専門用語として
割り切って考えるという発想にはならないのだろうか。専門用語が世間一般のイメージとは全く違うというのはよくある話で、
数え上げたらキリが無い。専門用語が一般の人にも広まったと喜ぶべきなのか、誤解が広まると悲しむべきなのか、考えてしまう。

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