【SVメインアンプシリーズの特徴】
    弊社SVシリーズは音量調整用ボリュームを全機種に装備しており、CDプレーヤーなどを直結(ラインダイレクト)してもお楽しみいただけます。
    またキットの場合、組立て作業は内部配線のハンダ付けのみ(内・外装部品が実装済のため)というシンプルさに加え、説明書には回路図だけでなくイラストの実体配線図もありますので、初心者の方にも安心して組立ていただけます。
ちなみに、シリーズの原点であり(1989年)発売以来のベストセラー「SV-2A3」の場合、慣れた方で3〜5時間、初心者の方でも8〜12時間程度で組立て可能です。

では、代表機種の「SV−2A3」キットを実際に組み立ててみましょう。
  [ 1. 工具類の準備 | 2. 組立て(前工程) | 3. 組立て(後工程) ]  
(※上記の項目をクリック下さい

【 「SV-2A3」 キット全体のイメージ 】 (真空管とCRパーツのほか、配線材やタムラ製ハンダなども付属しています)
※内・外装部品はこのように実装済みのため、組立て作業は基本的に配線のハンダ付けとなります。

  1. 工具類の準備
【 必要となる工具 】
※ラジオペンチ、ニッパー、+ドライバー、ハンダごて(40〜60W程度)とコテ台
【 あると便利なもの 】
※テスター、マイナスドライバー、ピンセット、ワイヤーストリッパー
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  2. 前工程でのハンダ付け作業(トランスからのリード線、VRまわりのシールド線など)
[シールド線の先端処理]
※アミ線と芯線の加工と熱収縮チューブでの処理手順(左より)
 《注意》  説明のため赤色シールド線を使用しています
[熱収縮チューブによる処理]
※ニッパーなどでアミ線を通すための切り込みを入れる(左)
※使用しないリード線の先端にかぶせ絶縁処理する(右)
【シャーシ実装済み部品への配線が終了した状態】  《注意》 赤色SP端子部は黄色を結線した8Ω出力の仕様
<トランス以外の各端子間の配線について>
上の写真のようにトランスから切り離した残り、あるいは付属のビニール線を用いて結線します。
また、付属のシールド線はRCA端子〜VR端子〜真空管ソケット端子間に使用します。
【SP端子〜抵抗部】 【RCA入力〜GND端子部】
[アース側の処理]  ※いずれもスズメッキ線(銀色の単線)を使用
【真空管ソケットと入力VRまわりの配線】
 [シールド線の処理]
※ソケット側は芯線のみ結線する(アミ線は付属の熱収縮チューブで覆う)
《注意》 芯線とアミ線の接触は、信号入力のトラブル原因となります

<真空管ソケットとラグ端子への結線で注意する点とは?>
上下に2個ある穴のうち下側へ結線(写真の状態)しておくと、後工程での抵抗やコンデンサー類のハンダ付け作業が楽になります。
【電源SW部】 【入力VR端子部】
《注意》 ネオンランプの中間部(硬い部分)は折り曲げ厳禁 (※点灯しない等の原因となります)  [シールド線の処理]
中央と右の端子へは芯線のみ、左の端子はアミ線のみ(両方束ねて)結線
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  3. 後工程でのハンダ付け作業(真空管ソケットまわりの抵抗・コンデンサー類の取り付け)
【真空管ソケットまわりのパーツ配置】
電解コンデンサー[黒色の大小各種]は抵抗などに接触しないよう隙間を確保、また、取付け向きに注意 (※帯状の矢印先端がマイナス側)
【出力管のヒーター配線】 ハムバランサーVR部
《注意》 この例ではVR〜ソケット間に電源トランスから切り取った余りの「灰」、「茶」線を使用
【すべての配線と部品が結線された状態】  《注意》 赤色SP端子部は黄色を結線した8Ω出力の仕様
[ SV-2A3では使用しない線(合計6本)※いずれも先端は付属の熱収縮チューブで処理 ]
(1ヵ所):青、橙の各1本    (2ヵ所):赤1本    (2ヵ所):灰1本 ※16Ω出力の際に使用
< 以上で組み立て作業は完了です >
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