2020年10月4日
172回目 血小板
京都は修学旅行やら観光やらで何度か訪れているので、さぁ観光しようと思っても行っていない所というのが意外となく、行く前はどこに行こうかと
悩んだ。悩んではいたのだけど、意外と困らないということに気づいた。京都市内は地下鉄が走っているがそれほど細かくは通っていないので、
他の公共交通機関となるとバスでの移動になる。というか、バス網が観光客には厳しいくらいに複雑なことになっているし、バスを使ってくれと
言わんばかりの1日券が用意されていたりする。
で、このバスが渋滞でそれなりに遅れるのはどこでもそうなのだが、観光地同士がそれなりに離れているので移動に時間がかかるのだ。結果、私のように
半日程度で回らないといけない場合には2箇所か3箇所が限界になる。しっかりと観光しようと思ったら前日入りで朝から夜まで1日かけて、しかも事前に
しっかりと回る計画を立てて行かないと駄目なようだ。行きあたりばったりでは駄目なようだ。
さて献血だが、実は10月というのは意外と鬼門だったりする。2年連続で事故を起こしているのが10月なのだ。昨年は
福岡だったのだが、
返血ができなくなり終盤で中止となったのだ。今年はどうなるかなと思ったのだが、意外とすんなりと終わった。
献血ルームはビルの1フロアを丸々使っていた。採血室はかなり広いが、ベッドは15台と心電図用の1台。採血は4台が全血専用のようであり、スペースを
贅沢に使っていた。この 採血室は心電図用のところ意外は仕切りがなく、献血の装置に使う備品も隠すことなく専用の棚に積み上げている感じ。
抜針後はベッドで休むかロビーに戻るかを聞かれる珍しいスタイル。ベッドで休んだら何分置いておかれるんだろうと疑問に思いつつ、ロビーに戻った。
ロビーには京都アニメーションの小さなコーナーがあり、響けユーフォニアムの展示があったのは「さすが京都」といったところか。ロビーも広い方だと
思うし、明るいという印象を受けた。ちなみに、シーフテストは無かった。最近やってないな・・・。全国的に下火なのかな。
京都弁って柔らかい印象があるのだけど、結局ほとんど聞けなかった。献血ルームの受付と看護師くらいだろうか。それでもかなり標準語に近くなって
しまっていた。方言は失われつつあるな、と。
関東から行った身としてはエスカレーターの立つ場所が気になるのだが、意外と左側に立っている人が多く、後ろから行く人もそれに倣う感じだった。
滞在中、一度だけ右側に立っているのを見た。その時、対面となる逆方向のエスカレーターは左側に立っていたので奇妙な感じだった。おそらく、
人の列が途切れた時に最初に乗った人の方向に立つ人の列が形成されるのだろう。意外と柔軟だ。
JR京都駅と言えばこの入り口。実際には在来線の改札にまっすぐ向かうところなので、 新幹線から降りるとちょっと移動しないといけない。 |
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相変わらず高い所に行くのだけど、京都の高い所と言えば勿論「京都タワー」・・・ | |
ではなくて、在来線コンコースの上にある「空中経路」だ。残念ながら24時間開放されている わけではないのだけど。 |
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行ってみるとこんな感じ(写真展が開かれていた)。これが意外と残念で、下が全く見えないので、 単なる渡り廊下のようになっている。一応、駅の外側、京都市街を眺めるためのスペースはある。 一部でもガラス張りの床にして下が見えるようにすればもっと人を集められると思う。 |
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まぁ京都タワーも夜に行ったんだけどね。タワーの部分って凹凸があるんだな・・・。 |
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京都市は京都タワーの関係で建物の高さ制限があり、高い建物が無い。そして古い街なので きらびやかな夜景とはいかない。 |
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一応、少し角度を変えてもう1枚。 |
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京都府庁の旧本館。重要文化財になっているそうだ。ちょうど写真展が行われていたので1階は 建物の中をぐるっと回ることができたのだが、定礎はなかった。パンフレットによると明治37年 12月20日竣工とのこと。古すぎて定礎がないパターンだ。 |
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折角なので同じ敷地内にある府議会の建屋の定礎を。最早建屋から独立して地面から生えていた。 こんなパターンもアリか。 |
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観光として行ったのが銀閣寺。慈照寺銀閣だと思っていたのだけど、銀閣寺で良いらしい。 金閣の時もそうだったけど、入ってすぐに銀閣があるのは反則だと思う。(写真は出口付近) |
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一応、お寺の中の遊歩道に高台があって、こういう感じでも見えるが、遊歩道の長さは短い。 近くにいた関西弁の親子連れで、親が子供に「あと5周してこい」って言っていたのが印象的だった。 |
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もう一箇所、龍安寺に行った。これ、地理が分かる人は分かると思うが、京都市を東から西へ 横断したような移動だ。石庭を魚眼レンズで。ちなみに人は一杯いるんだけど、上手くアングルの外へ。 |
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個人的には龍安寺は石庭よりも「知足の蹲」がメインだと思っている。意外と小さいことに 驚くのは毎度のこと。 |
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以前来た時は気にしていなかった、水分石。池の水嵩を測るためのものであるらしい。 目盛りがあるわけではないので、岩の出ている形で判断しているのだろう。明確でないけど それでいいのだろう。 |
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献血ルームの入り口。キレイなビルだった。エレベーターを出てすぐに入り口という感じ。 ルームの中は広いけど、エレベーターホールは狭い。 |
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ビルの前の案内看板。小さい・・・。もっと大きくして大々的にアピールすればいいのに。 最初は見つけられなくて通り過ぎそうになった。 |
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帰りにはビルの前にこんなのもあった。朝には無かったと思うのだけど・・・。それでも 地味でアピールが足りないような気がする。 |
献血ルームは朝イチは開いていないので、その時間帯に来た人の受付順番をどうするのか、という問題が付きまとう。どこに行っても我先に献血
したいという人はおらず、何もしなくとも来た順番を守って受付されていく。
実は、前回の宮城では受付開始の少し前にラミネートされた番号札を渡された。予約ありの人と無しの人で色を変えたものだった。
今回の京都駅前ではファミレスのように、用意された紙に名前と予約の有無を記載する流れだった。受付開始時には特に順番を気にすることなく
献血ルームに入り、あとは名前を書いた順番に呼ばれるという感じ。まぁこれはこれでいいなと思った次第だ。
京都府内限定の成分献血キャンペーンのスタンプカードを頂いたのだけど、残念ながらしばらく行く予定はないわけで。期限は今年一杯という・・・。
この全国を巡る献血をしていると、この先も起こることだろう。