Top雑感2020年4月(21日〜30日)

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4月21日 判断はいつ?
 同じようなことを19日にも書いたのだが、今日も同じような議論が繰り返されるのでネタに。緊急事態宣言が出されたのが7日なので今日で2週間になる。
元々、COVID-19は潜伏期が長いこともあり、効果が出てくるまでは10日〜2週間かかると言われていた。で、その2週間が経過したわけだが、今日に至っても
効果が出てくるのはこれからだという姿勢を見せている。結局、いつになったら効果を測定できて、どうなったら解除するのか、延期するのかを明確に
言ってくれる人がいないのだ。解除する基準というのは難しいのだろうけど、せめていつ頃に判断するかは明言して欲しいものだ。こちらが勝手に期待
していると言えばその通りなのかもしれないが、その2週間が経ったら「あと2週間頑張りましょう」では信頼を失うだろう。結局、どうなるんだろうか。
企業側だって判断できないだろうに。

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4月22日 スーパーの入場規制
 感染症の蔓延防止として、密閉された空間、人の密集、人同士の密接は避けるようにとずっと言われている。ところが、どうしても食料品の購入のために
行かなくてはいけないスーパーでは人が集まっているという批判が最近になって出ている。出かける先が無いので、家族づれでスーパーに行くとか何とか。
そこで、東京都と大阪府はスーパーの人数制限を考えているという。店内に入っていられる人数を制限して密集を防ごうという話だ。これ、言うほど
簡単じゃないぞ。店によっては複数ある入り口を1つだけにすることになるし、数フロアに分かれている場合はどうするのかが難しい。何より人数制限を
迎えた時に外で待っている人は密接にならないのか?という疑問が残る。理想は分かるのだけど、実際どうするの?というところに疑問が残る。

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4月23日 さすがに中止に
 昨日のスーパーの入場規制、実は名前のイニシャルで時間帯を区切るみたいな話が夜中から今日の午前中くらいにかけて出ていた。そんな無茶なと思って
見ていた。いちいち名前を確認するなんてできるわけがないし、仕事のある一人暮らしの人の場合はそもそも買い物に行ける時間だって限られている。
そんな中でイニシャルで規制されたら困るなと思っていたのだが、結局撤回された。最終的には買い物を3日に1回程度に控えるようにお願いするという
ものに留まったようだ。東京都の施策とはいえ、大体は周りの県も歩調を合わせるので他人事ではないのだ。まぁこれもお願いベースなのでどれだけ
守られるかは分からないのだけど。そして、新規感染確認者数はここのところ横ばい。緊急事態宣言なんてその程度の効果しかもたらさなかったという
ことなのだろう。終息は遠そうだ。

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4月24日 もう無理だって・・・
 緊急事態宣言の期限は5月6日に迫っている。最初の区切りとして設けたものだが、今になっても感染者数の増加は止まらない。と言うか、検査をすれば
しただけ出てくるような感じになっている。それでもまだ政府は何も動いていない。今日になって一部自治体では延長は不可避との見方が広がっているという
記事が出るくらいの状態だ。政府としてもあくまでも専門家の話を聞いた上で判断するという姿勢を崩さない。いや、いいんだけど・・・困るのは現場
なんだけど。今日が金曜日だ。土日を過ぎた先、月、火を過ぎると大型連休に突入する。その連休の終了間際に「延長します」とか言われても現場としては
対応のしようがないのだ。休日に人を集めて話し合いをして決める・・・なんてことを強要しないといけなくなる。こういうところが世間とズレている
と言われる所以だろう。結局、どうなるんだろう。

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4月25日 初日?
 よく分からないのだが、今日が大型連休の初日とするニュース記事が何本かネット上に出ている。緊急事態宣言が出て外出や都道府県を跨いだ移動を
極力自粛するように言われている週末であり、新幹線ホームが閑散としているというような内容だ。ところで、今日が大型連休の初日と捉えている人は
どれだけいるのか?という問題が。今日が土曜日だが、来週の祝日は水曜日の29日のみ。本格的な連休はカレンダー通りなら5月2日から、有給で
繋げるとしても30日、1日を休んでくっつけるくらいではないだろうか。もしくはカレンダー通りの休みが終わった後ろ、7日、8日を休むか。今日が
閑散としているからといって、本当に大型連休と捉えていいのか、そこには疑問が残る。さて、これから先、どうなる?

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4月26日 収束か終息か
 今のコロナウイルス感染症の「しゅうそく」が何かと話に出てくるのだが、その漢字が「収束」なのか「終息」なのかが気になる。字面から考えても収束は
感染者数の増加がなくなり、ひとまず落ち着いた状態になること、終息が感染者数がゼロ、もしくは通常の風邪くらいの状態になることだろう。そう考えた時
まずは収束してから終息することになるのだろうけど、政府等の活動方針を見ていると終息を狙っているように見える。収束では現在の緊急事態宣言を
解除するような感じにはなっていないのだ。「収束後に東京オリンピック」なんていう記述を見かけることもあるくらいに混乱しているのが現在の状況だ。
ただ、最近になってやって終息を使うところが出てきたのも事実。早く正しい漢字の使い方に統一されないだろうか。どちらの意味で書いているのかが
分からないことが多いので。

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4月27日 中止か否か
 COVID-19の終息が見えない中、色々なイベントの中止が決まっている。東北地方の夏祭りに衝撃を受けたかと思ったら、徳島の阿波おどり、高知のよさこい
祭りも中止が決定した。ついに夏の全国高校総合体育大会、いわゆるインターハイも中止を決定した。そこを目指していた高校生にしてみれば、いきなり
目標を奪われてモチベーションが無くなるところだろう。そんな中、夏の甲子園はまだどうするかを決めていないし、近いところでは大相撲5月場所も
2週間遅れでの開催を前提に話が進んでいる。なんだろう、この妙な危機感の差は。特に甲子園。春の選抜が中止になったのは記憶に新しいが、インターハイと
同じ時期に行う大会がどうして?という気がしてならない。野球だけ特別扱いなのだろうか。まぁ何よりも、地方大会ができるような状態ではないという
事情もあるのだけど。中止なら早めに伝えるべきと思うのだけど・・・。

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4月28日 9月開始か?
 コロナウイルスの影響で学校の休校がずっと続いている。ここぞとばかりにリモートでの授業を推進しようとするのだが、そもそものインフラが整って
いない状態では限界があるわけで。そうなったときにふと話として出てきたのが学校の年度を9月始まりにするというもの。世界的には多くのところで
導入されている方式である。4月からの授業が始まらないのだから、9月から新学期にすればそこから1年を取ればいいのではないか、ということだ。
まぁ分からないではないし、悪い話でもないと思う。ただ、もう5月になろうかという時に4か月で結論を出すのは難しいのではないか?という気がする。
ここで一気に幼稚園から大学までの年度の区切りが変わり、新卒一括採用をとる日本の企業の採用活動も変化する。影響の範囲が大きすぎるのだ。
もう少し議論をしてから採用すべき案件のような気がする。何にしても切り替えのタイミングで4月から8月生まれの人が妙な学年の所属になるので
そこをどう手当てするかを考えないといけない。アイデアは良いと思うのだけど、もっとよく考えて導入しないと大変なことになると思う。どさくさ紛れに
導入されないことを願う。

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4月29日 結局どうなる?
 緊急事態宣言が全国に拡張されたのが4月16日。それから潜伏期の目安とされる2週間が経過するのが明日になる。結局、緊急事態宣言を延期するのか
終了するのかはまだ決まっていない。5月1日には政府対策本部を開き、緊急事態宣言の扱いを決定すると報じられている。結局のところ、何が難しいか
というと、感染者数を見ていると減っているようには見えないので継続のように思えるのだが、政府の休業補償がほとんどない状態で休業要請だけが続くと
倒産件数がどんどん増えていくという経済的な側面も考えないといけないことだ。4月だけで100件の倒産があったそうだ。こうなってしまうとどちらを
優先していいのか分からない。そもそも、今回の緊急事態宣言は人と人との接触を削減することを目的としているのだが、それでも感染者数の増加のペースが
思ったほど落ちていないという事実がある。これらを総合してどう考えるか。政治とは難しい。

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4月30日 期間延長へ
 当初は5月6日までとされた緊急事態宣言。4月7日に一部地域に、16日に全国に拡大されたわけだが、今日、延長の方針が出てきた。まだ専門家会議が
開かれていないなど、色々と残っているのだが、5月7日から元通りの生活というのは難しいだろうと政府の中でも話が出ているようだ。個人的にはこんな
宣言を出しても要請のレベルでしかないので、感染が確認される人数は増え続けるだろうと思っていたのだが、最近の数字を見ると減ってきている。
意外と言えば意外。ただし、専門家が数理モデルを使って推測したものほどは減っていないだろうなという感覚もあるし、減少幅も小さくなり一定数を
維持しているような感覚もある。つまり、今のままの施策を続けていてもこれ以上は急激に減らないだろうことはなんとなく想像できるわけで。延長するなら
更なる一手を打たないといけないのではないだろうか。自粛解除の基準を示せという声もあるのだが、それが難しいことは容易に想像できるので、そこまでを
要求するつもりはないのだが、同じことを続けても駄目だろうな、というのは何となくわかる。

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