Top雑感2018年1月(1日〜10日)

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1月1日 マイナス1億枚
 毎年、印刷するだけしておいて、届いた年賀状に対して送り返すということをしているのだが、今年の元日に届いたのは2枚だけ。しかも実家と
父方の伯父からという身内からだけという有様。年賀郵便は料金据え置きだったのだが、郵便料金の値上げが与えたイメージの影響が大きい
かったのだろうか。実際、全国的にも元日の配達分は昨年から1億枚減だという。もっとも、明日以降にどれだけ届くのかは分からないのだが、
何にしても大きく減っているのは間違いないだろう。元日の配達分に同梱されてくる日本郵便のお知らせにも「出し忘れていた方には、どうぞ
今からでも年賀状で気持ちを届けていただけたら幸いです」と書かれていた。日本郵便としても年賀状の売れ行きから思うところがあったのかも
しれない。これ以上減ると、いよいよ年賀郵便も値上げになる可能性が・・・。まぁそれはそれでいいのだけど・・・。

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1月2日 駅伝にGPSか?
 箱根駅伝を見ていたのだが、最初のランナーのゼッケンやタスキを確認する際に、しきりに前のゼッケンの中央付近を触っている係員がいるのが
気になった。よく見ると何やら四角い部品がゼッケンの裏についているようなのだ。なんだろう・・・とか思っていたのだが、おそらくGPSではないか
と思われる。レースの途中、前のランナーとの距離がリアルタイムに、1メートル単位で表示されるようになっていたからだ。画面に数字が出ている
その時にも、ランナー同士の走る速度に差があるからだと思うが、その数字が変化していくのだ。これを実現するには運営車両の位置とか、沿道で
人が見て距離を計測するというのでは不可能であり、選手の位置情報を常にモニターしている必要があるだろう。そういった状況からの想像でしか
ないのだけど。。。で、思うのだが、そんなに細かい情報って要るか?

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1月3日 大学の定員割れ
 大学関係者の間では2018年問題としてささやかれていたようだが、大学の生き残りをかけた闘いが始まっているようだ。18歳人口は平成4年を
ピークに減少を続けいる一方で、大学進学率は50%台後半で頭打ち、それでも大学は増え続けた結果、今、私立大学の入学定員充足率が60.6%
にまで低下しているというのだ。4割程度で定員割れが慢性化しており、入学者数が定員の半数に満たない大学も10校程度あるという。2015年以降
全国の私立大学の14校が6校に統合され、10校が廃止されたという。これって、別に今に始まった話ではなく、私が大学生の頃から言われていた
話であり、大学の淘汰が進むだろうと予想されていたのだが、その通りのことが起こっているに過ぎない気がする。大学生全体のレベルが下がる
とか懸念もされていたが、それがどうなっているかは今のところ分からない。ただ、定員割れの傾向がこれからも強まるのは間違いないだろう。
さて、日本の大学はどうなる?そんなに留学生を受け入れる雰囲気もないのだけど・・・。

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1月4日 過去最大規模か?
 これまで、OSやアプリケーションソフトでの脆弱性というのは数多く報告されているが、今回報告されたのはCPUそのもの。しかも複数メーカーに
渡るもので、一説によると、影響を受けるのは1995年以降に登場したほぼ全てのシステムであり、デスクトップPC、ノートPC、クラウドサービス、
スマートフォンにいたるまで、今回報告された脆弱性のうち少なくとも1つは当てはまりそうな感じだ。すでにパッチが作られているというが、
実際にその脆弱性を突くのが極めて難しい場合にはパッチが公開されない可能性もあるという。まさかそんなところに脆弱性があるとは、
思ってもみなかったわけで。しかも1995年から存在していたというのだから、今更という感じがするが、そんなものなのかもしれない。もういいんじゃ
ないか?という気もするが、見つかってしまった以上は塞ぐのが常であって。メーカーもまさか、という感じだろう。何世代にもわたって放置
されて来ていたのだから。プログラムのバージョンアップはコードの継ぎ足しを繰り返すので、放置されてしまう傾向にある。やはりある程度
バージョンを重ねたところで、ゼロから書き直すくらいの気概が必要なのだろう。バグだらけになる恐れはあるけど。

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1月5日 緊急地震速報
 今日のニュースはどこを見てもこれが取り上げられている。11時2分頃だったと思うが、携帯電話が急に聞いたこともない音を出したので何事か
と思ったら緊急地震速報だった。とりあえずテレビをつけてみると、関東一円で強い揺れが予測されると。身構えていたのだが全く揺れず、
空振りしたな、とか思っていたらテレビのニュースでは富山県を震源として深さ20 kmで最大震度は茨城県で震度3という情報が?何がどうした?
と思ったのだが、どうやら富山県と茨城県沖の2箇所でほぼ同時に地震が発生し、それを1つの地震と認識したシステムが緊急地震速報を発表
したようだった。数年前にも同じような事態が起こって緊急地震速報を空振りし、システムを改修したという話だったのだが、今回はダメだった
ようだ。そもそも、こんな事態は想定していないだろうし、どうやってフィルターをかけていいかも難しいだろう。中のシステムは分からないが
すぐに震源地を判定するようにはなっていないだろうから、震源地の距離で判別するのは難しいだろうし。ここからが気象庁とエンジニアの
腕の見せ所なわけだけど・・・難しいだろうな。

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1月6日 ゲーム依存は病気か?
 世界保健機関WHOが国際疾病分類にゲーム依存症を盛り込むとして話題になっている。Gaming disorderという名前で、ゲーム症、ゲーム障害
というのが訳になるだろうか。診断基準はいくつか検討されているようだが、持続、反復するゲーム行動で仕事などに問題が生じる期間が継続して
最低12か月といった感じだ。当然のようにゲーム業界からは反発があり、世界で20億人がゲームを楽しんでおり、ゲーム症を認めると
本来の精神疾患が些細なものと位置付けられるとWHOに見直しを強く求めている。WHOが対象としようとしている人と、業界団体が言及している
人との間には乖離があるような気がするが、何にしても業界団体としては抗議せざるを得なかったのだろう。最終的にどうなるかは今年の半ば
頃まで分からないのだが、WHOには外部からの圧力に屈して欲しくないな、と思う。

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1月7日 既に攻撃対象に
 開幕が約1か月後に迫っている平昌オリンピック、パラリンピックだが、既にサイバー攻撃を受けているという。始まったのは昨年12月22日であり
韓国の国家対テロセンターから送信されたように偽装されていたという。実際はマルウエアをインストールさせようというもので、オリンピック関連の
パスワードや金銭情報が狙われたものと考えられている。これ、2年後の東京にしてみても全く他人事ではないはずだ。というか、2年ともなると
コンピューターの世界では全く違う状態になっている可能性さえあり、今よりも巧妙な手口が出ていると考えられる。なんだかんだ言っても、夏の方が
参加国も多いし、参加者も多い。結果として規模が大きくなるので狙う側としても本気度が変わってくることだろう。あと2年ちょっとということを
考えると、そろそろ攻撃が始まってもおかしくない気がするのだが。今のところ、そのニュースは出てきていない。

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1月8日 夜逃げ説
 成人の日ということで式典が各地で行われたようだが、着物のレンタル業者が今日になって突然連絡が取れなくなるということが起こったそうだ。
着物のレンタル、着付け、写真撮影など含めて20万円くらいは事前に支払っていたし、一昨日までは普通に連絡が取れていたのに、今日になって
店舗が空、連絡もつかないのだという。中にはレンタルではなくて購入して60万円支払った人もいるとか、預けておいた着物を持ち逃げされた人も
いるとか。東京、神奈川ではそんな感じだが、支店のある福岡ではそんな話は聞いておらず、午前中は普通に営業したとか。それでも社長には連絡が
取れていなかったとか、数ヶ月分の給料が未払いだったとか。社長などの主要メンバーが夜逃げしたのではないかというのが今のところ有力な説だ。
このご時世に夜逃げができるとも思えないのだが、それをやってのけているのが凄いなと。もう海外にいるのかもしれないし。そうだとしても出国の
記録を見れば分かるはずで、どうやってでも探し出せそうな気がするのだけど。この事件がどういう終結を迎えるのかは分からないが、世間から
酷評されているので、大変だろうな、とは思う。業界全体に与えた影響は大きい。

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1月9日 自動運転へ
 日本の大手自動車メーカーが自動運転や電動化技術を用いて小売や外食、配送などの事業者が活用できる移動車両サービスに取り組むと発表した。
車両制御の規格は開示するとされており、これにより各社が独自に開発した自動運転システムで車両を制御できるようになる。今回はコンセプトカーの
提示となっているが、内装に手を加えることでライドシェアやホテルの客室、宅配、小売など、多くの用途に応用できるようにしているという。
まぁまだまだ解決すべき問題は多いのだろうが、規格の開示という方針は発展を大いに加速させるものとなるはずだ。自動運転車を実現したい会社は
車両に対しての開発をすることなく、制御関連の開発にのみリソースを割けばいいことになるからだ。心配すべきは事故が起こった時だろうか。
どんなに安全運転していても車が突っ込んで来ることもあるし。ま、もうしばらく先だろう。今から全ての車にAIと短距離通信端末を搭載して
通信しながら走るのであれば可能かもしれないけど・・・。

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1月10日 洋弓銃
 某有名ポータルサイトのトップにあるニュース。今日の夜に見た時に出ていた見出しに「つまようじ洋弓銃で暴行 逮捕」というものがあった。
さて洋弓銃とはなんだろうか?としばし考えてしまったが、形状から考えてボーガンかな、と。実際の記事の中身を見ると確かに「つまようじ
ボーガン」と記載されていた。なぜわざわざ洋弓銃なんて言葉を使ったのだろうかと思って文字数を数えて見ると、半角スペースを除いて13文字。
このポータルサイトのトップページの見出しは13文字までと決められているのでこうなったのだろう。実際、ボーガンとすると1文字増えて
1文字となってしまうので、どうにかして1文字削減する必要があったわけだ。「つまようじ」を「爪楊枝」と漢字にすれば2文字削減できるので
ボーガンと表記しても制限内に収まったはずだ。なぜこちらの選択をしなかったのか、それが謎だ。

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