Top雑感2015年10月(11日〜20日)

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10月11日 「いいね!」以外も
 Facebookで、投稿に対してリアクションをする「いいね!」ボタンに、他の物が追加されることになった。今のところは一部地域
のみでのテストなのだが、結果次第では全世界に広がるだろう。追加されるボタンは今の「Like」(いいね!)の他に、Love、Haha、
Yay、Wow、Sad、Angryだ。かつては「Dislike」ボタンも話に上がっていたが、結局は見送られたようだ。Facebookもわざわざ
こんなことまでしないといけないのか?という感じではないだろうだ。性善説に基づいて作られているFacebookでそもそも「Like」
以外のボタンが必要とされるとは思っていなかったのではないだろうか。そして、これが日本でも導入された場合、どう訳すのかに
興味がある。Likeをいいね!と訳したのは素晴らしいと思ったが、WowやYayあたりはなかなか難しいのではないだろうか。
SadやAngryも悲しみ、怒りといった訳にはできるのだけど、いいね!とのバランスが取れない。訳語を作る人の手腕が試される。

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10月12日 エイリアンはAIを凌ぐ
 「完全なAIの開発は人類に終わりをもたらすかもしれない」と発言した宇宙物理学者が、今度はエイリアンについて言及した。
天才とも言われる宇宙物理学者なので、その発言が影響を及ぼす範囲は広い。曰く、エイリアンが地球に来るのは、自分たちが
征服して植民地にする惑星を探すためであり、エイリアンが地球に来た場合、コロンブスのアメリカ大陸発見の時のように、
よくわからないために起きた先住民族の大虐殺のようなことが起こる、と。まぁ確かにそうなんだろうな、という気はする。高度に
文明が発展し、恒星間移動ができるようになったとして、何のために他の星を探すのか、を考えた場合、数が増えすぎたか、
元の星の環境が変わって住めなくなったかで、移住先を探していると考えるのが自然だからだ。そうであれば、「関係を持たない方が
いい」というアドバイスも納得できるというもの。エイリアンがいるのかとか、地球に来ているのか、といった議論は、また別の
話だが。

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10月13日 中吊り継続へ
 今年の11月末から導入される予定の山手線の新型車両。紙の広告のスペースをすべて液晶画面にして、中吊り広告も廃止することで
話題になっていたが、一転して中吊り広告が継続されることになった。広告主から山手線用に別の映像広告を作るのは手間がかかるとか
利用者から液晶画面よりも安心感があるとして継続する声が寄せられたという。結局は液晶画面と中吊りを併用する方針になったようだ。
まぁなんというか、結局はどれだけ時代が進んでペーパーレスが叫ばれても、紙媒体は無くならないということなんだろう。文書の
チェックをするにも、PCの画面よりも紙の方がやりやすいし、間違いもよく見つかる気がする。それ以外にも、結局は紙が生き残っている。
かつて、ペーパーレスが叫ばれてデジタルの商品が増えたものの、その説明書が分厚い冊子になり、紙からの脱却が出来なかったが、
今や説明書は最低限の紙とCD-ROMの時代になった。これで紙が消えるかと思いきや、結局は生き残るという状態。どこまで行っても
ヒトは意外なほどに古い体制から脱却できないのだ。中吊り広告が消えるのはまだまだ先になりそうだ。

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10月14日 再配達抑制策
 宅配便の再配達を抑制しようとする話し合いが国交省で開かれたようだ。それによると、1回目の配達で荷物を受け取った場合には
100円以下相当のポイント付与が有効なのだそうだ。温室効果ガスの削減と、サービスの効率化が狙い。自宅以外にもコンビニや駅でも
受け取れる仕組みづくりを推進すべきとの指摘もされたという。言わんとすることは分かるし、再配達が効率を下げていることも分かる。
だからって、ポイントを付与すればいいって物でもないだろう。そのポイントが何に使えるというのか?そして、コンビニや駅が
必ずしも身近にあると思っている都会の発想が許せない。そして、駅やコンビニでの窓口業務による本来の仕事の効率低下を考えて
いないというのも「いかにも」だ。宅配便受け取りの仕事をコンビニが受け持ったとして、コンビニ側にどれだけのメリットがある
というのだろうか。もうちょっと広い視点で考えて欲しいなという印象だ。

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10月15日 有給取得率
 2014年の民間企業での有給取得率が発表された。政府が2020年までに取得率を70%に引き上げたいとしているその取得率は、
実に47.3%、前年より1.5ポイント低下だ。労働者1人あたりに与えられた有給休暇の日数は変わらないが、取得日数が0.2日
減少して8.8日となったために取得率が低下したのだという。これを景気の回復と見る楽観的な見方もあるようだが、働かないと
やっていけないという解釈もあるだろう。正直な話、47%も取れるのか、と羨ましく思ってしまう。もう何年0%が続いている
ことやら。挙句、休みの日にも仕事の電話がかかってくる始末。裁量労働だから残業代は出ないし、休みの日の仕事の電話は
仕事として認識されていないので休日手当もない。最近は通勤時間は片道30分弱しかないのに、家にいる時間の方が短い
という有様。これってどうなんだ?と思ってしまうわけだが。47%も取れていて何が問題なのか?とさえ思ってしまう。70%なんて
理想論でしかないな、とさえ思ってしまう。2020年に目指すというが本気か?

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10月16日 一過性のブームだった?
 当時、あれだけ騒がれて、テレビでも色々と取り上げられた無人探査衛星ニューホライズンズ。冥王星に接近したことで
大いに話題になったものの、その後はパッタリ。今も最接近時のデータを地球に送り続けているのだが、世間的には通り過ぎて
新しいものは出てこないような印象に。今回、新たに公開されたのは冥王星の色彩について。赤道付近に暗赤色、緯度が高くなる
につれて赤が薄くなり、青みがかってくるという映像だ。いやぁ、これって凄いことなんだけど、イマイチ伝わらないんだよな。
これまでに水の氷が豊富あること、大気が存在すること、多種多様な地形があることなどが判明している。これまでは望遠鏡で
ぼんやりとしか見えなかったのに、一気にこれだけのデータが集まったのだ。この成果は凄い・・・んだけど。これからも
データは送り続けられるわけで、冥王星についての知見が一気に集まるはずだ。実に楽しみなのだけど、世間で求められないと
ニュースにならず、なかなか情報を手に入れ辛くなるわけで。日本人は相変わらずの一過性人気が凄い。

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10月17日 予選会が行われたということは
 今日、箱根駅伝の予選会が行われた。本線は昨年のシード校10校に加えて、予選会を勝ち抜けた10校の合計20校で行われる。
・・・のだが、来年については本当に開催されるのかすら危ぶまれていた。箱根の大涌谷の噴火活動がハッキリしないからだ。
駅伝のコースからは離れているものの、安全を考えた場合にどうしようか、という話はずっと出ていたのだ。そんな中で、
今日、予選会が行われたということは、本線も行われるということだろう。まぁなんと言うか、あれだけ騒がれた割には
通常営業で開催するんだな、と驚いたほどだ。安全対策はどうするんだろうという心配は愚問なんだろうな、という気はしている。
気象庁が観測しているだろうし。何にせよ、選手が安心して走れる環境を作って欲しいものだと思う。

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10月18日 地震が多い
 朝から献血に行ってぼんやりとテレビを見ていた時に、ニュース速報としてその情報は飛び込んできた。東北地方で地震だというもの。
場所は青森県、最大震度は3だという。ふぅんとしかその時は思わなかったのだが、帰宅後に調べてみると、多くの地震が発生していることが
わかった。8朝時半頃に鳥取県で最大震度4の地震が2回発生、その後の青森県。その後、昼前にかけて再び鳥取県で2回の地震が
起こっているのだ。震度もマグニチュードも大きくはないものの、これだけ一気にあちこちで起きると考えさせられてしまう。
そもそも、東日本大震災直後には首都直下型地震が、いつ起こってもおかしくないとか、何年以内に何パーセントの確率で起こる
散々騒ぎ立てたというのに、今となっては全く話が出てこない。その無言の状態がまた怖かったりするのだ。予知できないのは
分かっているし、必要以上に恐怖を駆り立てても仕方ないのだが、これはこれで結構不安になるものなのだ。まぁ心配している
間は何も起こらないんだろうけど。

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10月19日 受け取り拒否?
 来年1月から本格的に運用されるマイナンバー。そろそろ発送されて個々人に通知されるのだが、その番号の受け取り拒否をしよう
という運動があるようだ。流出した時のリスクを考えて、受け取りを拒否しようというのだ。簡易書留で届くのでそれを受け取らない
というものだ。当然のように無駄だ。番号自体はすでに発行されており、あとは本人に通知するのを待つだけだからだ。本人が受け取ろうが
どうだろうが、番号は既にある。会社などには届け出ないといけない義務があるわけだし。そんな受け取り拒否を本気で考える人が
出てくるという事実に驚いてしまう。もうここまで来てしまったら受け入れるしかない、というのが実際のところではないだろうか。
今更何をどう騒いでも番号は発行されているし、番号が管理に使われることも決定している。なんとか流出しないことを願うしかない
のではないだろうか。大人しく受け取って、チェックディジットが正しいことを確認して喜ぼうではないか。

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10月20日 ETCバーの撤去
 高速道路の料金所のETCレーンに設置されているバーを撤去する実験が始まった。渋滞の一因とも言われているバーを撤去することで
どれくらい渋滞が減るのか、というものだ。ETCの普及率が9割になったことから実験に踏み切ったようだ。バーを撤去したとはいえ
通過速度は20 km/hのままを維持するという。なんというか、どうしてそんなに楽観的なんだろうかと思ってしまう。今、バーがある
状態でさえも20 km/hを守っている車なんてほとんどいないというのに、バーを撤去した状態でも守ってくれると思っているのは
どうしてなんだろうか。それよりも問題なのが、故意にカードの挿し忘れをする人が出てくるのではないか、という問題。バーがあると
大体はピラーを折ることになり、車としては再起不能くらいの大ダメージを負うのだが、バーが無くなるとダメージを負う恐れが
無くなるのだ。これが何を意味するのかわからないわけではないだろう。実験の結果が良好だったら全国に広げるというが、望みは
薄そうだ。

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