Top雑感2015年2月(21日〜28日)

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2月21日 大学の教育
 大学の講義の内容について、文科省が改善指導に乗り出したようだ。講義内容や運営方法に不備があるとされたのは253校。数学が
百分率や小数、四捨五入から始まったり、英語がBe動詞、過去形、進行形からだったり、化学が元素や周期表の説明からだったり
するらしい。中には入学基準が学生と大学の同意によるものとか、開設以来学生が一人も入学していない大学院などがあるそうだ。
子供の数が減って、大学全入の時代に入っている筈だ。どうにかして学生を獲得しないと大学の経営だって危なくなる時代なのだ。
だからってちょっとなぁ・・・と思う。大学全入になるとレベルが落ちるのは当然の結果。仮にも高等教育機関なのだから、それなりの
責任と自覚を持って講義を行って欲しいと思う。大学の先生になってまでBe動詞を教えるというのは、講義をしていても悲しくなる
のではないだろうか。大学の数を絞る時期に来ているのではないだろうか。就職前の予備校のような位置づけを打開する為にも
必要な措置だと思うのだが。

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2月22日 東京マラソン
 テロ対策の話が妙に盛り上がっていた今年の東京マラソン。今年の開催日が今日だった。テレビでの放送も行われるし、参加者も
多いので、確かにテロの標的としてはかなり良いものになるのだろう。これを書いている夜になってもなんのニュースもあがって
きていないので、何も起こらなかったのだろう。今回の警備体制は、後の東京オリンピックの際の警備に向けての確認なども
兼ねているとも言われていた。かなり厳重な警備をしたらしい事がネット上でも取り上げられていた。それだけの事をしたからなのか
テログループもまだ様子見だったからなのか、今回は無事に終わったようだ。ところで、いつから日本でこんなにもマラソンが
流行り出したんだ?周りにも走っている人がやたらといるし、そういう人から言わせてみれば、なぜ走らないんだ?くらいの
感覚で言われたりするのが分からない。走ってみても長続きしないのだ。楽しくないし、走るという行為に飽きてくるのだ。
マラソンブームの影で、どうしても乗れない人もいるという事実を認識して欲しい・・・。

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2月23日 サラリーマン川柳
 今年もサラリーマン川柳の100選が発表された。ここから一般投票でトップ10が選ばれることになる。毎年の事なのだが、
だんだんとサラリーマンという枠組みを超えてきている。その時の流行り物を使っての川柳というのが増えている。そろそろ
タイトルを変える時期かもしれない。そんな中でもサラリーマンの悲哀を謳っている川柳もいくつか見られている。
「丸投げの 上司の肩の 強さ知る」「部長より 遠くが埋まる 飲みの席」「上司より きびしい査定が 家で待つ」
「知恵を出せ 出したら上司の 案となり」「課長留守 仕事スムーズ 気はルーズ」「会議中 パソコン見るな オレを見ろ!」
といったところだろうか。どうにも流行り物を扱った川柳よりも、こういったものを応援したくなるのだが、実際は
トップ10に入ってくるのは少ないんだよな、と。単なる川柳コンテストであれば、そういう内容にすべきだし、サラリーマン川柳
という名前を掲げ続けるのであれば、相応しい川柳を選ぶべきだろう。まぁ、面白いんだけど。

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2月24日 守備固めの商標
 マヨネーズなどでお馴染みの大手食品メーカーが、ロゴマークのイラストを商標出願したのだが、その区分についてにわかに
盛り上がっている。「商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務」の部分が「銃砲、銃砲弾、火薬、爆薬、火工品および
その補助器具、これらの部品および附属品」というなかなかに物騒なものになっていたからだ。ちょっと調べてみると、昭和59年
1984年にも同じものが出されており、今回はその継続という事になる。冷静に見ると、出願種別が「防護」となっており、
メーカーのイメージを損ねる用途に使われるのを防いでいるのは分かるのだが、ネットで騒がれた結果、メーカーが公式twitterで
事情を説明する事態にまで発展した。みんなもう少し冷静になろうよ、という感じだ。さすがにマヨネーズでは武器にならないだろう。
ところで、このメーカー名、キューピーだと思っていたのだが、正確にはキユーピー株式会社と「ユ」の字が小さくないのだ。
特許庁の検索でなかなか引っかからなかったので焦った。色々と微妙な違いってあるものなんだな、と。

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2月25日 ポスティングではないようだ
 日々、家の郵便受けにはポスティングサービスでビラが放り込まれている。今日もそういったビラが入っていた。内容としては
大手電機メーカーのパソコンのバッテリーパックのリコールの話だった。いくつかの機種での一定のロットのバッテリーパックが
最悪の場合は発火するのでリコールするというもの。こんな真面目な案内をポスティングに頼っていいのか?と思ったら、実際は
タウンプラスというサービスだった。郵便局が行っているもので、地域を指定すればすべての家庭に届けてくれるというものだった。
一般のポスティングサービスと比較すると1通あたり4倍程度の費用がかかるが、郵便局員の配布なので、短期間で一気に配布でき、
拒否される物件も無く、確実に届けられるというメリットがあるようだ。今回の目的を果たすには適切なような気がするが、
これを全国で行っているのかと思うと、凄い金額になっていそうだ。テレビ離れが進んでいると言われている昨今であれば、
テレビCMよりも確実な方法かもしれない。他にもっと費用のかからない手段はないものか・・・と。

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2月26日 言葉によるセクハラ
 言葉によるセクハラを繰り返した管理職の男性社員2人が、出勤停止30日と10日に加えて、一般職への降格という処分を下された
ことについて、処分が重すぎるとして訴えを起こしていたものが、最高裁で判決が下された。この懲戒処分を妥当だとするものだ。
1年以上繰り返されたセクハラ発言について、管理職という立場も考えると影響は大きいとするものだ。この判決が及ぼす影響は
大きい。言葉だけでもセクハラであることを認めると同時に、その当事者に対して会社が厳しい姿勢で臨むことを認めたことに
なるからだ。この結果を受けて、街頭でのインタビューとかが実施されたりするのわけだが、「結局は普段からのコミュニケーション
じゃないですか?」みたいな回答が出てきたりする。明確な線引きが難しいのは理解できる。だが、発言の内容よりも、誰に言われたか、
その時どう感じたかで判断されるのはかなり厳しい。相手のさじ加減一つだからだ。このあたりをどうにかして欲しいのだが、
結局は明文化できないので難しいのだろう。永遠に終わらない議論になりそうだ。

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2月27日 消えた応募者情報
 大手電機メーカーが、プレゼントの応募者の情報を誤って全て消してしまったと発表した。プレゼントの当選者へ商品の発送を行う
段階で、入力してもらった顧客情報を全て消去してしまったのだという。あらゆる手段を尽くしたが技術的に回復不可能とされ
プレゼントの応募受付を再開したという。あらゆる物がデジタル化してきている現代では、消える時はスッと、実に呆気なく
データは消えてしまうものだ。今回は人為的なミスが原因なのだろうが、それでも消える時は音もなく消えていくのだ。
個人情報の流出の事件もそうなのだが、デジタル化された事で、大量のデータの移動が簡単になったために、流出する時も規模が
大きいし、今回のように消える時も一気に全部が消えてしまう。色々な意味で恐ろしい時代になってしまったものだ。今更
紙には戻れないし、何とかならないものだろうか。

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2月28日 世界のKitchenから
 少し前から出ている事は知っていたのだが、やっと買ったという感じ。ずっとシリーズで買って飲み続けている世界のKitchenからの
最新版、「晴れ茶」。緑茶とハーブをブレンドしたらしい。日本の物かなと思いきや、「ギリシアの知恵から」と。説明書きを見ると
ハーブをたっぷり使うのがギリシアの知恵らしい。でまぁ早速飲んでみたのだが、緑茶の風味があまり感じられず、舌の上で感じるのは
レモングラスとミントの風味。その2つが強く前に出ていて、遠くにかすかに緑茶の空気を感じられる。ちょっと緑茶がベースとは
思えないくらい、ハーブティーのようになっている。どうしたもんかな、という感じだ。朝イチとかに飲んだらスッキリとしそうだが、
夜に飲んだので、無駄に爽やかな風味がマッチしなかった。個人的にはこれなら普通の緑茶を選択するかな、と。シリーズの中では
再販を繰り返しているほどの人気商品もあるのだが、これは果たして・・・。

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