Top雑感2012年5月(21日〜31日)

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5月21日 日食模様あれこれ
 今朝、日本の太陽側を中心に金環日食が観察された。結構前からコンビニでさえも日食グラスが売られ、あちこちで観察している
人がいたようだ。私自身は皆既日食以外には興味が無いのでスルー。で、自分で見たもの、人から聞いたもの、テレビのニュースなどで
情報を集めてみたところ、色々とあったようだ。通勤途中の駅で途中下車してホームから見る人、通勤途中の列車の窓から見る人、
日食を観察する人を観察する人などなど。雲がいい感じにかかって肉眼でも見えたという人、サングラス2枚重ねで見えた
という人も。やはり共感できるのは日食を観察する人を観察するというもの。やっぱり面白いよな・・・。それにしても
日本にこんなにも天文ファンがいるとは思わなかった。これを機会に宇宙や科学に興味をもって貰えればと目論む科学者もいるようだが
実際には1週間後には元通りの生活に戻っている事だろう。結局は単なるイベントでしかないのだ。

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5月22日 規格闘争
 古くは家庭用ビデオテープのVHSとβ。記憶に新しいところではDVDの次のメディアとしてのBlu-rayとHD-DVDだろうか。どちらの
規格が生き残るかハッキリしないうちは、一般消費者としては手を出しづらい状態が続く。世界と日本で異なったのは携帯電話の
通信プロトコルがあるが、これは世間的にあまり有名ではないようだ。そして新しい規格闘争が持ち上がっている。電気自動車の
急速充電器のプラグの形だ。世界に先駆けて実用化した日本の規格に対抗してドイツでは実用化こそまだだが、新しい規格を
打ち出してきた。しかも、首相自らも宣伝に一役買うほど。さすが、という感じだろうか。自国の規格が国際規格にまでなる事の
経済的メリットを十分に承知しているからこその行動だろう。何と言ってもそのまま輸出できてしまうのが大きい。それに比べて
日本は・・・。物を作る技術は確かにあるのだろうけど、それを広める努力が足りないというか、宣伝が下手というか。
その辺、もう少し考えて政治が動いて欲しい。

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5月23日 独占企業の実状
 今朝のニュースでなかなか衝撃的な数字が出ていた。全国紙の1面トップだったので目にした人も多いのではないだろうか。
地域独占になっている電力会社の販売量と利益の比率の話だ。全国の電力10社の平均では、家庭向けの販売量は全体の4割程度なのに
利益のうち7割を得ていたというものだ。東京電力では家庭向けの販売は38%だが利益の91%を得ていたという。これまで公開
されていなかったようだ。家庭向けは地域独占になっているので、上手く経費を乗せられればそれで利益が得られるという事だ。
他方、企業向けは自由化されているので価格競争があるので、値下げの必要があり、結果的に利益が少なくなるという図式だ。
独占というものが如何に恐ろしい状態かという事を、今回の数字は物語っていると思う。この数字の公開を受けて、電力会社側が
どう動くのか楽しみだ。この状況を公開されても家庭向けを値上げしないとやっていけないという結論になるんだろうか。
もっと企業努力をしろという声が上がりそうな気がするのだが・・・。

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5月24日 太陽の直径
 意外にも太陽の正確な直径は分からないままだ。恒星という事で地上からの観測が困難である事、観測衛星を打ち上げるにも
熱すぎて困難である事などがその理由だ。そこで、先日の金環日食の機会に、正確に分かっている月の直径を使って測定しようという
試みがなされた。実際は色々なグループが行っていたようだが、そのうちの1つのグループの結果が出てきた。これまでは69万6000キロ
と言われていたが69万6010キロと発表した。ただし、全部の観測データを解析したわけではないので20キロ程度の誤差がある
とされている。つまり、今まで通りかもしれないし、大きいかもしれないし、小さいかもしれないという、何ともつかみ所の無い
結果になっているようだ。これまでの測定値は1891年のものという事だが、その当時は一体どうやって測ったのだろうか。
同じ測定方法を現代で行えばそれで事足りると思うのは素人の甘い考えなんだろう。

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5月25日 スタントマンという職業
 会社で毎年行われている交通安全教室のようなもの。例年は警察や保険会社から講師を呼んで講演して頂くのだが、今年は
趣向を変えて、スタントマンを使い事故を再現、恐怖体験をさせる事で交通安全の意識を芽生えさせようという試みがなされた。
で、その事故のシーンを見ていたわけだが、事故そのものよりもスタントマンの動き方の方に目がいっていた私。スタントマンとは
どういう人達なのかが何となく分かった気がした。勿論、危険な事を行う勇気のようなものが必要なのは確かだが、それ以上に
「受け身を取るのが物凄く上手い」という事だ。衝撃の逃がし方は勿論だけど、自転車と自動車の側面衝突では、挟まれる側の
足を先に抜いてボンネットに飛び乗るような感じに。車と衝突する時にも、ブレーキを踏んで前が下がった状態のボンネットに
飛び乗るようにしてフロントガラスへ、完全に停車したのと合わせて前方に転がり出して、そのまま衝撃を受けないように
転がり続ける、という感じ。いやぁ、上手いなぁ・・・とずっと思っていた。果たして私のような見方で交通安全に繋がるのか
そこが大きな問題だ。

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5月26日 ウルトラブック
 こんな言葉があるのを初めて知った。軽くて薄いノートPCの事らしい。iPadに対抗して色々なメーカーが出しているようだ。
所謂ネットブックよりも機能を抑えて薄くしているような印象。対抗馬がiPadであるだけに、値段を10万円前後に抑えないと
いけないという事で、利幅も薄く販売も力を入れにくいようだ。インテルが提唱した規格として起動が7秒以内というものも
あるらしく、無意味に縛られているようだ。iPadとの違いはOSがWindowsである事とキーボードがある事くらいだろうか。
メリットをイマイチ感じないのだけど・・・。今、営業職がプレゼン用としてiPadを使っていたりするのだが、果たして
ウルトラブックがその代わりになるだろうか。流行ものだからというわけではなく、サクサクページをめくれる点とか、
拡大縮小、スクロール関連の操作性から、iPadの訴求力を上回る事はできないような気がする。販売に力を入れられない
という事なので、適当に下火になってそのまま廃れていくのではないだろうか。利点が無さそうだしな。

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5月27日 連休分散化 再び
 数年前になるだろうか、他の月の祝祭日を秋に移動させて、秋に大型連休を作り、しかも全国を5つのブロックに分けて
バラバラの時期に休みにしようという話が持ち上がっていた。当時から全国に支店がある企業では大変な事になるとか、
各地に工場がある場合はどうなるんだとか、色々と問題点が指摘されて立ち消えになった、かに見えた。しかし、今になって
法整備に向けた動きがあるそうだ。休日をこれ以上増やすのは国際的に見て適当ではないとして、やはり休日を移動、
全国を3つのブロックに分けて実施しようというもの。結局、構想が持ち上がった当時に指摘された問題点は、何一つ
解決しないままの法整備に向けて動き出しているようだ。この夏には形にするように動き出しているようだ。まぁいざ成立すれば
なんだかんだで旅行に行ったりするだろうし、支店で休みが異なるのもどうにかするんだろうけど、それでも大変なんだろう。
それに、関東一円が休みになる時期には混む事が予想されるわけで・・・。メリットが感じられない。

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5月28日 バドミントンもか!
 世界バドミントン連盟が、主要国際大会で女子選手にスカートの着用を義務付けようとして断念した。観客増、テレビ放映権
スポンサー収入などを考慮して、女子選手にスカートやワンピースタイプのユニホームの着用を義務付けようとしたもの。
中国やインドネシア、インド、マレーシアから反発が高まり、オリンピックでの混乱も考えて断念したのだそうだ。少し前に、
女子サッカーのユニホームをスカートに限定しようとして、選手の反発にあって断念というニュースもあった。今日、会社の昼休みに
女子バレーのユニホームをノースリーブにする必要は無いだろうという話になった。結局、どのスポーツでも考える事は一緒で
そうする事で世の男性への需要が高まり、放映権を高くすることができ、スポンサー収入が増えるという目論見なのだろう。
この件、よの女性はもっと怒ってもいいと思うのだが?私たちは見せ物じゃない、と。そう考えると、テニスのユニホームは
ずっとスカートのまま。ロングスカートだと動きにくいらしいのだが、別に短パンでもいいわけで・・・。伝統だからいい
というものでもないと思うのだけど・・・。

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5月29日 こちらはまだ出る
 先日のNTTドコモも新機種発表は、iモード搭載モデルが無かった事、高齢者向け簡単携帯のスマートフォン版が出た事など
何かと物議をかもした。それに続いて、Softbankが新機種を発表した。プラチナバンドとも呼ばれる900 MHz帯を獲得した為か、
全機種がそれに対応している。ラインナップもスマートフォンが4機種、従来の2つ折りのものが3機種、うち1つは「かんたん携帯」と
そこそこバランスの取れたものとなっている。が、2つ折り携帯は外観がどことなくモッサリしていて、あまり力を入れて
いないんだなというのが窺える。そして、去年の地震の後に明らかになった、緊急地震速報に対応していないという問題も
解決してきた。それにしても、一時期に比べて出ている機種が少ないという状況を考えると、スマートフォンの需要もある程度
落ち着いてきているのかなという気がする。欲しい人は買っただろうし、そのままでいいやという人は壊れるまで使い続けるだろうし。
私は後者なので、もうしばらくこのままの予定だ。

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5月30日 キチンと書かないとこうなる
 今日の夜になって突如として動き出した大飯原発の再稼働問題。関西広域連合が発表した声明を受けて、政府が一任してくれたと
判断した事によるものだ。「暫定的な判断を前提に限定的なものとして適切な判断をするよう強く求める」という文言をそう解釈した
ようだ。私にはどうしてもそんな風には思えないのだが。限定的なんだから、分かっているんだろうな、という脅しのような文句に
見えるのだ。日本ではこういう明言しない表現が好まれる。何とも奥ゆかしい民族なのだが、こういう時に逆手に取られるのだ。
「私はこう解釈する」として、自分にとって都合の良いように解釈できるからだ。それで発言者にとって不利になって責任を問われても
「こちらとしてはそういう解釈ではない」で逃げられる。つい最近、そういうやりとりを国会で見た気がしないわけでもないし、
同じような事で上司と議論をした事もある。言葉の曖昧さを知っているからこそ、私は明言されていない限りは別の解釈の可能性も
考えるし、自分にとって都合の良いように解釈していないか注意するようにしている。声明を巡って関西広域連合は火消しに動いている
ようだが、政府の側は・・・。本当に動かすのかねぇ。

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5月31日 目標は遠い
 東京電力にとっては広報費も削減の対象になっているということで、全く知らなかった。検針票と一緒にチラシが入れられるらしいが、
私の家の検針日は月の頭なので、そのチラシも見ていないのだ。何かというと、時間帯別電気料金。節電策の1つとして東京電力が
打ち出したもので、8月上旬までに15万件の加入を目標としているものだ。が、28日現在、申し込み件数はわずか110件だとか。
Webページで調べてみた。私の家は30Aなので、今の基本料金は819円。料金は1段〜3段へと17.87円、22.86円、24.13円。
ピークシフトプランでは基本料金が1260円、料金はピーク時、昼間、夜間で44.60円、26.53円、9.17円。大体は2段料金までで
おさまるので唯一のオイシイ時間帯は夜間なのだが、それは23時〜翌7時というほとんど寝ている時間帯。「中は留守がちで、
タイマー付き家電などで家事を夜中に集中できる世帯は電気代が節約できる」とされているが、アパート暮らしで周りへの騒音を
考えないといけないので、そんな事ができるわけがない。まぁ、そんなわけで、時間帯別を選択する理由が無いのだ。
このままだと契約件数は伸びないだろうな。

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