97年1月3日。
「あれが明けの明星か」
午前6時、まだ夜も明けていない中、車を待つ。
「今日は風が強いかな?」
これからの予定に船が入っている者にとっては重要な問題であった。
午前8時、船に乗り込む。
「欠航にならなくてよかったですね。」
船内で箱根駅伝復路のスタートのシーンがテレビに映っていた。
午前10時、箱根駅伝とすれちがう。
先頭は神奈川大学だった。
「テレビに映るかな?ああ、残念、映んねえや。」
午後0時、デニーズで待ち合わせ。
「時間ばっちりだっぺ。」
午後2時、真鶴付近で渋滞にはまる。
「いっつも『おお、渋滞してる』って見てるのになあ。」
午後4時、沼津駅でメンバー増える。
「6時に間に合うのかなあ。」
午後6時、旅館着。
「何で12時間もかかるかなあ。どっかで何かやったっけ?」
午後7時、夕食。
テレビでは東名の渋滞の映像が。
「テレビに映ってるんじゃねえか。」
まだ、到着しない一人を待ちながら。
午前0時。
テレビを見ながら。
「やっぱり、正月は高田純次を見ないとね。」