日本橋と日本国道路元標



日本橋
日本橋

中央通りを走っていたり三越に買い物にきたとき、首都高速に括り付けられた「日本橋」という銘板が印象的にうつる日本橋。江戸からの街道の中心として、古くから栄えている場所です。現在でも東京を起点とする主要国道(1号、4号、6号、14号、15号、17号、20号)の起点としてその役割を担っており、橋の中心には「日本国道路元標」と書かれたプレートが据えられています。(ぱっと見は、どーみてもマンホールのフタですが(笑))ちなみに、この上にある首都高速からでも存在がわかるようにアピールされている・・っぽいです(^^;

写真下の車線部に道路元標
写真下の車線部に道路元標
日本国道路元標
日本国道路元標

現在の橋は、明治時代に架けられたもので、最近重要文化財に指定されました。橋の銘板は、第15代将軍だった徳川慶喜公の筆によるものとのことです。(ちなみに「日本国道路元標」のプレートは時の首相、佐藤栄作によるものだそうです。)

日本橋の北側に「元標の広場」というスペースがあります。ここには、プレートが設置される前にあった「東京市道路元標」という柱(笑)とプレートの複製があります。また、起点とされている国道の終点までの距離を表示した銘板があり、「うちから4号をたどるとココに着くんだ・・」など、ある種の感慨にふける・・かもしれません(^^;

元標の広場
元標の広場
元標の複製
元標の複製

前述の通り、このあたりは老舗が多いのですが、景気の関係なのか、東急百貨店日本橋店(旧白木屋)がつぶれてしまい、現在は更地のうえに日比野克彦がデザインしたとかいうオブジェがあります。広大な敷地に、何ができるのかは知りませんが、「老舗の街」にも変革が訪れているようです。

東急百貨店跡にあるオブジェ
東急百貨店跡にあるオブジェ

「たびのはじめは日本橋」などといいますが、ツーリングやドライブで西を目指すとき、ココを通ると個人的に身が引き締まるポイントです。

2001.1.27撮影、作成

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