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次のページ   目次 前のページ 5:共働学舎はどうやって運営するか
 共働学舎は、現在の日本の社会福祉事業に関する法と行政の枠、及び監督に依らず、 またその経済的援助に頼らずに、その目的の為に自労自活の生産生活を大切にすると共に、 一般社会の人々との協力を尊重することを運営の基本と考えています。    他からの援助なしに運営出来ることが理想ではありますが、贅沢を極力排して生産生活に励んでも、 経済自立に至るまでにはかなりの年数を要します。  そこで、共働学舎の趣旨に賛同して下さる方に会員になって頂き、会員制度をもって運営します。 この会員制度は経済的関係だけではなく、共働学舎と社会との連なりを精神的に保つ絆とも考え、 差別なき社会をつくる為の一つの運動として、この輪を拡げてゆきたいと願っています。
 1990年に共働学舎運営委員会が発足しました。 協力者(会員)の中からの数名と、各地の学舎の責任者で構成されています。  委貝会が年一度か二度開かれ、それぞれ独自の特色を持った生活をしている各地の状況報告、 及び事業計画が話され、目的に適っているかどうかを検討します。   決算、予算の協議、決定の責任を持ちます。  会員費(個人の場合)は一口千円で任意の口数(年間の)を申し込んで頂き、 払込みは年払い、半年払い、月払い と一番都合のよい方法を随意にとって頂きます。 普通会員費以外に、メンバーの子供達の教育と、全員の医療の為に、 1979年から教育医療資金積立を始めました。  これは、特別会員費として受領させて頂いております。
 心身に問題を持ち、自立できない状態で入舎するメンバーの家族の方の会員費は、    1ケ月6万円を一応基本としています。  家庭がなく或いは経済的に余力のないメンバーの為出せる方には互助的な心をもって、  応分の会員費を出して頂くようにお願いしています。 父母会(ぶどうの会)の会費は月500円です。 尚、事情により相談が必要な方は、御遠慮なく東京事務所に話して頂くことにしています。
会貝の方々への便りとして「共働学舎会報」を3ケ月に一度ずつ発行しています。 毎年適当な時期に、各地の報告をする機会をもつことにしています。 メンバーがほば全員出席して一人一人自分の報告をすると同時に、工芸品、食糧品の展示即売を 行っています。 この様にして、会員や関心のある方々に運営及び生活状況をお知らせし、御相談しております。 お気づきのところ、ご連絡いただければ幸いです
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