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  ネットワークコミュニケーションに関するコラム


【ネットサーフィンや掲示板/チャットへの書込みで、どんな個人情報が知られるか?】(1999/6/13)


長いタイトルですが……

人のホームページをみてて、あとは掲示板やチャットに参加してたら、どんな個人情報が人に知られるかを正確に知ってる初心者の方は少ないと思うので、簡単に説明します。

まず、あなたのブラウザがどんな情報を出しているかを、「確認くん」で見てください。これらの情報をネットサーフィンしたらそのホームページのオーナーに、掲示板やチャットに参加したらその一部の情報が参加者に知られることになります。
ホームページのオーナーが「アクセス解析」を行っていれば来た人のリモートホスト・IPアドレス・ブラウザのバージョン・OSのバージョンなどはわかります。
掲示板への書込みのログにも、それらの項目が記載されます。(それが表示されるかどうかはその掲示板次第です。リモートホストまでは表示されるところが多いですね。)

各項目についての説明です。
普通の人であれば、プロバイダというインターネット接続業者のアクセスポイントにパソコンで電話をかけます。そして、プロバイダは個々に回線を割り当てて、インターネットへ接続させます。
この時に、「リモートホスト」と「IPアドレス」が個人情報として与えられます。
このリモートホストは、どのプロバイダのどのアクセスポイントを使っているかを表します。リモートホスト名で、大体どの地域に住んでいるかわかります。
会社からアクセスしていればどの会社にいるか、学校からアクセスしていればどの学校かはこれでわかります。
IPアドレスは、「123.456.789.00」というような数字の羅列で表されます(実際はこの数字は0〜255が使われます)。これがインターネットにおいて、個人を識別する番号となります。

ちなみにこのIPアドレスは、普通はプロバイダに接続し直すごとに違う番号が割り当てられます。ですから、同じIPアドレスであっても日が違えば同じ人とは限らないわけですね。(ただし「専用線」の人はずっと同じIPアドレスとなります)

IPアドレスから、それを使っている個人のメールアドレスがわかることはありません。
ただし、アカウント名と使用しているニックネーム(ハンドル名)が同じだと、プロバイダがわかるとメールアドレスが判明しますので、アカウント名や本名と同じニックネームは使用しない方がいいでしょう。

チャットで「お前の住所や電話番号がIPからわかるぞ」いう脅しをしている人がいるかもしれませんが、それは嘘です。直接的にはメールアドレスすら調べることはできません。

そのIPアドレスを誰が使っているかは、その利用しているプロバイダのログから確定することができます。でも、普通の人が問い合せをしても、まともなプロバイダであればどの個人であるかを部外者にもらすことはまずありません。
ただし、警察からの要請があった場合にはプロバイダも情報を開示しますので、インターネットで犯罪をしておいて「バラされないから大丈夫」だとは思わないように。
(逆に、なんらかの犯罪の被害者となって、加害者をIPアドレスから特定する必要がある場合には警察に通報してそちらから調べてもらう必要があります。)

同じく、もしメールアドレスが分かったとしても、プロバイダがその人の住所・氏名・電話番号を問い合せた人に教えることはまずありません。
もちろん、優秀なクラッカーがプロバイダのサーバーにハッキングして、情報を引き出すことは不可能ではないですが、どこのサーバーにもそれができるほどの腕前の人はそれほど多くありません。

それより問題は、怪しげな懸賞などに応募したときの個人情報が流出してしまうことでしょうね。その他、誰がみてるかわからない掲示板やチャットにかいた個人情報が広く流れてしまうこととか…
たいして親しくもない人に、メールで個人情報を教えてしまうとか…(携帯電話の番号からありとあらゆる個人情報を調べ上げることは不可能ではないです。気を付けましょう)
問題はIPアドレスが分かると、直接相手のパソコンにアクセスできるということでしょうね…それを利用してメッセージのやりとりをするソフトなどもありますし、実際それはスムーズにやりとりできるから便利なんです。ICQのソフトは、接続している相手に自分のIPアドレスを教える機能がついています。(非表示を選択することもできますが)
相手のIPアドレスがわかると、その相手のパソコンにアタックをすることができます。処理できない量のデータを送り付けて、パソコンを強制終了させることなどが可能です。
これらの危険を避けるためには、
 ○IPアドレスはマメにかえる(接続しなおすとIPアドレスはかわります)
 ○IPアドレスが表示される掲示板やチャットには書込みしない。
 (どうしても必要あって書込みした場合はすぐに接続しなおす)
 ○知らない相手に自分のICQ番号を教えたりしない
 ○怪しいホームページにはアクセスしない
などのことを注意しておいた方がいいでしょう。

何にもまして一番大切なのは、「自分から個人情報を不特定の相手に流さないこと」です。



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