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前智庵 <maechan> 作品展
「熊谷が好き」レポート |
時 2006.4.8(土)
場所 まちの駅くまがや「まちの駅ギャラリー」
(秩父鉄道上熊谷駅前)
- 花祭りの日にみんなで前智庵の個展に行ってきました。
当日は初夏のような暖かさでちょうど熊谷は桜満開。花祭りには行けなかったけど、個展拝観のついでにお花見もできてしまいました。
- 熊谷駅から徒歩10分弱で上熊谷駅。駅前のギャラリーで個展が開かれていました。かなり近づかないとどこがギャラリーかわからなかったのですが、ひとがたくさんなかにいるのを見つけ、たどりつけました。
ギャラリーの広さは6畳もなかったかもしれませんが、前智庵の作品はどれも大体像高が30cm程度なので仏像メインにぎっしり30体ほど並んでいて、まずその数に圧倒されてしまいます。
ぐぐっと 近づくと、アップに耐えうるその細部のこまやかさや丁寧さに気づかされ、思わず感嘆や溜め息が漏れます。
みな離れて見たり顔を近寄せたり、また離れたりを何度も繰り返してしまいました。
- そうだ見とれているばっかりいるわけにはいかん、ここに来た使命を果たさねば。my前智庵仏像を手渡すのだ。
めいめいバッグなどに入れて運んで来た像をいそいそと取り出し、なんとか無事前智庵に渡す。
そうです、一旦作者に帰し今回の個展に並べてもらうために持参したのです。
イガエコさんの雲中さん(すでに配送され飾られていた)に、ぱらいそ堂さんの妙見菩薩、靖子さんの持国天、私の五部浄が一気に加わりずらーっと並びました。
うわ、こりゃいーもん見た、もうまさに極楽ですよ。
これこれ!これなんだ。この前智庵仏が一同に会したとこをずっーと見てみたかったんですよ。
みんなで言ってたのです、前智庵が私たちに仏像を作ってくれてからずっと、いつかみんなの手元にある仏像たちが個展で一斉に集まったところが見たいよね、と。
その夢がいままさに実現して嬉しい。前智庵ありがとう、仏像仲間よありがとう。
- 仏像以外もあひるや熊、金魚などの動物が愛らしい。どうぶつ好きな気持ちが伝わってきます。
他にもピエタやチベット僧など像の材質や服の質感が表現されていて改めて感動。 スケボーに乗る広目天や歌う菩薩などオリジナル仏像ももちろん出展されてます。
私は今回この歌う菩薩さんが一番好きでした。多分その日によって見え方が違うんでしょうね。また明日にでも見に来たいよ。
前智庵を見ると、里帰りした像をメンテナンスしつつ、「うーん良く出来てるなあ」とか「こんな飾り良く作ったなあ」とか他人事のような感想を漏らしてます。
自分で作っておきながら。さすが…、そう思えるのって凄い。そしてそんな素晴らしいのをぱっと手放してしまえるのも凄い。ほんとに腕も確かだし中身も漢前なひとだなあ。
- さて、ひととおり展を満喫したあとお花見へ。うっわ、こんな長い土手の桜が!しかも超満開。風で花びらがひらひらと舞っている中を歩くのはとっても気持ちの良いものでした。
いい大人が揃って土手に仰向けに寝転がり、頭上の桜の枝の重なりを見上げたりしました。楽しかった。
しかし徐々に風が強くなってきて薄着して来た分余計に寒く、帰宅後体調を崩してしまった方が何人か…。ちょっと長居過ぎましたね、そこは反省。
- 前智庵、個展開催おめでとう、そしてまた遠くない未来に再び開いてくださる日を楽しみにしています。
写真撮影:イガエコ
レポ作成:a-k-i-r-a
2006.08.27up
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