仏前な日 仏像に関する情報を仕入れた日に更新します。
第21日(2008.01.05)

「2008正月 仏初詣 武蔵野吉祥七福神めぐり」



井の頭弁財天  弁財天(財福、知恵の神)


吉祥寺 サンロード 新春恒例の「仏初詣」(注1)
今年は東京武蔵野市は吉祥寺駅近辺の「武蔵野吉祥七福神めぐり」に、
今年は2人で行ってまいりました。

吉祥寺駅に10時過ぎに集合し、北口前ののぼり付きの受付へ。
駅前の商店会「サンロード」の看板(右の写真)にも
「武蔵野吉祥七福神めぐり
1月1日(火)〜1月10日(木)」
と大書してありわかりやすい。

受付にて参加費用200円を払うと「バス1日フリー参加券」をもらえた。
この参加券で、一時間に2本走っている「七福神めぐり特別バス」に乗降り自由となるそう。
それでは、駅近くの「井の頭弁財天」から回ってみましょう。

注1)「ぶつ・はつもうで」と読む。
   初詣の中でも特に仏像に会うことを主要な目的とする
   松ノ内の寺詣りのことを指す。仏前!用語のひとつ。

   

井の頭弁財天  井の頭弁財天は吉祥寺駅北口の反対側の「公園口」から徒歩7、8分で行けます(10時30分着)。
井の頭公園内の池の浮島にお堂があり、参拝には遊歩道からかかった橋を渡ってゆきます。

弁天さんは非公開ですが、 通常は公開されていないというお堂に上がらせてもらい、まずは祈願。

さすがにこちらをスタートにする方が多いのか、 大変にぎわっていました。

■井の頭弁財天 (大盛寺)■
住所:東京都三鷹市井の頭4ー26ー1



杵築<きづき>大社  恵比寿神(商売繁盛の神)


杵築大社 特別バス(超満員!)に早速乗車し、20分ほどで杵築大社(11時24分着)。
バス停からは少し離れていますが、ポスターや赤いのぼりを追って行くとすぐ辿り着けます。

こちらには新し目の恵比寿様がいらっしゃいました。






杵築大社 南京玉すだれ 「南京玉すだれが始まりまーす!」という声の方に行ってみると、
神楽殿らしき舞台に七福神の格好をして玉すだれを持ったおばさん〜おばぁさん達が、例の唄(注2)をうたい踊りながら登場です。


テレビでは見たことあるけど、ナマ南京玉すだれは初体験。
ひととおりの技を披露して、七福神の舞台は終了。
いやぁ、ニッポンの正月っぽいねえ。良い良い。


杵築大社 富士塚 そしておまけにこちらには富士塚もありまして。
もちろん登山したのは言うまでもなく。
登ってみても10m程度ですから低いのですけど、楽しかった。

注2)「あ、さて、さて、さてさてさてさて〜♪」ですよ。

■杵築大社■
住所:東京都武蔵野市境南町2ー10ー11



延命寺 毘沙門天(ご利益:福徳)、寿老人(ご利益:延命長寿)


延命寺 毘沙門天延命寺 寿老人 さて再びバス(またまた超満員)に20分ほど乗って延命寺へ(12時13分着)。

こちらの境内に立っていらっしゃるのは「毘沙門天」「寿老人」。 のお二方なので、実は「七福神めぐり」 だけれども「七つの寺社」でなく、六つの寺社でめぐれてしまうのです。

こちらでは、甘酒の無料サービスがあったのでしっかりいただいて、
たき火にもしっかとあたって冷えた体を暖めました。
(天気は良いが、風の強い日だった。)


延命寺 阿弥陀三尊 堂内には新し目の、切金も鮮やかな阿弥陀三尊十二神将が祀られています。

日光月光菩薩の腰がクッとひねられてセクシー。十二神将もアクティブポーズでアピールしてて良かった。

お堂の中心には、本尊であろう、文殊菩薩さんがいらっしゃって、こちらも新し目ですけど、気品ある感じで良いですよ。

■延命寺■
住所:東京都武蔵野市八幡町1ー1ー2



武蔵野八幡宮 大黒様(ご利益:財宝)


武蔵野八幡宮 ちょうど良い時間の特別バスがなかったので、
通常のバスに乗り、別料金210円を払って5分ほどの
「武蔵野八幡宮」へ(13時前着) 。
くるっと回ってまた吉祥寺駅付近に戻って来た格好です。

こちらには黒っぽい大黒様がいらっしゃいます。

そして、やはり吉祥寺駅から近い(7〜8分)せいか、
七福神めぐりの方が結構いらっしゃいました。

のぼりも沢山立っていて、
わかりやすいこともありますよね。

■武蔵野八幡宮■
住所:東京都武蔵野市吉祥寺東町1ー1ー23



大法寺 福禄寿(幸福と長寿の神)


大法寺 そこから大法寺までは徒歩7〜8分(13時8分着)。
歩く距離はそれほどでもないのですが、大通りから少し入った住宅街にあるお寺なので、ちょっとわかりづらいかも。
ここでも赤いのぼりが目印に。

随分気温が上がって暖かくなったけど、この時期、お昼を過ぎるとお日様の力が弱って来ますね〜、
→こんなに影が斜めに出ています。



大法寺 吉祥観音大法寺 福禄寿 門を入って左手に福禄寿像がありました。
白い石が陽を浴びてきらきら光ってましたよ。

右のひとは「吉祥観音」像です。
等身大より大きい像でした。

庭の手入れが行き届いていて、小さいながらも奇麗なお寺さんでした。




■大法寺 (大法禅寺)■
住所:東京都武蔵野市吉祥寺東町2ー9ー13



安養寺 布袋尊(ご利益:福財)


安養寺 飛天 安養寺 布袋尊徒歩でまた武蔵野八幡宮まで戻って、すぐ隣にある6か所目の安養寺へ(13時35分着)。

布袋尊がいらっしゃいました。
お供えの、黄色まあるい文旦(?)が大変お似合い。


こちらのお寺は本殿にお参りできたので、靴を脱いで堂内へ。

金色の天蓋が天井から下がっていたり、
欄間のガラスに飛天がいたり(写真右)、
時代のある飴色の長椅子があったり、
とってもくつろげる素敵空間でした。




武蔵野吉祥七福神めぐりの御朱印 以上で武蔵野市の七福神巡りは終了。
6寺社ということもありますが、バス利用で3時間ほどで回れました。

右はご一緒したイガエコさんが集めた御朱印です。
こうやって並べてみると、判子が多い中、大法寺さん(下段の一番右)の「福禄寿」の達筆さが目立ちます 。
こうやって比べられるのも御朱印集めているからだよね、
次回チャンスがあれば、私もまた集めようかな。

来年の候補としては、
 ○ 埼玉県の小江戸、川越。
 ○ 神奈川県の古都、鎌倉江の島。
 ○ 神奈川県の要地、藤沢。
などがあがっています。

ではまた来年〜!

■安養寺■
住所:東京都武蔵野市吉祥寺東町1ー1ー2





a-k-i-r-a@2008.12.19
※この頁に記載してある情報はお寺を訪ねた時点のものです。
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