仏前な日 仏像に関する情報を仕入れた日に更新します。

第12日(2002.01.05)
情報:第七回 仏前だぜ!(ぷち)ツア−「2002.『仏初詣』」編
内容:見仏/鎌倉3回目:瑞泉寺〜杉本寺〜東慶寺

注意とお願い
●この見仏記は2003年1月5日(日)に書いております。つまり1年後。頼りは当日撮った写真と当日取ったメモのみ。かなり記憶があいまいです。そこのところご配慮ください。
●つまり、詳細データがないけど、大目に見てくれよ、と。よろしく。

【今回の見仏メンバー】
 今年もやってきました仏初詣。そろそろ正月気分も抜けた感のある5日(土)の9時、鎌倉駅に集合。晴天だが風が強い。はじめましてのビワコさんは評判通 りのほんわかムードな方。やっとお会いできて東京組のQoo、イガエコ、ぱらいそ堂、靖子さん&a-k-i-r-aは嬉しい。いつものように自己紹介は一瞬ですみ、仏話しへ。




【鎌倉宮<かまくら・ぐう>〜瑞泉寺<ずいせん・じ>】

本日の仏奉行、ビワコさんの指事(ご出身が近い)で鎌倉駅からバスに乗って「鎌倉宮」へ。10分弱で到着。ここの鳥居は珍しいと思った(全体が赤で、一番上の部分だけ白い)。で、一応形ばかりの参拝をすませる(みんな拝殿とかを眺めてるだけ。お賽銭入れないし、拝まないんだよ)。
瑞泉寺までは歩いて10分くらい。小さい釈迦と千手がいた。




【杉本寺<すぎもと・でら> 目玉:十一面観音立像など】

歩いて15分、杉本寺
急な階段を登って本堂へ上がる。わ、仏像がいっぱいですよ!凄そう。
右奥に「観音三十3化身仏」がいる。像高50cmくらいのかわいい仏なので危うく持って帰りそうになる。カルラの羽がいい感じでした。というか内陣に上がったら監視の人が誰もいないので大変危険ですよ!まー、私みたいな天の邪鬼は放っておかれると手出しが出来ないから安心して良いけどさ。

その左前には若々しい不動明王。腰のひねりがききまくってるイカした仏で、かなりお気に入り。格好良かった。
毘沙門天がまたキリッとしててかっこいいー!こっちも腰のひねりがきいている。踏まれている邪鬼のいじっぱり感も良かった。

正面には十一面観音さん。中肉中背、手が短かめで、親しみを覚えるひと。目線は伏し目でなく、ちょっと上の遠くを見ており、ほうけている感じかな。脇を閉め、水瓶を上目に持っているのが珍しいポーズだな。
新十一面観音さんは、でかい。横にも上にもでかい。もったりした感じ。
左奥の方に地蔵菩薩が二体。どっちも格好よいが左のひとの方が良い。目を細めて、何だか口を動かし、喋っているように感じた。「運慶作???」のようなことを書いた札が立っていた。

わー!さらに奥にも三体いますよー!腰細、お腹ぽってりの仏がー!う〜ん、かなりいい感じっぽいんだけど、遠くて良くわかりません。でもすっごい良かった杉本寺。大満足だ。


 
★杉本寺★

「十一面杉本観音」というのぼりがあちこちに。





【東慶寺<とうけい・じ> 目玉:水月観音菩薩半跏像など】

お昼を食べて、東慶寺
お昼中に雨が降って、止んだので外に。冷てーーー!寒いを通 り越しているよー。
2時の水月観音さんの拝観予定にはまだ時間があったので、まず松ケ岡宝蔵へ。と、雪が降り出した!と思ったらあられだ!!大きいもので直径1cmもありそうな霰!おもろー。こんな大きいのは初めて見たかも。

松ケ岡宝蔵では金銅の鋳造仏が良かった。衣から出ている手がぷっくり太ったもみじ型で可愛い。鋳造仏はあまり細かい型は抜けないからこんなんなんだろうけど、いいなー。しみじみ、ほくほくしてしまった。

水月堂に移って久しぶりの水月さんと会う。今日は男っぽく見えたり女っぽく見えたり、見る度印象が違う。右斜下からが良かったが、左横顔もいい。雨音が聞こえて良い風情。雪から雨に変わったらしい。その名の通り、この観音さんは水が似合う、と思った。


 
★東慶寺★

急に降り出した大粒の雪、というか霰。
   
★庭の霰★

あられの降った跡。不思議な白い球体が。







外に出ると雨は止んでいた。また晴れそう。ここでこれから仕事という(!)イガエコさんと別 れ、身体が冷えた残り四人はコーヒーを飲みに。ビワコさんを囲んで仏像の話。話は尽きないが、後、解散。外はすっかり青空で日が傾いていた。北鎌倉から16:05の上りに乗って帰路についた。
いやー、しかし今日は杉本寺が思いのほか良かった。あと雪がおもろでした。





a-k-i-r-a@2003.01.05



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