硫黄岳から赤岳への稜線を歩く


97年9月1日、南八ヶ岳の硫黄岳に登り、稜線づたいに横岳、赤岳に登り、県界尾根を下った。以下印象にのこった事柄を書き記しておきたい。6:00赤岳鉱泉小屋出発、8:05硫黄岳山頂、12:10赤岳山頂、13:00山頂出発、16:10小天狗、16:50登山道入り口、17:30スキー場、(タクシー)17:45清里 、夕食、19:14清里発、各駅停車で23時ごろ新宿着

赤岳鉱泉小屋

半月ほど前にテレビで紹介されていたので興味があった。広くはないが桧の風呂があって泊り客は無料で入れる。全体にアルプスの山小屋風であり、料理も凝っている。この日は、ロールキャベツ風のものとシーフードカレーがでた。どっしりとした木のテーブルと椅子は逸品。図書室や、談話室のようなものもある。個室中心であり、大部屋は一つだけ。食後、ほの暗い食堂のあちこちでワイングラスを片手に談笑する人たちがいた。建物にふんだんに木がつかってあり感じがよい。電気を節約するためか、豆電球がつけてあるが、これが、ランプのあかりを思わせて、雰囲気がある。残念なのは、建物のあちこちに飾ってある絵がひどく俗っぽいこと。夕食、朝食つきで7500円、弁当500円か1000円。個室はプラス4000円か8000円。

硫黄岳

初めて登ったが、私はこの山がすっかり気に入ってしまった。岩とハイ松の入り混じる広々とした山頂。垂直な岩壁が半円状に連なる爆裂火口。山頂から見る赤岳と阿弥陀岳の雄大な眺め。登りやすい割に大きな満足感の得られる山である。

硫黄岳山荘

昔ながらの山小屋。お兄さん一人で運営しているのか、忙しそう。

横岳

鎖、梯子の連続する険しい山だ。足元が垂直に切れ落ちているところもあり、高所恐怖症の気がある私は、異常な緊張を強いられた。

赤岳展望荘

450人収容の大きな山小屋。近代的な建物。テーブルの並んだ食堂の一隅が「スタッフ席」などと書かれているのも、今風だ。高山病にかかった老人を「スタッフ」の人が親切に面倒をみていた。

赤岳

昼近くに頂上に到着したが、ガスがでて全く眺望がきかない。登ったという満足感のみ。赤岳頂上小屋で弁当をたべる。休憩料、お茶にたくあんがついて300円。生ビール750円。とても飲みたかったのだが、この先のことを考えて自制。

県界尾根

横岳に劣らぬ険路。鎖、梯子の連続。見上げると、赤岳が天にそそり立っている。本当にあんなところを登ったのか、と思う。鎖場が終わってからがまた長い。大天狗から小天狗の間はまわりの樹木の丈が小さく、開放的な尾根道。気持がよい。

清里

県界尾根を最後まで降りずに、小天狗から右に折れて林道にでて、途中からタクシーで清里に出た。夏が終わった清里は、少しさびしい感じ。人がいない街をキンキンとした音楽が流れ何やらすさまじさをかんじる。食事をする場所をさがしたが、あまりない。通りから少し入ったところにロッジ風のレストランがあった。電気が消えていたが声をかけると店を開けてくれた。ニジマス料理、900円