2022年6月5日
190回目 血小板
鳥取県はなかなか予約枠が取れなかった。元々の枠が小さいのか、前の月の献血が終わった直後に予約の確認をしても第一日曜日の朝イチの時間枠は
埋まっていることばかりだったのだ。前回はたまたま1日に献血だったので、予約がオープンになってから早いタイミングで予約ができたのだと思う。
やっとの思いで予約が取れたのですぐに日程を組み替えて鳥取に向かったのだった。
実は飛行機移動というのは久しぶりだったりする。昨年12月の長崎以来になる。今回は新型コロナウイルス感染症の移動自粛が無くなったこともあって
どれだけ人がいるのだろうかと思ったが、空港に向かうリムジンバスは比較的空いていた。空港の中こそ人出が戻ってきており、活気が戻ってきていた
とは思うが、最盛期ほどではないと思う。鳥取に向かう飛行機はほぼ満席。こう言ってはなんだが、鳥取に用事がある人ってそんなにいるのか?
献血会場は「鳥取県赤十字血液センター」。全国的にも散見される、血液センター内にある献血ルームだ。どういうわけか、血液センター併設の場合は
妙に作りが古いのだが、ここも例外ではなかった。最近の流行として本棚を設置したりしていたが、やはり作りの古さはどうしようもないし、壁の色
などにその古さが滲み出てしまう。嫌いではないのだけど。ちなみに、医師の問診と検査採血が隣り合っているので、検査採血で手間取ると
全体の回転数が落ちるということが起きる。相変わらずシーフテストは無い。
ベッドは全部で6台。うち、1台が全血専用だった。採血室はベッドが壁際に並んでいて、血液センターの名に恥じない、質実剛健という感じの
部屋だった。事務仕事をする机もなく、本当に必要なものしかない感じに好感を抱いた。ただ、ベッドが6台しかない割にガンガン成分献血を
入れるので、看護師全員の手がかからない時間というのが発生していた。そうなると、唯一ベッドのない壁際に看護師3人が並んで立つという
非常に不思議な光景が繰り広げられるのであった。
鳥取県って言葉に訛りがあるの?という疑問があったのだが、綺麗な標準語だった。たった1人だけ、関西弁っぽい訛りがある人がいたが、
それ以外はイントネーションも気にならない。広島が独特の訛りを持っていることを考えると意外と言えば意外だが、山陰ということもあり、
あまりそういう文化が伝わってこなかったのかもしれない。
鳥取駅。なぜかこういう長い駅が多い気がする。停車する列車の最長の編成に あわせているのだろうけど、駅舎からホームがはみ出てはいけないのだろうか。 |
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こういうの、新潟でも見たなという「TOTTORI」のオブジェ。砂をイメージした 色になっている。 | |
鳥取県庁の建屋。古き良き官公庁の建物という空気を漂わせているが・・・ |
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側面はこんな感じでモザイク画が設置されている。このモザイク画があったために 最初はこれが県庁の庁舎とは思わなかった。 |
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定礎。最近よく出会う室内にあるパターン。建屋の中からでは「ぬりかべ」と思われる 巨大なフィギュアの裏にある。結果、外からしか見えないという・・・。昭和三十六年三月。 |
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鳥取県赤十字血液センター。この中に献血ルームがある。駅前からのアクセスは悪い。 今回はタクシーを利用して移動した。路線バスもあるが頻度は低め。 |
砂丘の入り口にあった看板。実際に行ってみると分かるのだが、落書きしたくなる気持ちは 分かる。実際に落書きした人もいたと思う。 |
写真から伝わるかなぁ・・・。砂丘に入ってすぐの壮大な光景。これは観光地になるな、という感じ。 正面に見えているのが馬の背と呼ばれる第2砂丘列だ。 |
馬の背の麓から見上げる。写真では伝わらないが、圧倒的な壁っぽさがある。 |
この馬の背、登る人が多数いるのだが、いわゆる尾根沿いに登ると比較的楽に登れるようだが、上の写真のように急斜面に挑む人もいる。
後で調べたのだが、最大斜度32度、頂上の標高は47 mになるそうだ。私?もちろん登った、この急斜面を、一眼レフカメラを入れた鞄を
持ったままで。この斜面が砂の安息角に近いようで、足を踏み込んでも8割~9割くらいは戻される。男性でも結構きつい、女性ではリタイアする
人が多数だった。私が坂の途中で追い抜いた女性は登頂していたが、その後5分くらいは倒れ込んでいた。それくらいきつい。
尾根沿いでもいいから登るべきだと思うのはこんな光景が見れるからだ。 馬の背の頂上から日本海を見るとこんな感じ。 |
馬の背の地下には小川が流れており、その周辺だけ草が生えている。 砂丘の緑地化が問題になっていたが、こういう場所もあるようだ。 |
観光客目当てと思われる周遊バスが通っていたので賀露神社にも行ってみた。観光地にするほどのものではないというのが正直な感想だが
まぁそれはそれで。
犬だけど虎?ネコ科だよな、虎って・・・。狛犬とは一体・・・と 概念が歪んだ。 |
ちなみにこんな感じ。対になるもう1体もしっかりと境内にある。 |
必要以上にページを長くしても仕方ないので、最後にもう1箇所。「鳥取砂丘コナン空港」だ。名探偵コナンの作者が鳥取県出身ということで、
こんな名前になってしまっている。ちなみに、色々と飾られているのは国際線ターミナル部分であり、国内線の方は至って平熱だった。
こんな感じになってる。 |
作者自筆のイラスト。このイラストを使った横断幕とかパネルとかも 何箇所かにあった。 |
国際線の展望デッキはこんな感じの記念写真スペースになっていた。 ちなみに、国内線の展望デッキは至って平熱。 |
トイレの男女表示もこんな感じ。多目的トイレは赤色の蝶ネクタイをしている。 |
他にももっと色々とあるのだが、ネタバレになるのも申し訳ないのでこれくらいで。あとは是非現地で見て頂ければと思う。
この空港で印象的だったのは、離陸時に航空会社の地上スタッフ(受付なども含めて)多くの人が見送りに出てきて手を振っていたこと
だろうか。トーイングカーや誘導のスタッフが手を振るのはよくあるのだが、他の地上スタッフも出てくるのは珍しい気がする。
鳥取市には何もないと言われていたが、なんだかんだで結構な枚数の写真を撮影していた。意外と見るところがあるぞ、と。
ちなみに、砂丘では靴の中に大量の砂が入るので裸足かサンダルがおすすめ。靴の中の砂はその後数日にわたって出続けた。