2021年12月5日
185回目 血小板
長崎県というと、学生時代に学会で一度訪れたことがあるだけだ。もうその頃の記憶というのはあまりないのだが、路面電車が100円だったことは
よく覚えている。今回行ったタイミングでは、10月から料金改定で140円になっていた。その前がいくらだったか分からないが、ちょっと隔世の感が
あるなという感じだ。
今、長崎県の観光地というとハウステンボスが筆頭になるだろうか。長崎空港から直行のバスが出ているようだが、長崎市に用事がある私としては
長崎市に向かう必要があり、ハウステンボスは苦しい。長崎市とハウステンボスはそこそこ離れているのだ。佐世保バーガーという話もあるが、
長崎市と佐世保市はハウステンボス以上に離れており、文化圏が違うという話も聞いた。結果、長崎市内での観光地を巡ることになった。
2021年11月19日に行われた世界夜景サミットで、世界新三大夜景としてモナコ、長崎、上海が選ばれているので、夜景は外せないかな・・・
という感じだろうか。
今回の移動に際して、空港や現地で修学旅行の団体を見かけたり、ずっと泊まっているビジネスホテルのチェーンで朝食バイキングが復活するなど
少しずつ元の生活に戻ってきているのかなという気がした。空港のロビーなどでも雑談をする人が増えてきた気がしている。個人的には静かな環境を
好むので、できれば話さないでいてほしいのだけど、残念ではある。
さて、献血ルームはというと、アーケード通りから少し入ったところにある。献血の時刻は10:00からなので9:30に行ってみたのだが、階段の途中に
9:40に会場する旨の張り紙があったので大人しく引き下がった。9:40を少し過ぎた頃に入ったが、既に前に2人ほどいた。ビルの1フロアを使っている
と思うのだが、ビルの大きさの関係もあり、そこまで広くはない。ロビー、問診室、採血室がコンパクトに入っている感じだ。ロビーは詰めて座れば
30人くらいが入るだろうか。今は半分くらいにされているので15人くらいだ。採血室のベッドは10台。うち2台が全血専用であった。
Trimaという機械限定のようだが、キッチンタイマーを仕掛けておき、タイマーがなったタイミングでそれまでに分離された血小板を確認していた。
看護師によると、血小板が固まっていないかの確認をしているのだそうだ。他では見たことのない対応である。他にも採血が楽になるように握るものを
「にぎにぎ」、腕に下で保温するために温かくなっているものを「ぬくぬく」と表現するなど独特であった。Trimaでできる「分20」という取り方は
大体どこの献血ルームでも「ブン20」という札を書類に挟むことで看護師に指示を出すのだが、ここの献血ルームではその札にミツバチのイラストが
添えられていた。ブンだから蜂か・・・と。
長崎の言葉の訛りってどうなっているんだろうと思っていたが、意外なほどに標準語だった。献血に来ていた年配の方がちょっと訛っているかな
という感じ。九州弁と一括りにするのも失礼だとは思うのだけど、訛りが強く残っている印象があったのだけど、そういうわけでもないらしい。
長崎駅。来年秋には九州新幹線が長崎まで伸びるということで、長崎駅が新しくなっていた。 そして長い。写真に撮れないくらい長い。 |
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昔の駅は解体されてすっかり更地になっていた。ここの部分がどうなるかは分からない。 完成予定図はあったかもしれないけど、覚えていない。 | |
そしてこれが県庁。こちらも新しく、googleのストリートビューで過去に遡ると建設途中の 状態が見れたりする。 |
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定礎を見ると平成29年11月になっている。建屋の中にあった。本当は用事が無いと入っては いけないんだろうけど、入ってすぐのところだったので入らせてもらった。自動ドアも開いたし・・・ |
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県庁から見えた景色。こういう山肌に貼り付くように建物が建っているのが長崎らしいな、と。 |
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これも同じく県庁から見えた景色。あの黄色い球は何だ?と思ったが、これは翌日に明らかになる。 |
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同じビルに入るテナントの物が色々と置かれて隠れているが献血ルームの入り口の看板。 とにかく血液が足りていないのは、全血液型を募集していることで良く分かる。 |
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献血ルームのアクセス案内になった吉宗。何故これを?と思ったが献血を終えた昼頃には 大行列ができていた。どうやら有名な料理屋だったようだ。 |
平和公園の平和祈念像。意外とのっぺりしていて、テカテカしているんだな、と。 |
原爆の爆心地。ここでみんなで自撮りをしている観光客がいた。そういうノリが許される 場所なんだろうか・・・。 |
原爆の被害にあったところとして何かと出てくる浦上天主堂。勿論、再建されたものだ。 実は初めて行った。中も見てきた。 |
長崎原爆資料館。中を見た後は妙にしっとりした気持ちになってしまった。 |
原爆資料館の屋上にある展望デッキから。下がちょうど爆心地の辺り。焼け野原からここまで 復興するんだな、と。 |
ちょっと時間を超えて、献血後。
ドラゴンプロムナードって何だ?と思って行ってみた。 |
バリアフリーを全力で無視した階段を上った先にあったのは展望デッキだった。 |
そこにあるのが県庁から見えた球だった。特に何かあるわけではなく、単なる球。 |
展望デッキを示すピクトグラムにも球が描かれている。それだけ象徴しているようだ。 |
長崎空港にあった長崎角煮まんじゅうちゃん。・・・何? |
長崎空港の展望デッキにあったインスタスポット。こういうのを作らないといけない時代なんだろうか。 ちなみに、キッズスペースがあるからか、子供がとにかく多かった。 |
今回の訪問の少し前に、長崎の稲佐山が上海、モナコと並んで世界新三大夜景に選ばれていた。それでなくとも行くつもりではいた、稲佐山の夜景。
こんな感じ。 |
ちょっとずらして湾が映るようにすると街の明かりが反射して見える。 |
3枚目だけど、あまり見た目が変わらない・・・。 |
あまり注目されていないが、展望台の隣にあるアンテナがかなり綺麗。 |
個人的には札幌の藻岩山からの夜景の方が好きだったりする。長崎は山がちなので立体的な夜景と言われているが、いざ真っ暗になると高低差は
感じないし、一面の光という感じにはならないし・・・。まぁ趣味は色々だ。
歩いていて見かけた「渡辺 この奥」。どういうこと?と思ったら・・・ |
物凄く細いところを抜けていかないといけないようだ。何があるのか行ってみたい気もしたが とりあえずやめておいた。 |