2020年07月05日
169回目 血小板
直前までどうしようか悩んだのは確かだ。新型コロナウイルス感染症による都道府県を跨いだ移動が解禁されてそれほど日が経っていない。その状態で
感染確認者がゼロを維持している岩手県に行っていいのだろうか、と。それでも結構前から色々と予約していたし、誰かと長時間一緒にいるわけでも
ないので行こうと決断したのだった。
やはりと言うかなんと言うか、東京駅の新幹線ホームは人が少なかった。まぁ仕方ないかなと。
盛岡に着いた後も意外と人が少なかった。この旅で初めての雨だったと思うが、それが悪いのかもしれない。傘をさしながらの写真撮影は骨が折れる。
苦労しながら撮影をしていたのだが、15時頃には雨が止んだ。その頃には疲れていてあちこちに行く気にならなかったわけだが。
朝イチの献血ルームは入り口〜ロビーが暗かった。まだ開いていない?と思ってしまうほどに。中に一般の人が見えたので入ったけど、なかなか
入るのに勇気がいる感じだった。献血終了後にはロビーも明るくなっていた。
さすが東北なので言葉は独特の訛り方をしていた。ズーズー弁というわけではなく、独特のイントネーションがあるのだ。東北出身者としてはむしろ
心地よい。受付の人だけでなく看護師もそんな感じなので、あの辺りの人が丁寧語で標準語で話そうとするとそんな感じになるのだろう。
献血ルームのベッド数としては多い方かな、と。14台のベッドがあり、そのうち2台が全血専用のようだった。ここでもシーフテストは無し。実施する
ところとしないところの分布が分からない。献血終了後には血液の酸素飽和度を測定した。指先にクリップ状に挟むあの機器だ。全国的なのか特別なのか
はこれから分かることだろう。勿論血圧も測定する。最近の流行として献血終了後にベッドでそのまま休む時間を設けるのだが、ここでは10分だった。
しかも、計測の起点は血液の返血終了時。ベッドに設置されたキッチンタイマーで測定するというなかなかの方式だった。
この旅をしていて初めてなのだが、帰宅時の心配をされた。「今日帰るんですか?」というのは定番の質問なのだが、帰宅途中で体調が急変したら
どうしようか、という心配だ。結局、医師に相談して十分な休憩を取ってから帰れば大丈夫だろうという形で続行となった。人柄なのかもしれない。
献血終了時には「指定席って取れてるんですか?是非とも座って帰って頂きたくて・・・」とまで言われた。そこまで心配されるのか、と。指定席は
取れていたし、キッチリ昼食を摂って、爆睡しながら帰宅した。
来たぜ盛岡駅。 フォントが細いせいか、上品というか自己主張が少ないというか、そんな「盛岡駅」の文字。 |
魚眼で撮っても全体が入らないくらい長い駅舎。多分新幹線ホーム全体を覆うような駅舎に なっているからだと思う。 |
駅前にあった新渡戸稲造の胸像がマスクをしていた。そういうご時世。 |
県庁の庁舎。普通のレンズでは全体を入れることができなかったので 魚眼で撮影。質実剛健という感じの建物だ。 |
定礎。建物を1周して、また建物の中か・・・とか思いながら、ふと植え込みの中を 見たらそこにあった定礎。まさに呼ばれた感じ。下は埋れていて日付は読めない。 |
献血ルームの入り口。かなり露出を高めにして明るくしている。 エレベーターを出てすぐ入り口みたいな感じ。 |
県庁のすぐ近くにある裁判所の敷地内の石割桜。この時期だと桜だかなんだか さっぱり分からない。 |
こんな感じで石を割っている。説明の看板によると、今も少しずつ隙間が広がっている らしい。 |
相変わらず高い所には登る。駅前にあるマリオス展望台。 どよ〜んという言葉がよく似合う。 |
どよ〜ん その2。晴れていれば綺麗なんだろうなとは思う。 ちなみに、この展望台、驚くほど人がいなかった。地元の人が結婚式の余興か何かの 撮影っぽいことをしていただけ。穴場かも。 |
色々と書いているが、実は盛岡駅に着いた時から見るものが一杯あったのだ。
この黄色いコーヒーの看板を懐かしいと思うのは地域的なものだろうか。 調べてみたら服部コーヒーフーズという会社らしく、東京以北にしか無いようだ。 |
「はやて」と「こまち」の擬人化だろうか。顔ハメではない。 |
コインロッカーを探していたら「わんこロード」なる所に誘導された。 |
これがわんこロードだ。 |
わんこロード入口には「東西連絡通路」の文字が。元も子もねぇ・・・。 |
こんなのもあったし、街中にもこれらのキャラクターが一杯いた。 お椀の中にウニ、お餅、蕎麦、豆腐、穀物・・・でいいの?穀物だけ広くない? |
こんなのもあった。記者会見でもするの?それともごっこ遊び? |
危うく駅だけでお腹一杯になりそうな街だったのだけど、外に出て小ネタを。
ミスタードーナツのロゴってこんなだっけ?と思って撮影。このロゴを掲げるお店も いくつかあるようだけど、理由はよく分からなかった。 |
よく分からない「亀屋 GmbH」。GmbHはドイツでの有限会社を意味している。 クリーニング屋が何故? |
駅前の地域で時々見かける「開運かなえちゃん」なるキャラクター。 |
どうやらこのゴツい「開運橋」がモチーフになっているらしい。これを女性キャラに しようと思ったのが凄い。 |
こんなに必要?ってくらい打ち込まれているリベットが素敵だったけど、女性キャラには 似合わない。 |
ご当地ヒーローっぽいものがラッピングされた自販機があったのだけど・・・ |
「俺の右手は南部鉄器だ」だそうで。強そうなことを言っているけど、冷静に考えると 何が凄いのか分からんぞ。勢いだけのやつだ。 |
本当は駅ビルの中の変なエスカレーターとか細かいネタが色々とあるんだけど、キリがないのでこの辺で。
これ、シリーズを重ねるごとに1箇所の内容がどんどん長くなっている気がする。
まぁ仕方ないか。
最後に一枚。「ラピュタは本当にあったんだ!盛岡の雑居ビルの中に。
スペルもバッチリ |