Top47都道府県 献血巡り福島

福島

2021年9月5日
182回目 血小板


福島県の県庁所在地が郡山市だと思っている人が多すぎる。実際に人口が多い市町村はいわき市、郡山市、福島市の順に3番目だし、東北新幹線も
郡山にも駅があるし。いわき市が忘れられているのが気になるのだが、県庁所在地は福島市だ。ちゃんと新幹線も止まるし、人口だって3番目だ。
何故こんなにも誤解されているのか・・・。

首都圏から福島市までは意外と近い。上にも書いた通り新幹線も止まるということもあり、東北新幹線に飛び乗れば東京から90分くらいで福島市に
着いてしまう。その手前に郡山があるのだけど。今回、実際に行ってみて分かったのだが福島市は意外と北の方にある。ちょっと行くと山形県、
宮城県に入ってしまう。そういう意味では周りの地域と連携がとりやすいのでは?

この献血巡りで何度目か分からないが雨だった。1日目は雨雲レーダーを見ながら行動していたのだけど、12時頃には雲が切れるかな?と思っていたが
実際に雨が上がったのは15時頃だった。もう遅いよという感じだった。

福島県内の献血ルームは今回の福島県赤十字血液センターの他にいわき市の血液センターの出張所、郡山駅前の献血ルームと3箇所あるのだが、
県庁所在地なので赤十字血液センター内の献血ルームで献血してきた。さすが血液センターという感じで最近では珍しいくらいに飾り気のない
献血ルームだった。ロビーは最近では狭めだろうか。コロナウイルス感染症の関係で間隔を空けているとはいえ、15人くらいで一杯になるだろうか。
間隔を詰めていたとしても20人くらいだと思う。Webサイトを見ると雑誌や自販機などがもう少し充実していたようだが、コロナ禍で色々と変わって
しまったようだ。

ベッドは全部で11台。採血室が広い割にはベッド数が少ないので広々としているイメージ。飾り気がないのもあって素っ気ない印象があるが、まぁそんな
感じのところもいいんじゃないかと思う。ベッドに通し番号が振られているのは良くあるパターンなのだが、「4」が飛ばされていた。そんなところに
気を遣わなくても・・・と思ってしまった。相変わらずシーフテストは無いのだけど、抜針後の休憩はあった。砂時計で3分を測って、圧迫止血を
するように言われていた。絆創膏を取った時の印象だが、特に血の止まりが良かったという印象はない。

福島というと福島弁だ。東北弁というよりは茨城弁に近い感じなのだが、独特の柔らかさがある。何回聞いても真似できる気がしない、実に不思議な
方言なのだけど、最近では珍しいほどによく残っていた。流石にホテルのフロントは標準語だったのだが、献血ルームの受付職員の方とか、途中で
入ったファストフードの店員とか、献血に来ていたオッチャンとか。いい感じだなぁと満喫したのだけど、やっぱり真似できる気がしない。



福島駅西口。新幹線側の出口。ちょうどいい距離には大きなオブジェがあり、写真が撮れなかった。

こちらは東口。在来線側の出入り口。やはり在来線の出入り口は殺風景になる傾向がある。
福島駅は在来線と新幹線の駅舎が大きく分かれていて、間が駐車場になっているという珍しい
構造だった。

西口にあった「ももりんウォーター」。このキャラクターを駅付近でやたらと見るなと思って
いたのだが、後で調べたところ福島市のマスコットキャラクターなんだそうだ。桃とリンゴを
持っているから「ももりん」かと思っていたが、名前ありきだったようだ。

福島市は「古関裕而のまち」として推していた。ちょうど盛んに在宅勤務していた時のNHKの
朝の連続ドラマ「エール」のモデルなので何となく見ていた。それをプッシュしている感じだ。

そんなわけで、駅のコンコースには自由に弾けるピアノが置かれていた。実際に弾いている人は
1人しか見なかった。そこそこ腕に自信がないと弾けないよな・・・。

福島県庁。やたらと高い庁舎を建てる所が増えている中で、コンパクトな建屋だった。なかなか
全景を見渡せるところが無かったので写真としてはこれが精一杯だった。

これが定礎。質実剛健という感じ。何がすごいって場所が・・・

建屋の入り口とかそういう事とは関係ない場所に設置されていた。建物の南東の角なので、
本来の定礎の設置場所である。入り口付近に定礎が無いと建屋を一周するのだけど、久しぶりに
その過程で見つけた。


献血ルームが入っている赤十字血液センターのビル。なかなか立派で綺麗だ。奥側の最上階の窓に
献血ルームの文字があるのだが、実際には写真左側手前から建屋に入ってすぐに献血ルームがあった。

献血ルームの入り口。必死にアピールしているが、ルーム内が妙に暗いのが気になる。もう少し
明るくすればいいのに・・・。

献血ルーム入り口付近のロビーには写真の撮影スペースが。献血者の年齢が高めというのもあるだろうが、
使っている人は見かけなかった。

最寄り駅は福島駅から1駅移動した「南福島」になるのだけど、それがこんな駅だ。福島駅との
落差よ。


信夫山(しのぶやま)公園の麓にあった噴水のある公園。気温も低かったし、雨だったしで誰も
いなかった。稼働を続ける噴水が一層寂しさを演出していた。

信夫山第一展望台。まぁ雨だし、こんなもんだろう。ちなみに、この展望台、メチャクチャ探した。

その理由がこれ。これが第一展望台。案内図などにはしっかり書かれているのにこんな感じなのだ。
ここに来るには写真奥側か手前側にある獣道のようなところを通らないといけない。

信夫山はこの先にも展望台が設置されているようなのだが、ここまでで結構な急勾配を登ってきたことと、第一展望台の整備状況を見て
ここで心折れて下山した。

このあたりで検索して気づいたのだが、福島市には観光地が無い。「福島 観光」で調べてみてもいわき市とか会津若松市とかが出てくるのだ。
福島市は意外と難しいようなのだ。そんな中で見つけた場所に移動してみることに。



福島駅から阿武隈急行と福島交通飯坂線が出ているのだが、今回は飯坂線で移動。

ちなみに、阿武隈急行には「鉄道むすめ」がいた。いつも調べないので、急に出会うと驚く。

阿武隈急行は政宗ダテニクルとのコラボでラッピングトレインを運行していた。「していた」とは
書いているけど、現地に行くまで知らなかった。写真はその中の愛姫。ところで誰?

今回は飯坂線で移動。「いい電」は愛称なんだろうか。福島駅と飯坂温泉を結んでいる。

で移動した飯坂温泉駅。

ここは日本最初のラジウム発見の地なんだそうだ。

でもって「温泉むすめ」がいた。飯坂温泉特別観光大使になっているようだ。

「鉄道むすめ」がほぼ1枚絵で背景で工夫するしかない割に、温泉むすめの公式の絵の多さよ・・・と思って見ていたのだが、
数多くいる温泉むすめの中でもこれだけ公式絵があるのはこのキャラクターだけのようだ。何故だ?

こういう衣装違いバージョンは勿論のこと

こんなSDキャラまで用意されている。凄い。

この飯坂温泉だが、やはり人は少なかった。雨のせいかもしれないけど。

街中に無料で使える足湯があったのだが誰もいなかった。お湯はしっかりと流れていた。

一応行ってみた「愛宕山公園」。愛宕山って落語があったな思って行ったけど、冷静に考えたら
ここではないだろう。ここも凄い山道で途中で後悔した。

長くなってきたのでこの辺で。
最後に駅前にあった案内標識。

もうちょっと何か書けよ。

福島市がイマイチ県庁所在地として認識されない理由。それは観光も含めて行く理由がほとんどないからでは?
もう少しアピールしてもいいんじゃないかな。。。


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