Top47都道府県 献血巡り福井

福井

2022年3月6日
187回目 血小板


実は3月は他のところを予定していた。ところが、献血の予約を取ろうとしたら枠が全く空いておらず、急遽そこから献血の予約が取れ、ホテルも確保
できるところということで振り替えたのだ。残りの都道府県が少なくなってきたのでこういう急な振り替えも難しくなってくるだろう。そういう
難易度の高い都道府県は早いうちに行っておくんだったなと今になって反省している。

さて、福井県というと首都圏からのアクセスが難しいことで知られている。北陸新幹線が大阪まで延伸されれば福井県を通るとされているが、
今のところ金沢までなので新幹線でのアクセスはできない。飛行機という手もあるが、距離を考えるとなんか違う気がする。結果、新幹線で
金沢か米原まで移動し、そこから在来線で移動することになる。今回は米原経由で移動することにした。

行きについてはかなり綺麗に列車の連絡が繋がって待ち時間は殆どない状態で移動できたのだが、帰りについては途中駅で1時間〜2時間弱の
待ち時間が発生していた。新型コロナウイルス感染症の関係で特急が運休していたのも理由ではあるのだが。

急遽決まった福井行きだったのだが、観光地が全く見当たらなかった。いや、あることはあるのだ。永平寺とか東尋坊とか恐竜博物館とか。
ただ、地図を見て福井市中心部から遠いから行くのは難しいな・・・と思いながら現地入りした。結果どうしたのかは下で。

献血ルームの名前は「いぶき」。ここ、「献血ルーム」ではなくて「献血ホール」を名乗っている。特別な何かがあるわけではなく、
県血液センターの1階がそのまま献血ルームになっている感じだ。正面の入り口を入ってすぐに受付がある感じであり、献血以外で一般の人は
血液センターに来ないからいいでしょ?という感じがある。

血液センターの中なので最近多くなっているような装飾は少なめ。実直というか、お役所的というか、そんな感じだ。ベッドは9台。全血専用
のようなベッドは無いようだ。白を基調にした採血室の壁際にぐるっとベッドが設置されており、真ん中に作業用の机がある感じ。事務仕事を
どこでやるのかは分からなかった。福井県では血小板献血をやっておらず、成分献血は血漿のみということもあってか、トリマという機械は2台
しかなかった。

シーフテストが行われていた。相変わらず実施しているところとしていないところの違いが分からない。本当に必要なのかどうかも分からないし。
献血終了後にロビーでカードの返却などを受けるわけだけど、ロビーには飴があるくらいで食べ物は置かれていなかった。処遇品として1回分の
インスタントコーヒーかアイスの自販機で使えるコインかの選択と一緒に小袋に入ったクッキーが渡される。食べ物としてはそれだけだった。
飲み物の自販機は普通にあるけど。

福井県出身の人は大学時代の知り合いに1人いたが、口調がゆっくりしているなという印象があった。どうやらその人だけの性質ではなく、全体的に
口調がゆっくりしている印象。言葉としては独特の訛りのようなものがあるが、全く分からないということもなく、柔らかい印象を与える言葉だった。
せかせか生活している首都圏と本当に同じ国か?というくらい印象が違っていた。



福井駅。意外と飾り気のない駅だなという感じ。新幹線のホームがない割に長い。

福井といえば恐竜ということで、駅前には恐竜のオブジェがある。

駅前のオブジェその2。これらのオブジェは動くし鳴く。ただ夜中は止まっているようだ。

駅から近いところに県庁があるのだが、そこは福井城の跡地。なので石垣越しに
県庁の建屋が見える場所がある。無駄に荘厳。

福井県庁の庁舎。かなり立派だと思う。自販機の飲み物を補充するために某飲料メーカーの
トラックがずっと停まっていて、立ち去るのをずっと待っていた。

定礎。建物の中にあったのだが、手前がガラスだったので外からも撮影できた。一応建物の中には
トイレと続日本100名城のスタンプのために入ることができるが、定礎のところまでは行けない
ようだったので諦めた。

県庁の前に結城秀康公の像があったのだけど・・・

なんでこんな悲しそうな顔をしているんだろうと思ってしまった。何をした人かは知らない。

福井県赤十字血液センター。ここの1階が献血ホール「いぶき」だ。住宅街のど真ん中にあるので
近くの人は通いやすいだろうなと思っていた。

福井駅に到着して荷物をコインロッカーに入れて、福井駅と県庁の写真を撮影し終わるところまでで所要時間1時間。
そこでやることが無くなってしまった。さてどうしようと悩んだ。

えちぜん鉄道で移動してきた勝山駅。

勝山駅の目の前には恐竜のオブジェがある。そう、恐竜博物館があるのが勝山市なのだ。

どうしてこう、地方に行くとその地方の「推し」をポストの上に飾りたがるのだろうか。

恐竜博物館のシンボル的なもの。これも動く。結構よく動く。

メインの展示スペースを上から。展示を真面目に全部見ていたら1日中いれると思う。

行ったのが3月5日で桃の節句直後だったのでこんな展示も残っていた。「恐竜雛」
何事かと思った。

勝山市まで移動したのはえちぜん鉄道。ワンマンだったのだけど、料金の精算などをするアテンダントが同乗していた。全部の編成に
乗っているのかは分からないが、私の乗った往復の列車にはどちらにも乗っていた。なんとなく「鉄道むすめ」にちょうどいいのでは?
と思って探してみたが採用はされていなかった。熊本のトラムガイドみたいな感じであってもいいのに・・・。

ちなみに、恐竜博物館は予約制。行く途中でその事実に気付いたので、鉄道の車内で予約した。意外と枠は空いているようだった。

この勝山市、驚くほどに歩いている人がいなかった。駅から博物館まで5 kmくらいということだったので歩いてみたのだけど、途中で雨が降るし
雪で歩道が塞がっているところはあるし・・・。仕方ないので博物館からの帰りは直通バスに乗った。


帰り道で乗り継ぎに時間があったので米原駅を。


東口。

西口。のぞみの停まらない新幹線駅にありがちな新幹線が停まるとは思えない外観。

コインロッカーも少ない。というか、見た瞬間に「細っ!」と声が出た。

行く前からちょっと心配していたのだけど、「福井市」は観光が苦しい。ちょっと足を伸ばさないと何もない。
それは確かなのだけど、えちぜん鉄道や福井鉄道のような公共交通機関がそれなりにある。あるのだけど・・・
頻度が20分に1本とか30分に1本とかなので、それなりに時間を合わせて動かないといけない。そこが大変だった。


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