Top雑感2012年1月(1日〜10日)

<<Prev. | Next>>

1月1日 年賀メール
 毎年、年越しの晩にはメールの発信規制がかかる。今回も人が集まる所では日付が変わった時から1時間ほど、3割程度の通信規制を
敷いたようだ。何とも恥ずかしい限りだなぁと思ってしまう。私の所にも年賀メールが今日だけで2通届いたが、午前2時51分と
8時51分と、通信規制が終わった後に届いている。どうして日付が変わった瞬間にメールを送る事にそんなにもこだわるのだろうか。
元々の年賀状の事を考えると、そんな時間には届かないわけだし、必ずしも受信者が起きているという保証もない。通信が混雑した場合、
想定される最悪の事態は緊急通報すらできなくなるというもの。実際、かつてポケベルが大流行した時に、注意を促すCMが流れた程だ。
同じ事が10年以上経った今も起こっているというのは情けない話だ。これだけ毎年言われるのだから、ちょっと全員が意識すれば
いいと思うのだが。そんなに送信日時が大事なのだろうか。一体何故そんな風になってしまったのか、不思議だ。

▲Page Top

1月2日 駅伝、面白い
 1月2日と3日に行われる箱根駅伝。見ていて面白いという事は前々から認識している。なので、年末年始の献血がその期間に入ると
献血しながらずっと見ているし、家でも見ている。だが、今年は見方が違った。何しろ、途中までではあるが、復路を実際に歩いている
からだ。実際に自分で歩いたところ、自分で見た景色の場所を選手が走っているのだ。テレビの画面だけでは分かりにくい、傾斜や
カーブの厳しさなんかも分かっている。「あぁ、あの交差点ね」なんて事を思いながら見ていたりもする。そうなると、俄然面白い。
今回、偶然にも私が力尽きた場所も映ったので一層感慨深かった。これはいつかリベンジして完歩しなくては、と思った。なかなか
その暇が無さそうなのだが・・・。

▲Page Top

1月3日 腫れ物
 昨日もネタにした箱根駅伝。実際は昨日から気付いていたし、ネタにしてもよかったのだが、今日の復路のスタートでキッチリと確認
してからでも遅くはないという事で今日に延期した。今年の箱根駅伝、選手のショーツに「がんばろう日本」のステッカーが
貼られていたのだ。まぁそれだけであれば悪い事ではないと思う。震災の復興はまだまだ終わっていないのだから。ただ、問題は
そのステッカーの貼付を大会主催者が強制しているようだ、という事。スタート地点での各校選手の呼び出し、ゼッケンの確認の際、
一緒にステッカーの確認もしていたのだ。「がんばろう、ついてる?」みたいな係員の声もマイクが拾っている。なんだそれ?と
正直言って思った。勿論、被災地を元気づけるとか、そういった意味を持たせたいのは分かるが、主催者が強制する事ではないだろう。
だからと言って、主催者がステッカーを用意して「良かったら貼って下さい」と呼びかけたとすると、貼らなかった人や学校が非国民の
ような扱いを受けるのは想像に難くない。どっちにしろ全員が付けるのだろうが、そろそろこの風潮を変える時期なのではないだろうか。
福島の悪口を言ってはいけないとか、「がんばろう日本」をしつこく続けるとか。否定するわけではないが、いつまでも腫れ物を触るように
していても可哀想だ、という事だ。震災直後、献血者が一気に増えたが、今はすっかり元通りだ。これが何を意味しているのかは
明らかだろう。その割には「がんばろう」とか「福島は・・・」とか。偽善という言葉が相応しいかどうかは分からないが、見ていて
滑稽ですらある。いつまで続けるんだろう。阪神大震災の時はどれくらい続いたか、イマイチ記憶に無いのだが・・・。

▲Page Top

1月4日 大盛況
 今の季節は、年末年始の成分献血の予約を行っていた期間。私は今日が当たっていたので、その時間に行った。予約扱いなので
優先的に問診や検査をさせてもらえたので、比較的早く全てが終わったのだが、妙に人が多かった。帰り頃に受付の人が
対応していたのを聞いていたところ、どうやら検査採血まででさえ1時間以上待つ状態だったようだ。つまり、予約以外の人が
結構な人数来ていたようなのだ。決して大きな献血ルームではないが、いくつかは予約客以外の予備のベッドを用意している
ようだったが、それが全部埋まったようなのだ。分からないのが、何故こんなにも献血者が多いのか、という事。確かに正月休みも
一段落して、でも意外と休みだったりして、やる事がないから献血にでも行こうか、というところだろうか。そんな事に使われる
献血というシステムもどうかと思うが、年末年始の状況を知らない献血者もどうかと思う。それなりの回数の献血をしていれば
年末年始は予約で必要数量を確保しているのは分かっている事だろう。震災直後に起こった「献血者を断る」という事態さえ
起こりかねない状況だった。この献血人数の波、どうにかならないものだろうか・・・。

▲Page Top

1月5日 もうじき松が取れるわけだが・・・
 何となく年末年始を通じて、「年末っぽくなかったな」「年始っぽくないな」という思いがしている。どうやら他にも同じような
人はいるようで、時々そういう文章を見かける。確かに年末年始恒例の番組は、例年のように放送されているし、休みもあったし
帰省ラッシュ、Uターンラッシュもあった。でも年末年始という気になれなかった。その理由を色々と考えていたのだが、世間的にも
盛り上がりに欠けていたからではないか、という気がする。年始となると、TVで各企業がこぞって年始の挨拶を述べるだけの
CMを流していたものだが、それを全くと言っていいほどに見かけなかった。年末も、ほとんどずっとMacに向かって作業していた
せいもあるだろうが、あまりそれっぽい物を見かけなかった。その上、年末年始っぽい事をほとんどしなかったというのも
あるかもしれない。とにかく、気付いたら年が明けていて、気付いたら松が取れそうという状態。本当にこれでいいのだろうか?

▲Page Top

1月6日 怒濤の季節感
 12月の半ば頃には世間はクリスマスムード一色になる。そしてクリスマスが終わると、一気に年末商戦を見込んで和風に染まる。
そして年を越えた今、コンビニでは恵方巻の予約が始まっていた。より詳しくは3が日中には既に始まっていた。この一気に季節が
移り変わる感覚は何度経験しても慣れないし、滑稽にさえ思える。まぁ商売である以上、世間の流れに乗って売り上げを伸ばす事を
考えるのは当然だろうから当然の動きなのかもしれないが、あまりにも節操が無いのではないだろうか。余韻を楽しむとまでは
言わないが、忙しいもんだな、と。これで節分が終わるとバレンタインデーがある。その後は、ひな祭り、入学、大型連休と
季節感のあるものは続くが、特別商売とは結びつかないものが続くので、2月半ばで一段落という感じだ。この怒濤の季節の移り変わり、
どこかの業界の差し金に違いないと訝しむのは私だけではないだろう。

▲Page Top

1月7日 力士の出身地
 新聞に初場所の番付表が載っていた。大学生の頃はよく相撲のダイジェスト番組を見ていたのだが、あまり面白くなくなり見なくなった。
それだけに最近の事は分からなくなっていたのだが、久しぶりに番付表を見て、幕内力士の出身地の多様さに驚いた。昔から多くいる
モンゴルは勿論、エストニア、ブルガリア、ロシアくらいまでは知っていた。だが、その他にグルジア、チェコ、ブラジル
なんてのもいる。バラエティに富む土俵になったもんだなぁと思ってしまう。国技館に掲げられている優勝力士の額から、日本人力士が
消えたなんていうニュースも流れているが、これだけ増えてくると力で劣るであろう日本人では厳しいという事を如実に物語っている。
よく分からないのが、何故こんなにも外国人力士が増えたのか、という事。確かに一般サラリーマンに比べたら収入はいいだろうし、
実力勝負なので力があればそれなりの所まで上がれるだろうけれども、力士という職業がそんなにも魅力的に映るのだろうか?
そのあたりの感覚がよく分からない。

▲Page Top

1月8日 車は車
 低燃費が売りのハイブリッド車。中でもその草分け的存在のあの車。今まで見た事がなかったのだが、あの車がガソリンスタンドで
給油していた。所有者からしてみれば至極当然の事であり、ハイブリッドである以上は当然ガソリンも入れるので当たり前。
むしろ今まで見なかった事の方が偶然とも言えるのだが、給油している姿を始めて見た。そしてその時に、ハイブリッド車も所詮は
車であり、ガソリンを入れないといけないんだ、という事実を再認識した。ガソリンを入れている様は、言うまでもなく普通の車と
何ら変わりはなく、ごく普通の給油風景なのだが、その新鮮さはかなりのものだった。原子力発電がボロボロになってしまった今は、
ハイブリッド車に追い風のような気がする。電気自動車のCMを見ると、かつては「ゼロ・エミッション」を謳っていたが、
「走行中の二酸化炭素排出量ゼロ」とやや控えめになっているのも、電気自動車の失速を示しているような気がする。さてさて、
自動車業界はこれから何処に向かうのやら・・・。

▲Page Top

1月9日 医療事務
 今朝の新聞には資格の通信教育の折り込み広告が入っていた。「今朝の折り込み広告で」というCMがテレビで流れていたので
全国的に入っていたのだろう。数ある資格の中でも人気資格と聞いていたし、実際に上位にランクインしていた資格が「医療事務」。
恥ずかしながら、私はつい最近までこの資格は国家資格であり、病院等で事務仕事をするには必要なものだと思っていた。ところが、
医療事務というのは民間資格であり、病院で事務仕事をするのには全く必要ないのだそうだ。小さな病院では受付をする人が
事務仕事をしたりするので、むしろそのような事や、複雑で度々変更される医療制度をアップデートしていく勉強熱心さの方が
就職するには重要なのだそうだ。医療事務の資格だけ取って満足している人の方がかえって危ないとさえ言われているようだ。
実際、他にも民間資格は多くある。そして、そのいくつかはよく分からないまま「人気資格」になっているのだろうと思うと
恐ろしい。民間資格だけに比較的取得し易いために、より一層人気になっているのではないだろうか。考えれば考える程恐ろしい。

▲Page Top

1月10日 おやすみ日本
 NHKの朝のニュース番組「おはよう日本」を臆面もなく真似したようなタイトルの番組。本家のNHKが実際にやったのだから
全く問題は無い。昨日の深夜に生放送され、終了時刻を決めずに眠くなるトーク番組を目指したこの番組。データ放送やWebでの
「眠いいね!」ボタンが押された回数が規定に達するまで放送を続けるというものだった。私も見ていたのだが、番組スタートから
何もしていないのにかなりの数が押されていた。結果、目標値は25万回に決定。それでも放送開始から2時間15分くらいで
到達してしまうという恐ろしい実績をあげてしまった。企画としてはなかなか斬新なものがあった。中身を見ていて眠くなるかどうかは
別問題だが、確かに見ていて特にためになるわけでもなかった。出演者が比較的自由にのびのびと話をしているというのは、
深夜に見る物が無いけど、眠れないという時には丁度いい感じの番組だった。次回の放送予定が決まっていないようなのだが、
是非ともまたやって欲しい。民放でスポンサーを募っては絶対にできない番組作りだった。さすがNHK。

▲Page Top

<<Prev. | Next>>