コンサート

久々にコンサートに行ってきました。
武道館でのスティングのライブです。

最近のコンサートの傾向として、大掛かりなステージセットが当たり前の時代になっているようです。
ステージには大きなスクリーンがあり、遠くの人も、よくアーティストの表情が見えるようなシステムが組まれています。
また、照明も動くライトなどが主流で、全体的に派手な演出が施されています。

ところが、スティングのステージセットは非常にシンプルなものでした。
派手な演出もなく、淡々と進んでいったのです。
と、書いてしまうと地味なショーだったかと思われるかもしれませんが、優秀なミュージシャンと、よく考えられたライブアレンジ、優れた歌唱力、これらが一体となったステージは改めてコンサートの本質が見えたような、いや、聞こえたような気がします。
確かに、派手な演出も来た人達を楽しませるために必要なのかもしれません。
しかし、逆にシンプルであるが故に一曲一曲の歌に入り込めることができるのだとも感じました。
そういった意味で、今回のコンサートは私にとってとても良い体験になったと思います。

ところで、ポリス時代から活躍しているスティングは、ソロになっても多くのファンを持ち、常に自分らしい音楽を作り続けていることに感動しました。
すごく良い年のとりかたをしていると思います。
1つのことを続けることの難しさと、それを続けている人の素晴らしさを痛感する思いです。
私もずっと自分の音楽をしっかり確立した上で続けていければいいな、と思います。

でも、男の人は渋くなっていくけれど、女の人は渋くなれないのかしら。
渋いって、男の人だけの特権なの?