安全と一口に言っても、何をどうすれば本当に安全なのかを考えたことはあるでしょうか。
色々な方面から安全を見ることができると思いますが、今回のコラムでは健康面から攻めてみたいと思います。
例えば、子供が石につまづく。怪我をする。
母親は思う。 傷からばい菌が入ったら大変だわ。 早く消毒しないと。消毒液はどこかしら? それから、これだけいろんな菌があるから何かあったら大変。 家の中のものは抗菌加工のものにしないと。 家族をばい菌から守るのよ。 ・・・ちょっと待った! 人間には免疫力があります。 幼い頃にばい菌から身を守る抵抗力をつけなければなりません。 自然治癒力があるのです。 そんなに躍起になる必要があるのでしょうか。
必要以上に神経を尖らせることは、かえって抵抗力をつける妨げになるのだと思います。
神経を尖らせるべきところは、どこかの乳製品会社のようなずさんな管理体制をなくす為や、
有害物質を垂れ流しにしないことなのではないでしょうか。 また、個人レベルで出来ることも沢山あるでしょう。
バリアフリーならともかく、それ以外のことは実は設備ではなく一人一人の心がけだったりするように思います。
安全に生きていける世の中。 それは意識の問題なのかもしれません。
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