150cmの闘い

家を出る。
駅へ向かう。
電車を待つ。
ホームの列に並ぶ。
電車が来る。
ドアが開く。
電車に乗り込むべく前へ進む。
私の前に横入りしようとする人がいる。
私はそれを阻止しようとする。
しかし割り込みパワーに負け、渋々後から乗り込む。
やっと乗り込むと中は満員。
運悪く周囲を背の高い男性に囲まれてしまう。
私の頭は周りの男性の肩にも及ばない。
目の前が真っ暗だ。
私の頭の上で新聞や雑誌を読んでいる人がいる。
誰だ!頭の上に新聞を置いているのは。
雑誌の角が当たる。
頭にエルボー。
ひょっとしたら私の存在に気付いていないのかもしれない。
もう頭にきた。
自己主張してやる。
私は対抗してエルボーをくらわせようと試みる。
しかし満員で身動きがとれないため反撃できず。
無念。

これはほんの一部ですが、私はラッシュ時にいつもこんな思いをしています。
私は今回のコラムで身長の低い人の人権を訴えたかったのです。
これは立派な人権問題です。
こういう小さなことから解決していくことが大切なんです!