大国

最近のニュースを見ていると、ゴジラ情報かイラク情勢の話題が目に付く。
どうしても戦争をしたいアメリカが徐々に”大国のおごり”との批難を浴び、孤立化をしてきているようである。
詳しい事は専門家にお任せするとして、私から見ると、アメリカがジャイアンで、さしずめ日本はスネオかな、と思えたりしているのだが。
しかし、ドラえもんのスネオには経済的バックボーンがついており、「ママ〜!」と泣きつくことができるのだが、今のスネオ日本は、ママのいないスネオ状態ではなかろうか。
なんと頼りないのだろう。
これじゃあ、ひたすらパシリではないか。
そんな国に住んでいる私としては先行きが不安で、子供を作ることもはばかられてならないのである。
おっと、その前にいつもの文句、相手が・・・以下省略。

関係ない話だが、事務所の某バイト君が古道具屋さんからレーザーディスクプレーヤーを500円で仕入れてきた。
まともに動くのかと思い、レーザーディスクを買いに行ってみると、それもなんと500円で色々なソフトが売っていた。
そんなわけで、低価格で楽しめる娯楽として、事務所内ではレーザーディスクが大ブームになっているのだ。
そして、見つけてきたレアなソフトの中の「ギアナ高地」と「大モンゴル」は、事務所内で密かに大ヒットとなっている。

「ギアナ高地」については、また今度の話題にするとして、「大モンゴル」はレーザーディスク3枚の大作である。
内容は、チンギス・ハーンが小さい部族から世界最大の国、モンゴル帝国をユーラシア大陸に作り上げるまでのドキュメントである。
私はそれを見て、改めて過去にはアメリカよりも大きい国が存在していたんだなぁ、と感動してしまった。
モンゴル帝国では、宗教も商業も自由に行われていたらしい。
なかなかの国だったようなのだ。
ソビエト連邦が崩壊してから、モンゴル時代の国に戻りたい、と多くの人が言っているらしい、というのも頷ける。
はたして現代の大国アメリカと、ハーンの作ったモンゴル帝国と、一体どちらが暮らしやすかったのだろう。
もちろん、時代背景や状況も違うので、比べようがないことは分かっているが、「大モンゴル」を見ている限り、モンゴル帝国の方が楽しそうに私は思えてしまう。
朝青龍もモンゴル人だし、それ以前に私もモンゴロイドなわけで、なんだかモンゴル帝国の方が親しみを持てたりするのだ。

フビライが日本に攻めて来たことは許し難いが、アジアを見直してみるのも良いのかもしれない。
日本や北朝鮮、韓国、中国などの国々が、力を合わせて豊かな国作りをして栄えたら、アメリカと対等に話ができるのではないか、と思ったりするのだ。
今こそ第2のチンギス・ハーンに出てきてもらうと良いかも。
・・・などと書くと、ヒトラーのような独裁者が出てくるのを連想して、批難を受けたり誤解されたりしそうなので念のため、アジアの国を越えた素晴らしきリーダーの出現、と補足しておこう。

戦争、はんた〜い!