“渡来品の間”

手さぐりでこのWebページを立ち上げ、ぼちぼち拡張しているうちに、インターネットで知り合った画像作者の方から作品を頂戴するような幸運にも恵まれました。しまい込んでおいてももったいないので、「渡来品の間」を設置し、贈っていただいた画像を公開することにしました。

※イメージかタイトルをクリックすると、全体が表示されます。


2000年の渡来品
1999年の渡来品
1997年の渡来品
HORAIKEN原産イラスト

↓1998年の渡来品

縮小画像 ■三剣遊把さんからの記念画像

三剣遊把さんから、相互リンク記念ということでいただいた画像です。すごく想像力をかき立てられる絵です。なかなかこのように描けるものではないでしょう。
古い遺跡に描いてある絵を見たときのように、何か大事なことを問いかけられているような気がして、それが何なのかと考えれば考えるほど、なつかしい色彩と素朴なタッチがかもしだすまったり感にはまって答えを見失っていくという感じでしょうか。
1998年12月18日収録。

縮小画像 ■粟岳高弘さんからのお祝い画像

僕は妖しい動物とかわりと好きなんです。辺境のスイカ頭の人々が交通手段として使っているという不思議な二足歩行獣なんかいつか見てみたいものだと思っていました。そうしたら異世界に詳しい親切な人が画像をプレゼントしてくれました。しかもそいつの背中には何だかとっても素敵な荷物が載っていたりして。何故かスイカ頭よりも動物さんよりも、その荷物のほうにばかり気をとられてどきどきしている僕って・・・。
ということで粟岳高弘さんより、ここの22222記念として、このような素晴らしい贈り物をいただいてしまいました。粟岳さんの〈たばなくる〉はこちらです。
1998年9月29日収録。

縮小画像 ■藪さかなさんからのお祝い画像

藪さかなさんから、22000アクセス突破記念及びいろいろな意味を込めてということでお祝い画像をいただきました。女の子のまなざしの描き方では定評のある藪さんの絵ですが、今回も心を奪われます。そしてそこに色鉛筆のやさしい色づかいが加わり、暖かいような、せつないような気持ちを誘われます。
藪さんも私と同じでそうお若くない方ですし、HPにおじゃますると、いろいろなしがらみを背負ってやるせなく生きておられる様子がうかがえますが、そういう苦渋を知った男性の心の奥で生き続ける清らかなイメージって何かいいですよね。もうけたな、淘汰。
小説とか雑記もとても味のある藪さかなさんの〈かわたれ通信〉をのぞいてみましょう。
1998年9月22日収録。

縮小画像 ■篠原流一さんからのお祝い画像

私のところの20000アクセス突破のときに贈ってくださった記念画像です。創作のスタイルにおいて、常に激しく脱皮・新生を繰り返している篠原さんですが、当時は、この作品のようにシンプルで優美な裸婦イラストを描いておられる時期でした。何だかちょっとなつかしいです。でも過去のことにばかりにとらわれていてはいけないですね。篠原さんの今後にも大いに期待したいと思います。
1998年8月15日収録。

縮小画像 ■まこぷさんからの暑中見舞い画像

まこぷさんから98年の暑中見舞いとして頂いた絵です。
まこぷさんの世界の表層は、多種多様な表象が漂っていて混沌として見えますが、深い深い部分には、よりまこぷさんの理想に近い、純度の高いイメージがマリンスノーのように静かに降り積もっているみたいです。そしてこの、美しい異形のお魚さんは、そんな深海底のような場所に、まこぷさんの願望の結晶としてあらわれた生き物らしいです。
まこぷさんとエロティックな生き物たちの物語りをもっと知りたい人は、〈海底家屋〉へと潜航してみましょう。
1998年7月29日収録。

縮小画像 ■ありさわさんからのお祝い&暑中見舞い画像

ありさわさんとよみつさんから、ここの18,000記念と暑中見舞いを兼ねた絵をいただきました。
この「水着の女の子にアンモナイト」という取り合わせは、「梅にウグイス」、「月に雁」なんかと同様、季節の風物詩として昔からおなじみの画題ですが、しかしそんな日本人にとっての原点ともいうべきモチーフも、ありさわさん流に表現されると、はじめて見るような新鮮な雰囲気を漂わせます。
怪談の季節である夏は、ありさわさんの季節でもあります。この作品で涼しい気分を味わい、もっと涼しくなりたいと思った方は、生首とかの見られるありさわさんの 〈閃骸境〉に逝きましょう。
1998年7月22日収録。

縮小画像 ■まこぷさんからの記念画像

まこぷさんから、相互リンクの記念にいただいた3DCGです。
これは〈にえ〉、つまり何らかの神秘的な存在への供物となった肉体ですね。しかしモズのはやにえみたいに食べられてしまうのではなく、この胴体の妖しく美しい形や量感そのものを捧げているようです。そしてその代償として、この〈にえ〉自体もある種の神聖さを帯びているらしい。見ているとそんな風にどんどん妄想が広がっていく不思議な絵です。まこぷさんの作品としては新しい境地に位置づけられるものと思いますが、ここに至るまでのまこぷさんの歩みがまた非常に興味深く刺激的なので、ぜひ〈海底家屋〉に見に行ってみましょう。
1998年6月15日収録。

縮小画像 ■黄鼠さんからのお祝い画像

黄鼠さんから、11000アクセスの記念にいただいた画像です。
私が描いているような目つきの悪いキャラクターと比べると、まぶしく思えるほど愛くるしい美少女(なけもの)であり、背景のテクスチャーとか全体の色調もそれに似つかわしい詩情あふれるものになっています。が、しかし、そういうファンタジックな基調の中に、背徳というか退廃の香りが幽かに漂っているところが、黄鼠さんの真骨頂ですね。
そんな微妙な隠し味が魅力の黄鼠さんのイラストがもっと見たい人は、〈黄丸〉に行ってみましょう。
1998年4月9日収録。

縮小画像 ■銀茄子さんからのお祝い画像

銀茄子さんからいただいた5000アクセス記念画像です。 春の雨に打たれながら、謎めいた表情で女の子が何かを語りかけてきます。このぬかるみに入ってこない?と誘っているようでもあります。そう思って見ると、この泥は温かく、きっと気持ちいいのかも。でもこの中に溶け込んだら、きっと私たち自身もみな、生命のある泥にもどってしまうに違いない・・・。
そんなちょっと恐いような想像をかき立てるこの絵が気に入ったなら、銀茄子さんの〈銀茄子園〉に行ってみましょう。
1998年2月6日収録。

縮小画像 ■ム〜いぬさんからのお祝い画像

ム〜いぬ475さんから、5000アクセス記念画像をいただきました。
いつもながら女の子がキュートですけど、それにもましてHな衣装とかまとわりついているクリーチャーの質感とかが素晴らしく、まるで自分がいつか描きたかったイメージと遭遇したかのようです。思わずもえるですね(いや創作意欲が(^^;)。
このCGのタッチにほれた人は、ム〜いぬさんの 〈砂器〉に飛んでみよう。
1998年2月4日収録。

縮小画像 ■ありさわとよみつさんからの「はさ美ちゃん」

ありさわとよみつさんから、5000アクセス記念にいただいた画像です。
日本の伝統的な妖怪の系譜である「付喪神(つくもがみ)」が、ありさわさん独特のタッチでよみがえった感があり、楽しい絵です。あと、ありさわさんのこういう系統のイラストを見ていると、「フェティシズム」という言葉の本来の意味について考えさせられる気がします。こんな可愛くて不気味なイメージに満ちあふれているありさわさんのページ・ 〈閃骸境〉にぜひ一度行ってみましょう。
1998年1月30日収録。